心とおなかのセラピスト ますいゆか です。
伝統的な匂い袋の手作り体験をしてきました!
匂い袋って…。
平安時代、宮廷人の身だしなみとして、空薫やえび香などの習慣が広まりました。
でも、私たちが普段使っている香水のような身につけるものではなくて、
室内に掛けて邪気を払うものとして使われていたそうです。
江戸時代になり匂い袋は一般化し、
蚊帳に掛けたり暖簾につけるようになりました。
そして懐に入れ持ち歩くように変化していったそうです。
この匂い袋を学ぶチャンスをくれたのが、私が仏画を学んでいる
『仏画道場凌雲庵』の先生。
お知り合いの方を招いて、体験講座を開講してくださいました!(^^)
先ずは先生よりたくさんの香木について、歴史や基礎を学びました。
そして仏教から見た香木と、作法の中の香りの位置づけ等を詳しく教わりました。
私の知識としては、
織田信長が皇族が所蔵している香木『蘭奢待』に刀で切りつけた事件を知って、
正倉院展で蘭奢待が展示されるときに見に行ったこと。
ドラマで高貴なお遊びとして香道があることを知っっていること。
ぐらいです(^^;
お話を伺っていると、
お寺にお参りしたときに使用する塗香(ずこう)や、
線香・練り香・焼香なども香木の種類のひとつだそうですね。
仏教の世界では、
死人が今世に残した欲望を満たすため餓鬼に堕ちて鬼籍に入らないよう、
お葬式やお通夜で、お焼香をしたり線香を絶やさないようにするそうです。
皆さま、思い残すことなく今世を満喫しましょうね(^^♪
意外と身近で使用しています。
今身近に使用されているものは殆どが香りを科学的に付けたものだそうです。
確かに私は線香の香りをかぐと鼻がムズムズします(^^;
アレルギーを発症していたんですね( ゚Д゚)
実際に嗅いだ本物の香りは全く違いました。
親しみのある白檀でさえオイルで匂いを付けられているそうです。
本物の香りは、もっと穏やかで自然の中にある、違和感のない物の様に感じました。
さぁ、匂い袋に入れる香木を調合していきます。
因みに袋も水引も、先生の手作りです(^^♪
基本の3種類のほかに、気に入った香りをあわせていきます。
この場合匂いを嗅ぐのではなく、匂いを聞くというのだそうです。
自分ではなかなか決められず、先生にほとんど丸投げ(*`艸´)
いやいや、香りをあわせるのも袋を整えるのも、とても難しい…(;'∀')
水引が可愛くて♡
柄にもなくピンクであわせましたよ♪
参加された皆様の匂い袋です☆彡
香りも袋も個性豊かです!(^^)