北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも -55ページ目

9月になると

一昨日の土曜日に、息子の卒業した高校の前を通ったら、”Car Washi”の看板をもった生徒が歩道で
車の呼び込みをしていました。私は、こういうのには弱いので、さっそく左折して高校の敷地内の洗車の
場所まで行きました。自宅にいたワイフにも電話をかけて、もう一台の車をもってくるように知らせました。
ちょうど、2台とも洗車が必要だったので、タイミングが良かったです。今回はFrench Clubの「お金集め}
の活動です。このような資金集めをして、クリスマスにはPre-Schoolをたすねて、子供たちにプレゼント
を贈るそうです。 洗車代は2台ですこしだけ張り込んで$15のドネーションをしました。

さて、ここにきている生徒と少し話をしたのですが、今のSeniorは息子がSeniorの時の新入生でしたので
人のつながりの最終学年になります。息子の事を知っている生徒は居なかったものの、彼の年下の友達
を知っているというSeniorの生徒はいたようです。

息子の高校時代を振り返ってみて、やはり一番印象深い9月は、Seniorの時だったと思います。大学の
入学申請がもう目の前で、エッセイをどうするか、面接をどうするか、推薦状はどの先生に頼むか、などなど
の、「やるべきこと」が山済みの状態であったと記憶しています。11月末のUCの出願の締め切りと私立の
12月の末または、1月はじめの締め切りにむけて、の準備に追われていたように思います。また、これらの
一連の作業は、通常の宿題、スポーツ、シンフォニー、クラブ活動といった活動のその上にしなければなら
ないものでしたから、時間がいくらあってっも足りないと言う感じがしていました。

理想的にいえば、夏休みのうちに、エッセイの構想を何本かつくり、下書きを完成させているというのが、
望ましいのでしょうが、「締め切り直前完了主義者」の息子ではそうはいきませんでした。また、この忙しい
間をぬって、サンフランシスコのHyattに週末に行き、Pomonaを除くCalaremont Collegesの4大学の
説明会に出席した事もありました。このような巡回説明会は大都市で毎年ありますから、大学訪問ができ
ないよう場場合には重宝です。スケジュールは大学のHPのアドミッションで調べられるとおもいます。
普通は5月から9月の間のようです。

これから、進学するSeniorは寝不足の毎日をすごしていくことになるのでしょう。1月はじめに終了するこの
大学申請の重圧から開放されると。彼らがちょっとだらけて、息抜きをしたいと思うのもむりからぬという
気もします。

さて、大学に入学しても「締め切り直前完了主義者」の息子は、昨夜、今日の締め切りに向けて海外留学の
申請書の一部であるエッセイを書くと言っていました。また、パスポートの写しも必要だそうで、これは
先週の金曜日に郵送しましたが、今日到着しない場合には、今日、FAXで送ることにしています。彼の今年
の9月も忙しかったようでした。






The War 見てますか?

Ken Burnsのドキュメンタリーです。例のCivil War,Base Ball, Jazz,といったものに続く作品です。
6年を費やして製作されたそうです。私はPBSファンですから、連日見ています。第二次世界大戦中のア
メリカの4つの町のなかから出征した兵士の戦場での日々と、その町の人々がその間どう暮らしたかとい
う物語です。

以前、私がこのブログのなかで記事にした、日系人の戦時強制収用や442部隊のことも、このシリーズの
中で語られています。私は、民衆の目の高さから見た戦争と言ういう意味で大変面白いものだと、この映画
のことを評価しています。

興味のある方は、お時間が許すなら、ご覧になってください。

仙波巡査部長ーHonor Code I

こちらで報道されていたかどうか判りませんが、私が日本に居る間にある判決がでました。それは愛媛県警
の警察官が県警を相手取っておこした民事訴訟で、この警察官が勝訴したということでした。そもそもの発端
は、警察内で裏金作りのために、領収書の偽造が組織的の行われていて、それに参加を拒んだ仙波さん
が、不当な配転で所得が減じられたための、そのありうべき所得と実収との差額の返済をもとめる訴訟でした。

このニュースによると、県警の本部長もこの配転とその背後にある、裏金作りの知識をもっていたと裁判所が
認めたということで、画期的なものであるということでした。しかし、その知識をもっていたと思われる、歴代の
県警幹部が処分されたとはいっていませんでしたし、その県警本部を管轄する、警察庁にも処分がでるという
ことでもないようです。

この仙波さんのインタビューをテレビで見ましたが、彼は警察学校を優秀な成績で卒業して、将来の幹部と
嘱望をされたそうです。しかしこの領収書を偽造することは、私文書偽造の犯罪なので自分にはできないと
上司に明言したところ、昇進試験でも試験成績はよいものの、面接で組織にそわないので昇進はさせない
といわれたといいます。警察内部の裏金問題は道警からほころびがでたようですが、愛媛県警についても
仙波さんが、記者会見をして内部告発をしたそうです。その会見ののちは、尾行がつく、署内ではだれも
口を利かないという"村八分"の状態で、もし口を利く同僚が居ればそのことが文書で上に報告されて記録
にのこるという仕組みであったそうです。このように、警察内では孤立無援の状態だったももの、高校の友
人達があつまって支援団体をつくり、応援をしてくれたといいます。友達はありがたいものですね。

この人は今は原職の鉄道警察隊に復職していますが、こういう人には、警察の内部監察の役についてもら
うのが適材適所の人事だと思われますが、それをしないところに警察組織の性格がみえるように思います。
正直者がバカを見る世の中、とくに法の執行を民衆から委託されている警察みずからが、自分の犯罪行為
に目をつぶり、それを指摘する司法警察官を弾圧するというのが日常であるなら、他の日本の組織につい
ても推して知るべしでしょうね。

これは、警察官のなかに、網の目をくぐりぬけて就職した警官の不良品が事件を起こすことよりも、もっと
警察組織全体にかかわる深刻な問題であるように、私には思われました。

私は、公安警察には恨みつらみもありますが、刑事警察の立派なおまわりさんには尊敬の意を表したい
ものです。仙波さん、私はあなたの勇気に感銘をうけました。ありがとう。

人の輪

今回の日本旅行は、これと言った事件もなく、わりと平穏な旅でした。この旅行の成果といえば、親の元気な
顔をみられたということ、親が私の元気な顔を見た事そして掛替えのない友人達と一緒の時をすごす事が
できたことです。

私の友人達ももう定年が見える年頃です。会社や役所の部長クラスになっている年齢です。こういう友達に
会っていくなかで、瓢箪からコマのような話もありました。それは、私の幼馴染が、市の役人で部長職、その
市の市民会館やその他の施設の管理、運営の責任者になっています。彼と話をしているうちに、なにか
イベントについてのアイデアはないのかと言う話になり、それならば、私の学生時代からの仲良しを紹介
しようということになりました。私の親友のひとりは、日本ペンクラブのなかでもいろいろな活動としている、
ジャーナリスト、もう一人は映画の監督もする作家です。

東京で親友達の家を訪ねたり、ホテルに来てもらっての再会をしたわけですが、その時に郷里でのイベント
に付いて打診をしたところ、二人とも快諾してくれました。"お金にはならないけど”とはじめに断って
の打診でしたので、スケジュールさえ会えば、講演、映画祭などでの協力がえられるようです。

私の幼馴染も、映画、国際交流、音楽などの環境で仕事以外に自分が属する人の輪があり、東京の親友たち
もそれぞれの場で人の輪を持っています。これらの輪が繋がっていけば、少しは世の中に漣がたつかもしれな
いなあなんて、期待しています。

この話を帰りの機内でお隣の人に話したら、坂本竜馬みたいですねといわれてしまいました。(笑)勿論、
そんなに大それた事ではありませんが、日本での人の輪をアメリカに住み私が結びつけるというのは
日本での人間関係の展開がダイナミズムを欠くという状況のせいかもしれませんね。

バーチャルな世界のこのブログのような、共同体もあるとは思いますが、触感のもてる人間の関係という
ものは、私にとって掛替えのないものだと感じました。

ちなみに、この私もこの幼馴染の運営する部署の発行する広報誌に連載の記事を書く約束をさせられました。
私の記事の前には、私の高校の同級生が書くそうです。彼はある全国紙の重役になっているとか。

PCIP

まずは、指慣らしのお話です。PCIPというのはPomona College Intern Programの略語です。この
プログラムはこの大学の近郊の地域の奉仕団体や住民サービスのお役所の担当課に学生を派遣して、
実地教育をするというものです。約80人の学生がこのプログラムに参加して、地域の必要に奉仕しながら
実地研修に励んでいます。Internshipはご存知のように、まれにある有給のものと、無給のものがあります。
有給のものは、学生の人気も高く、そのPositionにつくについては、競争があります。このPCIPも有給の
プログラムです。時給$9.00だそうです。

前にもすこしお話しましたが、今期は、息子がこのプログラムに応募しました。インターン先の団体は 
Day Labor Center日本でいうと、職安(いまでも、こう呼ぶのでしょうか)のようなものです。その結果
がでて、採用になりました。彼の仕事は、南からの移民にコンピューターの使い方を教えることです。
そのほかに、必要によっては、ESLの先生をしたり、またこのセンターにあつまる若者のサッカーチーム
の手伝いなどもするつもりのようです。日本語よりもスペイン語が出来る息子ですが、その語学能力を生
かすチャンスがやってきたようです。

また、この職場?に通うための車は、大学の公用車を使えることになり、ほかのボランティアで積み上げて
きた実績と大学関係者との関係が奏功したようです。

話は少しそれますが、海外留学について、彼は最終決断をして志望留学先をUniversity of Melbourneに
したそうです。オーストラリアの大学です。この動機としては、国内の民族、人種問題についてもとりくめること
や、大変大きな大学なので、大型大学の体験ができると言うような事を上げていました。アイルランドが他方の
候補だったのですが、専攻となじみが少ない環境ということのようでした。10月1日の申し込み締め切りに向けて
教授の推薦状をあつめたり、理由書を書いたりして、準備をすすめているようです。GPAでは問題がないもの
の、希望者が留学生の枠を超えた時には選考がありますから、これは、大学の決定をみるまで未定の状態
です。

私はオーストラリアの大学については、何も知らないのですが、さっそくこの大学のホームぺージを見てみたら、ちゃんとした大学のようです。International Studentに対しての説明も丁寧にしてあり、はじめて、Exchange
StudentとStudy Abroad Studentの違いを知りました。 交換しないで、一方通行でも学費を原籍のある
大学に支払い、単位をその原籍のある大学に自動的に移行する場合にはExchange Studentであると規定
しているようです。

ワイフと私は”とら皮”のつもりで、いまからオーストラリア旅行の情報を集め始めています。これって、気が
早すぎるでしょうか?


戻りました

昨日もどりました。12日間の滞日でした。実家では晴耕雨読(小さな家庭菜園ですが)の生活、東京では
仲良しに再会しての楽しい時をすごしました。マイレージをつかっての旅でしたので、今回は安上がりで
した。日本についた、2日目には阿部首相の辞任と言った事態で、政界も騒然としていたようですが、
その後の展開をみると"表層が変われば変わるほど本質は変わらない”という歴史的な教訓が思い出
されました。

この旅は、気楽な一人旅でしたので、意識的にテレビをみて、日本の現況を理解しようと試みました。これが
成功したかどうかは、またKenshiroさんをはじめ、日本のかたがたのご意見を伺わなければなりませんが
近いときに、私の感じた事をお話したいと思っています。

日本でも、アメリカでも"お帰りなさい”といわれる存在ですが、だんだん"訪日”という言葉が、よりしっくりして
きたかと、自分で思うようになりました。

"体は着いたが、魂が着かない”高速旅行時代ですので、魂がこちらに着き次第、またブログを開始いたし
ます。

では、とりあえずごお知らせまで。

行ってまいります

日本に行ってきます。お土産も皆さんからのお知恵でなんとか、取り揃える事ができました。お礼を。
これから、しばらく留守にしますので、コメントに付いての返信は帰国の後にということでお願いします。

台風のシーズンですが、どうでしょうか?

では、皆さんお元気で、

再会の日まで。


Kenshiroさんの世界

Kenshiroさん。Kenshiroさんのためにこのページのコメント欄を提供いたします。新しい話題もあるでしょうから、とりあえずこの記事のしたの、コメント欄をお使いください。

Kenshiroさんの小津論の第一回が"引越しの制限時間"の記事のコメント欄にあります。

小津の作品についての、お話も2回目から、ここでどうぞ。

ひさしを貸して母屋をとられないように、私も頑張りますか。

しみじみの小津映画は、ある種のアメリカ人には、理解しがたいようで、どの映画も同じではないかという批評を
聞いたこともあります。もちろん、日本文化に理解のあるアメリカ人はそういうことはないのですが、、、、


では、この場は、Kenshiroさんが、取り仕切るということで、よろしくお願いいたします。


Greek Life

今回は、皆さんのお知恵拝借のテーマです。私は、このような団体に属した学生生活があり、それが、普遍的に
アメリカの大学では存在し、ある大学では、大学生活の大きな要素となっていると言う程度の知識しかありません。
そこで、今回は特に皆さんからの,大加筆、補足、訂正のご意見をお寄せくださるように、お願いいたします。

大学を訪ねると、ギリシャ文字のフラタニティとかソロリティと言ったものがめにつくことがあります。α,βΚ,Φ
Δなとの組み合せのなまえですが、HehNoKというものはないようです。これは、学生の社交結社というものだと
私は理解しています。大学のCampus Tourにいくと、親からのこの大学でのGreek Lifeはどんなかんじですか?と言う質問はFAQのうちのようです。

UC Berkeleyで、2.3年前にこのフラタ二ティのパーティで大酒をのんだ学生が死亡するという事故があり、
大学がその活動を禁止したこともありました。UCでは、寮生活の保証は入学、編入の一年間ですから、2年め
からは、その他の住居を探す事になるわけですが、その一つの選択として、このGreek Systemがあります。
息子の友達の一人は、家賃が安いという理由でいま、あるフラタニティの屋敷にすんでいます。飲酒文化の
盛んなところなので、酒があまり飲めない彼はすこし価値観のズレを感じているようです。

たまたま、Pomonaでは大学の構内にはこのような団体の所有する住居はなく、Greek Lifeは 0 となって
います。私の想像ですが、このような社交文化を好む学生の典型的なプロファイルというものがあるような気も
します。大学がいま強調している、多様性といった面は、このような団体のなかでも十分に理解されているので
しょうか?飲まない団体というものが、あるのでしょうか?

この件については、マクロもミクロも知識不足です。ご教示くだされば、幸いです。

学生の心意気

ちょっと、Coillege Confidentialをのぞいたら、Pomonaのところで、USN&WRのランキングに付いての話を
していました。今年もLACのなかでは7位とかで、その妥当性に付いての議論です。SATで2番、競争率で
1番、難易度で3番なのに、7位はおかしいと言う議論から、ランキングは東向きのようだから、西には評価が低い
といった論評、または、私も同感の、そんなに細かい事をいわなくても、トップ10校であれば、いい大学なんじゃ
ないと言う意見まであります。人騒がせという意味では、このランキングは高くランクされるのではないでしょうか。
そのような、コメントのなかで、この大学の学生の気分を代表すると思われる意見がありました。ランキングや
名声を気に掛けているようならPomonaには来ませんと言う意見です。たしかに、Lower Ivyの合格者とは
対等な実力の持ち主達がおおく、IVYという名前に釣られずに"無名のPomonaをえらんだ心意気が伝わってくるように思います。

この学生(あるいは卒業生)の意見は:

In a way, it matters because it's not righ, but at the same time it doesn't at all. It weeds out a lot of kids
who are only looking for rankings to select the "best" college and who really want them at Pomona anyway.

That's what I loved about Pomona in the first place--People just love to be there. And you know that everone
truly want to be there since so many kids have to fight their parents to get to a school with"lesser ranking"
than other schools they may have gotten into.

So sure, the ranking may not be accurate of the college--but it(in some way) is what helps keep the good
charactor of Pommona.

学生の心意気は、このようなものですが、大学もUSN&WRのランキングを上げるために四苦八苦している大学
のような努力は、どの部分を変えればランキングの上昇に貢献するか熟知でしいますが、そのためだけの変更は一切しませんと明言しています。ランキングをあげることよりも、Pomonaが培ってきた性格を守ることが大事であるとも言っています。上のコメントを寄せた人のような気分をもつ、ある種の受験生たちに絶大な人気があり、その数が毎年10%程度増えているという事実から、大学は将来を楽観しているようにも見えます。