カナダの元カフェオーナー -5ページ目

本物の小麦、古代小麦の魅力

こんばんは、カナダに住む元カフェオーナーで今は学生の城光寺です。

すっかり、小麦研究家?!になっている今日このごろです。笑

私達が「これがパンだ!」と思っていた真っ白でフワフワなパンは、実は現代化され、すっかり構造も味も見た目も栄養も変えられてしまいました。

その結果、本来は生きて行くために必要な食べ物で、健康を保つ為に必要な食べ物であったのに、小麦アレルギー、セリアック病、成人病などを引き起こす原因になってしまいました。涙

今年から、古代小麦と現代小麦を交互に食べてみて、私が体感したこと。人体実験みたいです。笑

たとえ遺伝子組み換え無し、無農薬の現代小麦のパンであっても、食後のお腹の膨張感があり、すぐにお腹が減ってきました。

古代小麦のパンは、ハードなパンです。よ~く噛まないと飲み込めませんが、噛めば噛むほど味わいが増してきます。小麦の香ばしさ、甘み、風味が口の中いっぱいに広がります。

少量で、お腹がいっぱいになり、お米と同様な腹持ち感です。

古代小麦のそれぞれに味と粉自体の特徴があり、食べていても作っていても、それぞれに個性があり、新たな楽しさを発見することができました。♪


↑最古の小麦で野生種のEinkorn


↑2番めに古いEmmer

↓3番めに古いKamut



↓カナダで品種改良されたRed Fite



4種の古代小麦、同じレシピで作ってみました。古い小麦は発酵気泡が無く、品種改良されるに従って発酵気泡がはっきり残っています。グルテンの質と量の違いがわかります。

日本に帰国した時には、ぜひ古代小麦を使ったパン作りワークショップをしてみたいなあ~と思います。もちろん、完全遺伝子組み換え無し、無農薬、カナダ産を持参したいと思います。

いつになるのかまったく、未定ですが。苦笑

城光寺でした。