がん保険のまとめ(2019年1月現在) | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

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アメリカセカンドオピニオンサポートのメディエゾン日本窓口から困りごとの解決方法や日々感じたことをお伝えするブログです

□がん保険のまとめ(2019年1月現在)




年末のブログで、
を書いたところ、重点的な比較ポイント以外にポイントはありますか?という質問がきましたので、書いておきます。




まず、がんの保障のそもそもの考え方ですが、年間101万人(国立がん研究センターがん情報センター推計2018)が罹患し、5年生存率も65.8%(2008-09年がん診療連携拠点病院等院内がん登録5年生存率集計)となり、多くの方が一年間でがんに罹患し、自分らしくがんと共に生きていくことが大切になってきた今、生命保険の役割は、経済的リスクを対策することで、ご自身やご家族の負担の解決や緩和ができます。




また、医療保険やがん保険は必要ないという保険営業マンやFPもいますが、意見が偏っているケースが多いです。例えば、がんの平均入院日数は19.9日(平成26年患者調査平均在院日数等)とデータがありますが、あくまで平均値であり、血液系のがんであれば、入院日数も長くなりますし、退院後、薬を飲み続けるがん種もあります。またほとんどが、再発を考えないで意見をしているのがほとんどです。実際、がん患者さんと話をして困りごとや支援をしていない人が保険商品やデータを元に話をしています。私も医療従事者ではないので忙しい医師みたいに毎日50人を見るとかはありませんが、セカンドオピニオンの相談を平均して週3件、アメリカセカンドオピニオンの窓口をはじめてここ4年だけでも合わせて600件ほど相談は受けてきています。まだまだ少ないですが、周りの相談を受けたことのない人達より、ほんのちょっとだけ経験があります。





今回は5つのポイントにまとめてみました。




【ポイント】

①社会保障やお勤めの会社の制度をチェック

②時間軸で考える

③一時金の複数回支払と2回目までの期間をチェック

④がん診断保険料免除特約と保険料支払期間の関係

⑤必要な特約を選択し、特約の多さに惑わされない




①社会保障をチェック
まずは、生命保険に加入をする前に日本の健康保険の制度により受けることのできる国民健康保険や社会保険などご自身の保障をチェックしましょう。収入により保障が変わります。

この項目は健康保険が適用される治療を受けた場合の治療費が高額になった時の上限がいくらか?
治療のため休業をした場合の保障があるかどうか?会社が所属している健康保険の組合によりもらえるお金が上乗せされる制度があるかなどをチェックします。



②時間軸で考える
がんは治療から寛解、終末期になり旅立たれるケースなど段階的に困りごとが変わります。各段階ごとに必要な保障が変わります。
例えば、診断時から治療にかけては、活動的なお金も多少必要になります。セカンドオピニオンの費用(自由診療)、抗がん剤の種類によっては一時的なウィッグ(週でのサイクル分も含めて)など、また、休業することにより、収入源への補填など。治療を継続しながらの就労の問題も社会的に認知はされつつ、また、企業によってはフレックスタイムなど導入していたり、部署移動や勤務時間の個人対応などをしていますが、まだまだ一部であり、業務ができなくなることで退職、転職による収入源などもあるケースもあります。また、終末期には、病院か在宅か、病院からの一時帰宅は通常で移動ができるか、ストレッチャーでの移動のため介護タクシーなどを使用するのか、在宅の場合の往診の医療費を保障として準備が必要かなど。



③一時金の複数回支払と2回目までの期間をチェック
保険会社の診断一時金や治療一時金、入院一時金など呼び名がそれぞれ違いますが、まとまったお金を受けとることができます。それぞれ保険会社の基準をチェックしましょう。

一回限りしかもらえないのか?

2回目以降に受けとる基準は入院をした時か所定の治療をした時か?

2回目以降に受けとれる初回から2回目までの期間は1年か2年経過をしないともらえないのか?


初回から2回目以降の診断金が2年経過しないと受けとれないということは、
もし初回の診断から再発や継続的な治療が1年以降にされた場合は保険会社によって支払われる支払われない保険があるということです。

これは保険会社により異なり、また、継続的に月々支払う保険料も変わりますので、単純に1回だけしか受け取れないからダメ、2年より1年のが優れているではなく、よく比較されて検討することをお勧めします。



④がん診断保険料免除特約と保険料支払期間の関係
毎月支払う保険料が、がん診断をされた場合や保険会社の所定の状態になった場合に免除になるか
どうかの保障があるかどうかをチェック。
考えられるリスクとして、収入源のリスクと将来の保険料支払いリスクが考えられます。せっかくがんに罹患した場合の保障のために加入したのに、収入源のために支払いができず保障を失うリスク。高齢者になり収入が少なくなり、保障が継続できなくなるリスクなどがあります。
この為に、がんと診断された場合などの保険料免除、保険料支払い期間を仮に65歳で支払い終え、一生涯の保障を手に入れる。または、保険料免除の特約はついていないが、収入源に備えた保障の保険に加入しているか、老後の資金のための年金の保険などに加入しているか、その他の貯蓄、投資などをしているかなどを考えます。



⑤必要な特約を選択し、特約の多さに惑わされない
よくなんでも特約がついていて、いろいろな場面で役に立ちそうだから、とりあえず安心だから付けておこう。、なんとなく内容がわからないから付けてしまう特約。数百円から数千円まで月々の特約保険料があります。こちらもお金がかかることですので、積み上げると支払う金額も増えてしまいます。もちろん安心のためにあるに越したことはないかもしれませんが、特約に対しても、優先順位を持ち、もし、その特約を利用する場合の使用頻度、やリスクに対する効果を考えましょう。





今回は5つのポイントを書いてみました。
ご参考まで^^