稲荷神社の総本山である伏見稲荷大社には、次の五柱の祭神が祀られています。
宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ) - 下社(中央座)
佐田彦大神 (さたひこのおおかみ)- 中社(北座)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ) - 上社(南座)
田中大神(たなかのおおかみ) - 下社摂社(最北座)
四大神 (しのおおかみ) - 中社摂社(最南座)
主神である宇迦之御魂大神以外は、あまりなじみのない神ですが、二番目の祭神、佐田彦大神は猿田彦神の別名とされているようです。
また、三番目の祭神、大宮能売大神は、太玉命の子で、天照大神に侍女として仕えた神とされているようです。
一方で、田中大神と四大神は、どんな神なのか、ほとんど良く分かっていません。
稲荷神社は、もともとは五穀を司る宇迦之御魂神を祀ったものですが、神代に邪神によって侵略され、邪神の成済ましが稲荷神となったのです。
そして、宇迦之御魂神の眷属である白狐神も、偽の悪狐に置き換えられたのです。その悪狐の代表が金毛九尾の狐です。
多くの稲荷神社に置かれている白狐を見ると、大変気持ち悪く邪気を感じますが、それは悪狐に乗っ取られていることが根底にあるからです。
主神の宇迦之御魂神は立場を奪われ、主神を補佐・守護する佐田彦神と大宮能売神も邪神の憑依、もしくはなり済ましにあい、宇迦之御魂神が持つ、本来の五穀の神としての能力が落ちてしまっているのです。
人間文明となり、最初に正当な稲荷神社が建てられだしのは、約2100年前の第10代崇神天皇の時なのですが、その後、稲荷神社は、邪神によって呪いをかけられ、神社の祭神も邪神化していったのです。その結果が、現在に多く見られる白狐(悪狐)が眷属として守護する稲荷神社です。
そして、稲荷神社の総本山が稲荷山を守護する伏見稲荷大社です。
伏見稲荷大社の祭神には、他にも存在が良く分からない神がいます。田中大神神と四大神です。
今回は、田中大神(以下、田中神:たなかのかみ)についてご紹介します。
田中神についてのウィキペディアの解説は次のとおりです。
摂社の祭神、田中大神と四大神については由緒がはっきり分かっておらず、伏見稲荷大社では「稲荷神と何らかの深い関わりがある地主神、あるいは土着神的傾向が濃厚」としている。
下社の摂社に祀られる田中大神は、その名のとおり田の神ではないかと考えられるが、かつては大己貴神や猿田彦神、鴨建角身命などとも同一視された。
田中神はどんな神なのか特定されておらず、何故、伏見稲荷大社の祭神になっているのかも良く分かっていません。
そこで、田中繋がりで、全国に数社がある田中神社を調べてみます。
各地にある田中神社を調べてみると、祭神は、一定ではなく、素戔嗚尊や牛頭天王、大国主命などの地球全体の守り神、それと建御雷神や瓊々杵命等の国譲りに関係する神で、いずれも神代の中心的な神です。
これらの神を祀る神社が、何故、田中神社になったのかも理由は明確ではないのですが、私は、田中神と繋がっていると考えています。
結論から言えば、田中神とは、邪神トップが成り済ました神のことなのです。伏見稲荷大社で言えば、佐田彦神が邪神トップに立場を奪われ、田中神として祭神に名を連ねているのです。
田中とは、単なる田んぼの中という意味ではありません。田は、浄化システムの水道と繋がった湖沼を表した象形文字であり、水田の意味となったのは人間文明になってからのことです。
田中神は、浄化システム、つまり魂を支配する神であると邪神は言いたいのではないでしょうか。自らを、正神を差し置いて、霊界のトップの神に位置付けているのです。
従って、前述した、神代のトップ神を祀る諸々の田中神社も、本来は別名の神社だったはずですが、邪神によって結界を張られ、田中神社に変えられたのだと思われます。
現在各地の田中神社がある場所は、本来の高波動状態が侵害され、現在では寂れた土地になっているはずです。京都の元田中がその典型です。
また田中という姓を持つ方も、多かれ少なかれ田中神の影響を受けているようです。田中姓は、国内に130万人以上もいる4番目に多い姓とされていますが、古くから伝わる由緒ある姓です。しかし、多くの田中姓は、明治維新以降に激増したようです。
これも、田中神が、世の中に影響を与えたいために田中神が由縁の田中姓を増やしたようです。田中の姓を持つ方には、祖先の因縁によって苦難が生じていることも多いようです。
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