五十路は人生半ばなり -18ページ目

五十路は人生半ばなり

2014年7月に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(アレルギー性肉芽腫性血管炎、チャーグ・ストラウス症候群)という難病を発症。
退院後4カ月でプレドニンの処方も0mgになり、現在はほぼ健康人と同じ生活。あたふたと再起のための仕事の準備を進めている。

パソコン関係の記事を調べていて、ふと思い出した。地元の総合病院から隣町の国立病院への転院を申し出たときのこと、消化器内科のやぶ医者ではなく一般内科の割と優秀な先生曰く「転院ということになれば今までの記録も全部焼いてお渡しします」なにしろ全く治療されずに一週間も検査だけで放置されていて、病状が進んでいて頭がもうろうとしていたせいもあるだろう、この病院に対して疑心暗鬼になっていたことも影響しているだろう。「そうか記録は焼き捨てちゃうのか」と常識的には考えられないようなことを当たり前のように平然と考えていた。

その後、話が進んでいく内に矛盾を感じて「あれ?」ああ・・焼き捨てるって意味じゃなくて・・と口にすると医師も慌てたように「違う違う」と・・。まあ笑い話です。しかし今どき記録を焼くって・・業界によっては言うのだろうか。とにかくこの医師のお陰でスムーズに転院できたわけだし、それは感謝しなければいけない。最初からこの医師だったら転院しなかったかも知れないなと思う反面、そうなっていたらまた違う経緯をたどっていたかも知れないなとも思う。運命って解らないものだ。

ある意味、私が一般内科の受診を希望したのに強引に消化器内科に回した受付の横柄な女性にしても、無能な消化器内科の主任医師にしても、私が国立病院に転院する切っ掛けを作ってくれたことには間違いない。運命は流れるべくして流れているのかなと・・なるようになる、成るようにしかならないというのを痛切に感じる。かと言って、ただ流されていて良いとは思わないが。

本日は妻が出勤で、息子は休み。息子の散髪をする以外はこれといった予定もないから、のんびり過ごすことになりそうだ。息子共々ようやくクリアしたモンスターハンター3G・・ついに4G突入で協力プレイが実現できそうなのだけれど、今作は地形が非常にでこぼこしているのでガンナー主体の私としては中々に難易度が高い。またしばらくは楽しめそうだ。
覚書きとして記録を残しておきたいと思う。

好酸球性多発血管炎性肉芽腫は原因不明の難病ということになっている。好酸球の顕著な増多を伴う白血球の増殖によって全身の血管が損傷され、臓器や末梢神経細胞が破壊されることで臓器不全や手足の麻痺症状が表れるということは解っているが、前区的な症状としてのアレルギー性の喘息や鼻炎などとの関連の仕方が解っていない。鼻炎や喘息患者は多いが、どのような場合にそれが好酸球増多へと発展するのかが解らないのだ。

実に瑣末なことではあるのだが、ちょっと気になる情報を見付けた。「典型例または教育的な症例 [アレルギー性肉芽腫性血管炎]」(テキストエンコーディングをShift-JISに指定しなければ読めないかも知れません)と題されたもので、55歳の男性の症例について簡単に記述されている。年齢的にも私に近いことで注意を引かれたが、それよりも既往歴として(既往歴ではないと思うが)「10年間塩酸,硫酸を扱う仕事をしていた.」というのが気になった。実は私も20年間以上、硫酸や塩酸を扱う仕事をしていた。単なる偶然であろうとは思うものの、症例の少ない病気であり、かつ硫酸や塩酸を扱う仕事というのも世間に多いわけではない。だからと言ってたった2つの例で病気との関連性を述べようとは思わないが、もし後一人同じように硫酸や塩酸を扱っている人が同じ病気になったら「もしかしたら」という考えも生まれるかも知れないと思ったのだ。たった2人ならそれでも良い。ただの偶然だったのだろう。だが、もう一人、あるいはさらに一人、同じような例が今後出てきたとしたら、この記録が役に立つかも知れない。
本日が好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の発病から約8ヶ月目の外来診察日で、「ひとまずこれで治療は一段落ということで」定期的に通院するのが最後になった。血液検査も生活習慣病の検査を兼ねて、地元にかかりつけの病院を作って受けるようにとのこと。コレステロール値が少し高いのが気になるけれど、薬を処方するほどではないし何より「良くなった人をいつまでも診られない」というのが正直なところらしい。冷たい言葉のようだが国立病院の使命を考えれば当然なことだし、最後にぽろりと笑顔をこぼして「でも良くなって良かったですね」と言われて思わず深々と頭を下げてしまった。本当に良く治してくれました。

本日の血液検査の結果は、好酸球が10%。前回が12%だったから、ほぼ同じ値という感じだ。白血球数が前回7,000だったのが、今回は6,000。好酸球数では前回840に対して、今回600と、これは減ったというより医者の目からすればほぼ同じ値ということになるらしい。普通の人が4%くらいだから、やっぱりアレルギー体質なのだということ。白血球の総数が増えていないから、特に問題はないのだそうだ。

やっと終わったという思いと、なんだか拍子抜けしたような気持ちと、病人でなくなった戸惑いのような焦りのような・・・意外と複雑な気持ちになるものだ。手放しに喜ぶというよりは「頑張らなくちゃ」という気持ちの方が大きい。もちろん緩解であるから再発・再燃の可能性が消えたわけではないのだが、それを恐れても何にもならない。複雑な気持ちに少しずつ整理がついて、「頑張らなくちゃ」が「よし頑張ろう!」という積極的な気持ちへと変化していくことを期待しよう。