美と矯正治療の関わり
矯正治療は美容歯科や審美歯科とは根本的に異なります。矯正治療は自然の素材(歯、歯肉、歯槽骨等)をそのまま動かして本来あるべき安定した場所に並べ替えるものです。逆に美容や審美歯科は天然の素材を削り人工物を被せる治療です。天然か人工物かという根本が異なる治療法と言えます。当然管理や清掃そして口腔内環境にもよりますが、基本的に天然歯の方が人工歯よりも丈夫で長持ちするのは当然のことです。
そして美に関しては、矯正治療では成長期の子供の場合と成長発育が終った成人の場合とでは治療結果が異なることはしばしばです。成長期にはその成長を利用できるケースが多く結果として理想的な咬合は勿論、アゴの美しいラインと横顔を作ることが可能となります。
そして成長を終えた成人は、骨格的な形態はすでに確立されているため、その骨格の形態次第で治療結果を大きく左右します。例えば骨格的な問題がなく、歯並びだけの問題であれば、理想的な治療結果を得る事ができますが、骨格的な問題が大きければ、矯正治療だけでは理想的な結果を得る事は難しく、外科矯正との連携治療が必要になるケースもあります。
いづれにしても適切な矯正治療そして必要があれば外科との連携により治療を行なえば、理想的な噛み合わせによる美しく魅力的な笑顔、綺麗な発音、そして咀嚼という機能の改善により消化器系に優しく健康を維持しその予防にも繋がります。そして美を意識する人にとって、矯正治療は、口元が後退し美しい調和のある横顔になり、その結果小顔になり、表情筋に無用な緊張感が無くなるために、皺になりにくい顔となります。
美しくあるためには、肌の手入れも大切でしょうが、その土台となる、肌(皮膚)の下にある骨格や歯牙などが問題のない土台でなければ美しさを維持することは不可能だと思いますし、折角の肌の手入れも充分な効果が現れないのも当然です。
お肌の手入れやメイクをする前にお顔の土台となる骨格や歯並びを一度見直すことが、健康で美しさ手に入れる早道だと思います。矯正歯科専門医に相談することをお薦めします。
成人の矯正治療について
矯正治療は子供のときにやるものという間違った認識を持った方が沢山いるようです。良く質問されるのが、「私30歳過ぎですが矯正治療って可能ですか?」「矯正治療は年齢には関係ありません。当院では60歳以上の方でも矯正治療をされた方がいますよ」とお答えしています。
確かに矯正治療を行うのに年齢はあまり関係ありませんが、個々においてその症状は千差万別であることは間違いありません。基本的に矯正治療を考慮するということは当然歯並びに問題があるわけですから、その状況が加齢とともに治療の難易度を高めるということは充分に考えられます。
要するに悪い歯並びを長期間放置していればしているほど当然その状態は自然に改善することはあり得ず、悪化しているというのが当たり前のことだと考えます。勿論本人の意識や清掃状態そして個体差もありますが、口元が調和の取れた状態での不正咬合なのか、口元が不調和のある不正咬合なのかで、口腔内の環境が全く異なりますので、その歯周組織(歯、歯肉、歯槽骨など)の状態も相当異なることが予測されます。
かなりの年齢の方でも前者のように口元の調和が取れた不正咬合者であれば、口腔内環境は後者に比べ良好であるため、意外と歯周組織に対しダメージが小さいことも場合も考えられます。逆に年齢は30代と比較的若くても、後者のように口元の調和が取れていない不正咬合者は歯周組織に大きなダメージを与えている場合も考えられます。
ですから一概に若いから年を取っているからといって矯正治療の難易度を判断することは出来ません。若くても難しい場合もあり、年齢が高くても易しいケースも存在するということです。当然その難易度によって治療期間も異なることになります。そして難易度が高ければ矯正治療単独の治療だけでなく、歯周病の専門医や補綴の専門医と連携する治療を考慮することになります。
ちなみに私の矯正歯科医院では、子供よりむしろ成人の矯正患者さんの方が圧倒的に多いというのも現状です。
停電でも構わないけど
計画停電を実施しても勿論構わないのですが、これら停電を含め毎日の仕事が一日も早くパターン化して欲しいと考えます。今迄の計画停電でデータは充分に集まったと考えますので、そのデータを元に消費電力を地区ごとで割り出し、ローテーションをきちんと決めて欲しいものです。
東京23区だけは例外ではなく、特別な地区を除いて全ての地区を組み込めば一日1時間程度の停電にすることも可能だと思いますね。この程度の停電ならどんな仕事にもそれほど大きな影響はないのではと思いますが。その代わり、きちんと停電をすること、本日は見送りなんて2時間前に通知されても仕事が出来る訳でもないので、逆に混乱を招くだけです。
こういったローテーションを一週間単位できちんと組めば、先の予定も立てる事が可能ですので、日常の生活にも不安を感じず毎日仕事にも集中できると思いますね。計画停電を自画自賛している場合ではなく、ここから本当に計画的な停電を実施してほしいものです。正直今迄の停電はある意味無計画停電に等しいと思いますよ。
管総理の選挙区で元秘書も市議をしている地域だけ停電を除外するよ うに東電に指示したりは、全く持って公私混同も甚だしく一国の総理が行なうことでは無いと思いますがね。そんなくだらないことを考える暇があったら、さっさと本当の意味の計画停電をきちんと作って欲しいですね。
とにかく停電を実施しながらで良いので、一日でも早く先の計画や予定が作れる生活を回復して欲しいものです。
JALの客室乗務員と矯正治療
2年ほど前に私の医院に矯正相談相談に来られた患者さんがいます。その方はJALの客室乗務員として就職が内定しているとのことでしたが、歯並びが気になり治したいと思っているとのことでしたが、JALが矯正装置を入れることを認めていないそうなんです。
そう言えば10数年前もそういった患者さんが来院され相談を受けた経験がありました。その時でさえ、まさか今時国際線に乗務するスチワーデスが歯並びを治す装置を付けてはいけないなんていう航空会社があるなんて初めて知りました。
外国の航空会社の客室乗務員は逆に歯並びが悪いと採用されないし、むしろ矯正治療を積極的に薦め矯正装置をつけた客室乗務員はよく見ました。当然国際線ですから、英語の発音に大きく影響を与える歯並びなのに、なぜ綺麗な歯並びにするための装置を禁止したのか?その当時は随分JALって人事課には古いというより現実を知らないかなり年配の人材しかいないのかな?と思っていました。
それから10数年経過した2年ほど前に前述の如く今もJALは同じだと聞き愕然としました。海外へ行くとブランドのバックを持って歯並びが悪いのは日本人だと言われるとおりに、あまりにも歯並びに対し無頓着のような気がします。綺麗な歯並びの笑顔と凸凹の歯並びの笑顔は印象が全く違うと思いますが、如何でしょうかね?
アメリカでは歯並びが綺麗イコール教育を受けているという印象なのですが、日本ではブランド品を沢山身にまとい歯並びの悪い女性をよく見かけますが、その前に歯並びを治せばどれほど上品になるかと思うのは私だけですかね。優先順位や価値観が異なると全く違ったイメージになるものなのですね。
セリーグは巨人のリーグ?
以下の記事がネットで掲載されていました。今本当に東日本大震災で被災された方々、そして家族兄弟を亡くされた方々が巨人戦を楽しみにしているのだろうか?決してそれどころでは無いというのが本音でしょう、この巨人のオーナーも会長もなぜ冷静に物を考えられないのでしょうか?なぜ聞く耳を持たないのでしょうか?益々巨人離れが進むとは考えないのでしょうか?被災者は勿論、計画停電で節電に協力している多くも国民のことも考えていませんよね。本当に身勝手な悲しい発言です。
巨人「日程はおかみが決めることじゃない」
デイリースポーツ 3月23日(水)9時22分配信
巨人・滝鼻卓雄オーナーが22日、ナイター自粛や開幕時期について配慮するよう求めた文科省などに対し、都内で反論した。「日程は我々が決める。おかみ(政府)が決めることじゃない。それはおかしい」と話した。
滝鼻オーナーは節電に対する協力は約束。ただ、東京ドームは使用せず、別の球場での代替開催については「まだ、そこまでやっていません。球場をどうするかというところまで決めていない」と検討していないことを明かした。
開幕日を29日から再延期する可能性についても、首をひねった。「コミッショナーからそんな話はなかった。セ・リーグは開幕するなってわけ?野球やめろってわけ?」と語気を強め、報道陣に問いかけた。
いら立ちを隠せない滝鼻オーナーは、パ・リーグにもチクリ。「パ・リーグが先行して決められているようですけど、そうはいかない。交流戦の日程だってどうなるか分からない。最後は日本シリーズで締めくくりたいよね。交流戦はいらないと、それならそれで考えもあるだろうし」と話した。
停電に執拗なCM
昨日は午前中の計画停電が実地され、午後の予備の計画停電は何とか実地されずに済みましたが、仕事はまず午前に予約した患者さんを午後へ振り分けるという作業から始まりました。午前の停電前に一応この作業を終えましたが、午後の予備の計画停電が実地されればまたもや予約の変更作業となります。その予備の停電が実地されるかどうかは昼迄待たなければ判明しないといった状況の中での待機。正直なところかなりのストレスを感じるというのが感想です。
それでも午後は無事というか停電は回避され、余計な雑用から解放され診療を終えることができました。しかし、一日に1回はまだ我慢出来るのですが、2度は正直勘弁してくださいという心境です。こんな状況が続くと体調迄おかしくなりそうです。
しつこいようですが東京23区内をみると、停電対象の地域は、板橋、練馬、荒川、足立の4区のみですが、これは一体どういう事なんでしょうかね。この4区は都内ではあまり重要な区ではないと言う事なのでしょうか?誰がどういっても不透明感は否めませんね。
それと停電がやっと終わり、ニュースでも見ようとテレビを付けると、またかと思うほどどこの局でもしつこいCMが待ってましたとばかり登場します。内容が悪いとか言う問題以前に何とも病的な執拗さを感じてしまうほど放映されていることに、視聴者を洗脳でもしようという意思でもあるのかと疑ってしまいます。正直薄気味悪さと伴に病的なものを感じてしまいす。最初はむしろ好感すら持ったのですが、ここまで来ると明らかにやり過ぎです。
停電から解放されると、次は執拗なCMに悩まされると言う何とも神経が休まるときがありませんね。こんな大震災が発生し、その後も余震も続き、原発問題、計画停電など、普段ならあまりテレビを見ようとは思いませんが、気がかりなニュース情報を得たいためにテレビを付けるのですが、見たくもないものを無理矢理みせられているような嫌~な気分にさせられます。
せめてもう少し放映時間を少なくして欲しいのと連続で同じパターンの映像を出さないで欲しいです。この頃物忘れのひどい私でも、もうすっかり覚えましたよ。後は忘れさせて下さい。楽になりたいですなんて心境です。
それでも午後は無事というか停電は回避され、余計な雑用から解放され診療を終えることができました。しかし、一日に1回はまだ我慢出来るのですが、2度は正直勘弁してくださいという心境です。こんな状況が続くと体調迄おかしくなりそうです。
しつこいようですが東京23区内をみると、停電対象の地域は、板橋、練馬、荒川、足立の4区のみですが、これは一体どういう事なんでしょうかね。この4区は都内ではあまり重要な区ではないと言う事なのでしょうか?誰がどういっても不透明感は否めませんね。
それと停電がやっと終わり、ニュースでも見ようとテレビを付けると、またかと思うほどどこの局でもしつこいCMが待ってましたとばかり登場します。内容が悪いとか言う問題以前に何とも病的な執拗さを感じてしまうほど放映されていることに、視聴者を洗脳でもしようという意思でもあるのかと疑ってしまいます。正直薄気味悪さと伴に病的なものを感じてしまいす。最初はむしろ好感すら持ったのですが、ここまで来ると明らかにやり過ぎです。
停電から解放されると、次は執拗なCMに悩まされると言う何とも神経が休まるときがありませんね。こんな大震災が発生し、その後も余震も続き、原発問題、計画停電など、普段ならあまりテレビを見ようとは思いませんが、気がかりなニュース情報を得たいためにテレビを付けるのですが、見たくもないものを無理矢理みせられているような嫌~な気分にさせられます。
せめてもう少し放映時間を少なくして欲しいのと連続で同じパターンの映像を出さないで欲しいです。この頃物忘れのひどい私でも、もうすっかり覚えましたよ。後は忘れさせて下さい。楽になりたいですなんて心境です。
親知らずと歯並び
親知らずが出てくると歯並びが悪くなるということは一般的にも知られています。ではなぜ親知らずが出てくると歯並びが悪くなるのか?
親知らずは第三大臼歯のことを指しますが、現代人では必ずこの親知らずが存在するとは限りません。最初から無い人も沢山います。実際に現在の咬合の歯の数には含まれずこの親知らずを除いた第二大臼歯までの総数28本が人類の咬合とされています。
しかし、その28本ですら、現代人はアゴが小さく歯が大きい為に、並びきれずにガタガタの歯並びの人が沢山見られるのが現状です。そんな中で親知らずが奇麗に出てくるだけのアゴの大きさを持っている日本人は、非常に稀といえます。
解剖学的にも日本人の歯の形態は白人種に比べ歯冠は大きく、根が短く、溝が浅く臼状の形態をしているために、アゴの退化により益々並びきれないのです。そんな現状の中で親知らずが出てくるには、前に在る第二大臼歯を前に押し出す力を加えることで、特に下の前歯にその力の応力が集中し凸凹にします。その結果親知らずの出てくる空隙を確保することになります。
日本人で親知らずまで32本の数の揃っている人では、この親知らずが出てくるときには、必ずと言ってよいほど歯並びに悪い影響を与えることになります。ましてや親知らずが出てくる前に凸凹の歯並びの人は、その凸凹は確実により酷くなります。
いずれにしても親知らずは最終的には抜歯するというのが、歯並びをそれ以上酷くしない一つの方法であることには間違いありません。ただケースバイケースですので、掛かり付け歯科医または矯正専門医に相談することをお薦め致します。
最後に矯正治療後の歯並びもこの親知らずは要注意が必要です。特に非抜歯で矯正治療をしたケースは、この親知らずの萌出により後戻りの傾向が強くなります。
計画停電と無断キャンセル
診療も昨日今日と休診で久々の連休といった感じです。当然ながらこの連休も東日本大震災の影響によるところが大きく、地震発生以来、それまでの自分の毎日の日常生活がないというか、出来ない環境にあることが何とも落ち着きを無くしているようです。
案の定、連休で少しはゆっくりとかのんびりといった気持だけはあるのですが、それが出来ないというのが現状です。大震災以来いわゆる診療時間すべてを仕事に没頭できたのは、つい2日前の土曜日だけでした。この日は私のグループでは診療時間外でしたが、例の計画停電も中止となりました。
我々歯科医の仕事は予約制ですので、停電が決まれば患者さんに連絡を入れて、予約の変更等をお願いする事になります。中には連絡が取れない方や携帯電話で電波状況が悪く繋がらないなどのトラブルがどうしても生じます。
つい先日ですが、この計画停電の時間帯が午後2~5迄停電で6時に連絡の取れなかった1名の患者さんのために、病院を閉める事も出来ず、真っ暗な中で待ち続け、やっと停電解除ということで、準備をして待っているのですが、6時を過ぎても来ませんし、連絡もありません。結局6時30分まで待ちましたが、無断キャンセルでした。跡片付けをして午後7時に病院を閉めて帰宅へ。
状況が状況なだけにこういった無断キャンセルは本当に参ってしまいます。そして一気に疲れがでてくるものです。とにかくその日の午後2~7時という時間帯は、結局何も出来ない無駄な時間を費やすことになってしまいました。
それとやはり今回の計画停電というシステムには非常に違和感を感じてしまいます。停電の範囲は東電の管轄範囲で震災の影響を受けた以外の地域を公平にグループ分けをしているのでは無いようです。東京23区のうち4区だけはグループ分けに入っていますが、他の19区はこの計画停電は免除されています。
一体なぜなんでしょうか?こういった震災が生じた場合、国民一人ひとりが皆で頑張り支え合う気持というか非常に重要だと思うのですが、穿った見方をすれば、またもや管総理が最高責任者として指示したのだろと思いますがね。
当然電力消費量は関東の中で群を抜く23区を公平にグループ分けに入れればおそらく1時間程度の計画停電ですむのではないのでしょうか?8時間の仕事の中で3時間を奪われるのと1時間では、仕事に影響する比率が全く違います。
そんな23区内にある東京ドームここでセリーグ開幕を行おうとした日本野球協会というより読売巨人です。わずか4日間延期して開幕とのこと、節電に努めるとのことだそうですが、節電どころか計画停電に振り分けられた地域の住民からすればふざけるなですよね。
勿論テレビ中継も見る事ができない地域もあるでしょうし、それよりもなによりも23区すべて公平に計画停電に参加させれば、こういった非常識なことはやりたくてもできないはずです。管総理も自分の政権維持と回復にばかりこだわらず、そして目の前の大災害の処理を回りに押し付けてばかりでなく、真剣に取り組んで欲しい物です。
矯正治療でアゴのラインは変化する
矯正治療でアゴのラインがスッキリしたり、丸くなったりするのは当然のことです。逆にこの事を矯正治療前の診断の段階で予測して、そのラインの変化の結果を患者さんに最初から示すことが出来るのが、本当の矯正歯科専門医とも言えます。
基本的に日本人の場合は、矯正治療を非抜歯でやると顎のラインが丸くなる傾向にあり、抜歯すればアゴのラインがスッキリする傾向にあります。
日本人のアゴと歯の大きさは、バランスが取れてない人が多く、歯が大きくアゴに治まり切れないという問題を抱えている人が沢山います。その上親知らずがあれば、当然その親知らずは萌出すら出来ず埋まったままで横向きになり、前の歯を押し出す力が加わります。その結果前歯(特に下の前歯)をガタガタの歯並びにしてしまうこともあります。
アゴのラインが丸くなるのは、上の唇と下の唇を閉じるときに、唇の内側にある、上下の歯が前に大きく傾斜して唇が閉鎖する距離が長いことから生じます。この距離が長ければアゴのラインに梅干しのような皺が寄ったり、また寝ているときやリラックスしているときは口がポカンと開いているのが大きな特徴となります。
当然非抜歯で治療すれば、どうしても隙間がないために歯を全体的に前へ押し出し大きく前突しやすいためにこのようなアゴのラインになり易いのです。
片や抜歯をすれば抜歯した隙間がありますから、前歯は前では無く後ろへ後退移動させることが出来ますので、前歯は後ろへ移動しますので唇の閉鎖する距離が短くなり、アゴのラインがスッキリしやすくなるのです。
抜歯をするか非抜歯にするのかの判断は実は、このアゴのラインがスッキリ(調和が取れる)出来るのかどうかで決定するのです。口は絶えず自然に閉じてスッキリしたアゴのラインでなければ、口の中の唾液が乾燥し易く、虫歯や歯周病になり易いことを意味します。
矯正治療は単に歯並びを綺麗に並べるだけではないのです。
アレルギー性鼻炎と歯並び
バスや電車の中でよく口がぽかんと開いている人を見かけます。その多くの人がアレルギー性鼻炎だと言われています。こういった人は確かに鼻呼吸が困難でいつも口呼吸をしています。
こういった人の特徴として扁桃腺が大きくすぐに熱を出し易く、旅行にいった際に扁桃腺炎になり、高熱を出して折角の旅行を楽しめなかったということを経験している人が多くいます。これは扁桃腺の持つ機能として、新しい菌に対して抗体を作るという機能と関係していると言われています。それともう一つ大きな特徴として口がぽかんと開いていることです。これは鼻呼吸が出来ないから生じたものか、歯並びのせいで生じたものかはまだ医学的に証明はされていませんが、アレルギー性鼻炎の人達の多くは両突歯列という不正咬合でもあります。
口の中は勿論無菌ではありませんで、個々で差はありますが色々な菌が常在(口腔常在菌叢)しています。歯磨きをすることでその常在細菌叢のバランスを平衡に保ち健康状態を維持しているわけです。
ところがいつも口が開いているアレルギ性鼻炎の人は、空気中の雑菌も自由に出入りできるということですから、折角歯磨きをしても口の中の常在菌叢はなかなか安定せず不安定な状態になり易いということになります。そこへ体調を悪くしたりすることで、その中の特定の菌の異常増殖により、虫歯や歯周病を誘発していくことになります。
ましてやいつも口がぽかんと開いているので、口の中の唾液も乾燥し易く、唾液の持つ免疫的な虫歯や歯周病の予防能力も発揮できないということになります。
こういったアレルギー性鼻炎の患者さんを矯正治療し、歯並びも勿論ですが、口元の調和を取り口が24時間閉鎖できるようにしました。その結果、この患者さんは、鼻呼吸ができるようになり、アレルギー性鼻炎は改善されました。
アレルギ—性鼻炎が矯正治療で100%改善できるとは言えませんが、それまで十分に機能していなかった上顎洞などの副鼻腔(鼻から空気を取り込みその空気を奇麗にし、肺へ送り込むフィルターの役割をする場所)を、口元の調和をとることで機能させることは可能だと思いますし、その結果鼻呼吸が可能になることも理解できます。しかし、この口元の調和が得られないときは、鼻炎の改善も見られないのは当然だと思います。