稲荷神誕生の秘密② | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

前回の続きです。
<稲荷神誕生の秘密①>

稲荷神社の主祭神、宇迦之御魂神は伊勢神宮外宮の豊受大神。

稲荷神社に構える白狐神が、大宜都比売命(=保食神=和久産巣日神)で豊受大神の親神。

大宜都比売命は、月読尊と素戔嗚尊の軽率な行動によって、恩を仇にされて殺害されてしまい、魂が怨霊化し金星系になった。


というのが、前回の趣旨でした。

ちなみに古事記には、月読尊の行動に怒った天照大神が「もう月読尊とは会いたくない」と書かれており、それ以降、それまで一緒に出ていた太陽と月は、「昼と夜に分かれて出るようになった」と書かれています。これは、一見フィクションのように思えますが、神代の太陽と月の関係を知る重要なフレーズだと考えています。このことが解明できたら、世の中ひっくり返るかも知れません。

また、天照大神は、
天熊人が高天原に持ち帰った保食神の死体から生え出した牛馬、蚕、五穀等を見て、「民が生きてゆくために必要な食物だ」と喜びます。

保食神の死体から産みだされた蚕が存在した場所が、会津若松にある蚕養國神社(こがいくにじんじゃ)です。会津地方が豊かな土地で農産物がたくさん採れるのは、保食神に由来しているのだと思います。
<WIKI:蚕養國神社>

蚕養國神社
蚕養国神社① 

蚕養国神社② 


さて、怨念化した大宜都比売命をうまく誘ったのが、金星系ボスの魂だったのです。金星系ボスは、大宜都比売命の食物を創造する能力に着目し、金星系の仲間にして、その能力を悪用することにします。

大宜都比売命は白狐神。食物を産みだす白狐霊たちのトップでもあったのです。

また、娘の豊受大神は白狐霊を統率する神。全国各地(稲荷山など)を大宜都比売命とともに周り、食物を一緒に創造していったのです。

金星系ボスは、この二神の親子神を取り込みます。

月読尊と素戔嗚尊の行為に対して、怨念を持った大宜都比売命の魂をうまく仲間に取込みます。

そして、豊受大神に対してはウォークインして、呪いをかけます。

これによって、本来は民のために食物を産みだす神だった大宜都比売命と豊受大神は、金星系ボスに操られた稲荷神となってしまったのです。この時から、民が食物を得るためには、呪われた稲荷神を信仰しなければならなくなったのです。これが、現在の稲荷神社の起源になります。

五穀豊穣、商売繁盛など、稲荷信仰、つまり金星系との契約が始まったのです。恐ろしいですね。

さて、事は稲荷神だけには留まりません。

大宜都比売命の魂は、その後、名を変えて金星系として大暴れしているのです。

それが、九尾の狐なのです。
<WIKI:九尾の狐>

九尾の狐は、中国神話の妖怪とされており、平安時代には日本にも登場します。

しかし、元々は大宜都比売命の魂だったのです。

昨年11月、たまたま誘われて那須の殺生石を見に行きました。記事にしています。
<殺生石>

殺生石は、平安時代に大暴れしていた九尾の狐が、陰陽師安倍晴明の子孫によって封印され、石化したものだと言われています。

その後、殺生石にされたにも関わらず、毒ガスを出すなどして付近の人々に害を与えたため、玄翁和尚という人物によって打ち砕かれ全国の飛び散ったとされています。

各地には、この砕け散った殺生石の伝説が残っています。

例えば、会津の殺生石稲荷神社に祀られている殺生石。

殺生石稲荷神社①

(クリック拡大)

小さな社殿。

殺生石稲荷神社③


こちらが殺生石。
殺生石稲荷神社②


また、福島県白河市の常在院にある殺生石。

常在院①

(クリック拡大)

こちらが殺生石。

常在院②


これらの殺生石は、九尾の狐の怨霊が石化したものなのです。

そしてその怨念とは、稲荷神誕生のきっかけとなった大宜都比売命の怨念でもあるのです。

この怨念、殺生石の怨念を解いて上げれば、呪われた稲荷神の呪いも解けるのでしょう。

早く本来の稲荷神、白狐神に戻ってもらいたいものです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。