日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 -
アラフィフ・オヤジがJOGGING記録と日々の想いを綴ったりしています。
アップした後でも気が向くと平気で内容を変更しちゃったりするBeginner
です。
誉めると伸びる子なので,どうか暖かく見守ってやって下さい。
・・・調子に乗って、時折呟いたりもします 
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走ることについて

何故、毎夜の如くシューズの紐を結び

夜ごと黙々と走り続けるのだろうか。


それは、多分

走ることで得られる苦しさに身を置くことでのみ

それ以外の「苦しみ」を忘れることができるから。



走った距離や時間を積み上げることに

充実感が無いと言えば嘘になるが、

長い道のりを走りきった達成感などは、

数日も経てば藻屑と消える。



それよりも、

日々の「辛さ」や「痛み」を刹那でも忘れるために

あの独りぼっちの苦しさの中に逃れているのだと思う。



己の足音と呼吸の音のみを聞きながら、

ただ、ただ走り続けるという行為は

実は自分への「免罪符」を探し求めているのだろう。



息が乱れ、脚がもつれ、苦しむ程に

体に纏わり付いた「不安」や「焦り」や「哀しみ」が

次第次第に後方へと薄れては、消えていく。



だけど、立ち止まると伴に、

その魔法の力は儚く消え去り

息を整えている間にも、

日々の「にがみ」がまた体中に染みを付け始める。



走ることについて考えてみると



この苦しみから逃れるために、

シューズを履いて、逃げ惑い

かりそめの解放区を探しているのだと思う。

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唐津を堪能する(2)

今回の宿は「洋々閣」を選んだ。
唐津に於いて、知る人ぞ知る純和風旅館であるが、
足の悪い年寄りのために簡易ベッドを用意してくれたり
夕食にはテーブルを設えてくれたりと至れり尽くせりであった。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --洋々閣2

お料理も美味しかったが、皆が相当お腹一杯になったところで
丸々一匹ずつの「あらかぶの煮付け」が出てきたのには仰け反った。
自分の分(本日二匹目)でも相当に苦労したが、
もう食べられないけど、もったいないから」と差し出された本日三匹目は殊更に大きく(笑
殆ど涙目になって何とか平らげる羽目になった。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津城藤 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津城
翌朝訪れた唐津城。
昨年の訪れた時にはちょうど見頃であった藤は、残念ながらその盛りが過ぎていたが、
雲一つ無い日本晴れにお城や唐津湾が映えて気持ち良い一日の始まりとなる。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津曳山
近場にありながら我々夫婦も訪れる機会がなかった曳山展示場にも訪問。
整然と並んだ曳山に暫く見入り、手の込んだ紹介VTRにはちょっと鳥肌が立った。
息子が唐津にお世話になっている間には、ぜひ「唐津くんち」を訪れたいと改めて思う。
・・・そう言えば、入場した後になって
自分が「唐津検定試験」に合格して通行手形を持っている事を気付いた(笑
まっ、些少ながら入場料は寄付ってことで、少しでもお役に立てれば幸いである。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --やすけ
旅の締め括りは、知り合いから教えて頂いた「やすけ」で鮨を摘む。
夫婦で何度か訪れている「つく田」のご兄弟がやっておられるお店である。
「つく田」とはまた違う、素朴ながら美味しいお鮨であった。

孫にも会え、唐津を堪能し、義父母は満足げに田舎へ帰って行った。

ずっと元気だと思っていたが、気が付くと二人とも八十を迎えようとする年齢である。
もう、そう何度も連れ回す事はできないであろうから、
できれば次の機会にはソウルかハワイへ・・・、
なんて事を夫婦で夢見ているが、実現できれば本当に幸せな事である。

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唐津を堪能する(1)

昨年のGWに続いて、今年も田舎から義父母が出てきたので
孫に会わせるために今年も唐津を巡る事と相成った。

一泊二日の旅程であるが、そうそう何度も連れて来れる訳でもないので
今回は少し遠出もして、今まで訪れた事のない場所にも足を伸ばそうと
ネットや地図を見ながら計画を立てる。

実は・・・、我々夫婦も、
息子の寮がある場所から先には行った事が殆どないのでドキドキである(笑

当日の朝、爺婆を乗せた車を走らせていると、
昨日までの雨雲が途切れ始め、次第に青空が拡がって来た。
ホント不思議な事に、いつも唐津は我々をお天気で迎えてくれる。

名護屋城跡に到着した頃には眩しいばかりの夏の陽気となっていた。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --名護屋城1
所謂、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際には、
秀吉の大号令の下、この地に20万人近くの人間が集結し、一大基地を築いたらしい。
今や、僅かに石垣や陣屋の跡が残るのみで、正に「兵どもが夢の跡」である。

日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --博物館
失礼ながら、大して期待もしていなかった「名護屋城博物館」には驚いた。
展示物も凝っていて、内容も面白く、それでいて入館料が無料である。
我々はゆっくりと鑑賞できて有り難かったが、もっと注目されても良い施設に感じた。

そこから「浜野浦の棚田」と「七ツ釜」まで足を伸ばす。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --棚田
眼下に広がる棚田の風景は、日本人としてのDNAが揺さぶられるのか、
住んだ事もないのに懐かしい気持ちにさせてくれる。
夕暮れ時には、一面が紅に染まるそうである。・・・ロマンチック・ジャパン(笑

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --七ツ釜
七ツ釜の入口に建つ鄙びた食堂で昼食となる。
家族みんなが、当たり障りのない「うどん」や「チャンポン」を頼むなか、
目についた「あらかぶの唐揚げ定食」を独り頼んでしまう。

特に好物でもなく、過去に食べた記憶さえ曖昧な「あらかぶ(かさご)の唐揚げ」
自分でも頼んだ事を不思議に思いながら、長閑な午後の陽射しを浴びて
唐揚げをバリバリ噛み砕く中年男。

まさか、その日の晩飯に、あらかぶを更に2匹喰らう事になろうとは
この時点で想像だにしていない(笑

ー つづく ー
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慶州さくらマラソンを走る(3) 番外編・慶州さくらマラソンで食べる

今回の「慶州さくらマラソン&ウオーク2012」。
約1500人の日本人を含めて総数1万5000人以上の参加者数であったが、
ハーフでのエントリーが約半数の7000人程度であったと思われる。
他に5Km、10Kmランや5km、10Kmウォークの部もあって、
フルマラソンへの参加は実質1000人前後ではなかっただろうか。
特に韓国からの参加ランナーは皆さん健脚揃いで、サブ4は当たり前というランナーが殆どであった。

奥さんが5時間ちょっとで走っても、最後尾になるはずである(笑

何はともあれ、ど素人集団が初挑戦した「おっかなびっくり海外マラソンツアー」は、
こうして何とか無事に終了することができた。

10Kmの2名は完走、ハーフ6名は全員2時間30分を切って、フル1名はサブ4を達成した。
そして、奥さんもサブ5はならなかったものの、自己ベストを更新できたので上出来である。

マラソン後は当然の如く、韓国料理で打ち上げ。
メンバー全員が満足感に浸って、会話も弾み、とても楽しい時間を過ごせた。

「桜が咲いてたら、ホント凄かっただろうねぇ~」
「来年はちゃんと咲いてくれるかなぁ!?」


・・・もう、来年も走る事は決まっている様である(笑

しかし、みんな楽しそうで、言い出しっぺの僕もホッと胸を撫で下ろした。
本当にまた来年も来れたら良いね。楽しみにしています。

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番外編 ー ゴール後に食べ尽くした料理達 ー

へムルタン(海鮮鍋) ー慶州ー

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州6
エビ、貝、タコ、イカなど魚介類がたっぷり入った日本人好みの味。
魚介のエキスがたっぷりのスープにコチュジャン(唐辛子味噌)で味付けしたスープが旨い。
走り疲れた体に、魚介の塩気が染み渡った。

カルビ、サムギョプサル(焼肉) ー釜山ー
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州10
慶州で海鮮鍋を食べたのが午後3時頃であったにも関わらず、
釜山に移動した午後7時過ぎには焼き肉で再度打ち上げである(笑
エゴマやサンチュなどの野菜で包むのは味付け肉で、
高級な肉は塩だけを付けて食べるようにと教えられた。マッコリも進む、進む(笑
※この後、女性陣は屋台でさらに夜食を食べているから恐れ入る。

チョンボッチュク(あわび粥) ー釜山ー
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州4
お酒を飲んだ翌朝は「済州家」のあわび粥。柔らかい鮑と薄味のお粥が胃に優しい。
朝8時過ぎのかき入れ時で、店の外までお客さんが並んでいたが、
多分すべて日本人だったと思う(笑

この他、ヘルムカルクスク(韓国風海鮮うどん)オンミョン(韓国温麺)
奥さんと食べたが写真を取り忘れた。

とどめに、福岡ではいつも長蛇の列で敬遠していたKrispy Kreme Doughnuts
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州14
女性陣によると、物価の関係からか韓国の方が安く
日本にはない種類もあるらしい
味はまあ美味しいと思うが、日本でまた並んで買うかと言われると微妙である。

まっ、当然といえば当然であるが・・・、
案の定、帰国して体重を計ったら増えていた(笑

さあ、また次の大会に向けて走り始めよう!

慶州さくらマラソンを走る(2)

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州2
朝5時過ぎに目覚めると既に陽は昇っており、雲一つない青空が拡がっていた。
放射冷却現象もあって最低気温は4℃程度まで下がっているらしく、
福岡で既に春を迎えて来た我々にとっては、足踏みを繰り返してないと耐えられない程に寒い。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州5 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州12
昨夜の予想通り、残念ながら、20万本と謂われる桜の樹は殆ど花を咲かせていなかったが、
枝には蕾の大きな膨らみが無数に見られ、ここ数日中に一斉に花開くであろうと予想された。
マラソンコース沿いにも、延々と桜並木が途切れることなく続いていて
満開の季節には、辺り一面桜色に染まるであろう素晴らしい景色が想像できたし、
最早、これ程まで広範な桜並木は日本には存在しないかもとさえ思った。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州11
韓国式?の変な踊りで体を暖めると、スタートラインへと誘導される。
ノリの良いMCに乗せられて声を上げているうちに、次第にテンションが上がってくる単細胞(笑

今回の慶州さくらマラソン、制限時間は5時間であるが、関門は設定されていない。
奥さんの前回記録が5時間23分台であったので、今回あわよくばサブ5を目論む。
そのレベルのランナー達が周りには一杯いるだろうから、
彼等に付いていけば、伴走がビギナーでも何とかなるだろうと踏んでいた。

・・・が、これが甘かった。

スタートの号砲と伴に、皆が一斉に飛び出して行ったのはマラソンの常で、
次第にペースが安定してきて、20Kmも過ぎれば疲れたランナー達がどんどん落ちてくる
はず・・・と高を括っていたのに、全然落ちてきやしない(笑

どうも今回のフルに参加する韓国人ランナー達はそれなりの経験者ばかりの様で、
途中の折り返し地点で、すれ違うランナーを数えてみたら、
我々の後ろには、もう30人もいない事が判明して焦る。

仕事の忙しさと体調不良で、調整不足だった奥さんは30Km過ぎから遂に失速し、
コース上で前後のランナーを捜すのが難しい位の二人旅となってしまった。

この幹線道路が、二人のためだけに交通規制してるんじゃないかと錯覚する程で(笑

「ある意味、贅沢やねぇ。」

なんて言いながら、道端に露店を開くオモニ達の声援に応えつつ歩を進めるが、
とうとう自分自身も究極のLSDペースに足が悲鳴を挙げ始めて、
大幅にペースダウンしてしまう。

「もう良いから、先に行って。」
「ここまで来て、そげんこと言うなむかっ!」
「・・・そんな怒らんでよっむかっ!」

自分から伴走を買って出ときながら、余裕がなくなるとこんなもんである(笑
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州8

・・・ふと、周りを見渡すと、
目の前を白バイに先導され、後方は救急車がつきっきりの状態となっている事に気付いた。
途中立ち止まってストレッチなんぞをしようものなら、白バイは急停車、
救急隊員は飛び出してきてエアスプレーを吹き付けてくれる超VIP待遇(笑
(※でも、我々がラストランナーかと尋ねたら、まだ後ろにいると答えてくれた。)

あと2Kmを切った地点で制限時間の5時間が経過し、交通規制も解除された。
中年日本人夫婦が慶州の桜並木の下を、白バイ警官と救急車に挟まれて、ヨロヨロと走る。

やっと、みんなが待つゴールが見えた!!
振り返ると、救急車の隊員達が手を叩いて完走を喜んでくれている。
脇に停車した白バイ警官も、手を挙げて健闘を讃えてくれた。
奥さん、今回はきつかったけど、頑張ったね~。


慶州さくらマラソン(フル):5時間17分27秒で完走。一応、奥さん自己記録更新である。
カムサムニダ~、慶州!

ー番外編へつづくー

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慶州さくらマラソンを走る(1)

午後6時50分、福岡発釜山行きの飛行機は、定刻通りに飛び立ち急上昇すると、
慌ただしく配られた韓国おにぎりを、モソモソと口に運ぶうちに機体を下げ始め
まだ口の中に海苔がへばり付いているうちに釜山近海国際空港に着陸してしまった。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州13 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州1

我が「ど素人ジョギングチーム」・Team HAMAKAZEのメンバー仲間で
慶州さくらマラソン」に参加する初の海外遠征ツアーである。
日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州15
今回は総勢11名、フル3名、ハーフ6名、10Km2名のエントリー。
ノリで行ってみようかとぶち上げた企画が、本当に実現するからビックリであるが、
チームモットーであるLate Bloomers(大器晩成、遅咲きの花)をプリントした
お揃いのTシャツまで揃える盛り上がり様(笑

到着した空港では怪しげな日本語を話す、でも人の良さそうなガイドさんが待っていてくれた。
まだ食事をしていないことを伝えると、遅くまで開いているお店をテキパキと探してくれるし
大会関係者に、釜山で食事して行くので現地到着が遅れる由の連絡までしてくれる。

みんなで、お約束の「石焼きビビンバ」を食べて人心地ついたら、
一路慶州へマイクロバスを1時間半ほど爆走させた。
降り立った釜山で見た桜はもう7~8分咲きであったが、
夜10時過ぎに到着した慶州では、しんしんと冷えた空気が我々の体を包んだ。
辺りは真っ暗で定かではないが、薄々と桜はまだ咲いていないのではと覚悟する寒さである。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州3 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --慶州9

連絡を受けて待機してくれていた大会関係者からゼッケンを受け取り、
ホテルの隣りにあったコンビニで明日の朝食を買い込む。
それぞれの部屋に戻って、風呂に入り、時計を見たら既に深夜12時を回っていた。
明朝は8時に僕ら夫婦が参加するフルから順にスタート。

「・・・弾丸ツアーやね。」と奥さんが呟く。

奥さんは、今回職場移動や体調不良が重なり、根本的に走り込み不足である。
制限時間の5時間以内にゴールできるようにと伴走を買って出た自分自身も
実はフル2回目というビギナーなんで恐れ入る。

少しでも体を休めようと、緊張気味にベッドに潜り込んだが、
すぐに眠りにつける所がホント有り難い脳天気夫婦であった(笑

ーつづくー

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春の唐津を走る

良く晴れた日曜日、ずっとご無沙汰していた唐津へと向かう。
不思議と「唐津詣で」の日にはお天気のことが多く、
今回も眩しい位の陽光に恵まれ、中年夫婦はウキウキと車を走らせた。

春休みに入っても、息子はやれ練習だ試合だと言って一向に家に帰って来ないし、
それならと、こっちから出向いて、ついでに念願の「唐津ラン」を決行することにした。

シーサイドホテルから唐津城と学校を横目にヨットハーバーまで向かい、
折り返しから唐津市内を抜け、松浦橋を渡って川沿いを上流。
鏡山入口付近から虹の松原に進入してホテルへと戻る約15Kmのルート。

海からの強い風が、中年夫婦の体を容赦なく蹌踉めかせるが
降り注ぐ陽射しはもう完全に春の到来を告げており、
見上げる空の青さと白い雲のコントラストが気持ちを高揚させてくれる。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津ラン2 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津ラン5

市中をゆっくり走りながら見物して回り、
今まで気付かなかったお店や街の地理を知る事もできた。

押し戻される様な逆風の中、松浦川を渡り切り
虹の松原ではマイナスイオンを全身に浴びて、
ゴールのホテルに到着したのは、もうお昼過ぎであった。

シーサイドホテルで殆ど貸し切り状態のお風呂(1000円)を頂き、
空腹を満たすための、締めはやっぱり井手ちゃんぽん
走り疲れた体にスープの塩気が惚けるほどに染み渡る(笑
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津ラン3 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津ラン4

準備が出来たので迎えに来ても良い(笑 との連絡を受け、寮まで行くと
この1年で相当スッキリ痩せた息子が入口に立っている。
成績表を見ると、どうも勉強そっちのけで部活ばかりやっているらしい。
昔の己を振り返れば、あまり五月蠅く言ってもどうかと思うが、
そろそろ勉強の「やる気スイッチ」が何処に隠されているかだけでも知っときたい。

だって息子よ。
久しぶりに会う親父に向かって、開口一番
ジャンプ買っといてくれた!?」ではガックリくるってもんだろう(笑

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筑後川菜の花マラソンを走る

朝5時半にベッドから抜け出して、カーテンを開ける。
この時期、福岡のお天気は気紛れで、愚図つきやすい。
案の定、昨日までの好天が恨めしい雨降りの朝を迎えた。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --筑後川1
昨年も大雨の中での開催であったらしく
ポスターからして、雨を覚悟しろ的な写真が使われている(笑
九州新幹線開業1周年記念・筑後川くるめ菜の花マラソン

今回は慶州さくらマラソンに参加する仲間達とエントリー。
ほとんどのメンバーがハーフさえ走った事がないというので、
本番レースの前に21.0975Kmという距離を経験しとこうという目論みである。

仲間が自分より初心者であるのを良いことに、
たかがマラソン2年生の中年親父が偉そうに振る舞う姿は
端から見たらお笑い種であろう。

雑誌やネットで仕入れた知識で
必要以上に歩幅を拡げると、膝を痛めるよ。」とか、
きつくなる前に、深呼吸をして体の中の酸素を入れ替えようね。」とか、
さも自分の経験談の様に講釈し、トドメには
2時間30分切りのために、僕がキロ6分40秒でペースメーカーになるからね。
なんて宣う始末である。

もしも、本物のランナーが近くに居て、もしも、この会話が聞こえていたら、
腹を抱えて笑い転げたであろうと容易に推察できる(恥

前日から降り続く雨のため河川敷のコースはあちこちでぬかるみ、
大会自体は「泥んこレース」の様相を呈してしまったが
それでも数千人のランナー達が全身に泥を跳ね上げながら
喜々として走る姿に日本マラソンブームの凄さを改めて実感した。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --筑後川2

ペースメーカーの実力不足に、悪天候が重なり、
残念ながら仲間達の多くが2時間半切りを逃したが、
泥沼と化したコースで靴が真っ黒に変色し、
グチョグチョと不快な音を立てる様になっても
みんなが21.0975Kmを笑顔でゴールできたことが何よりであった。

慶州さくら」まで残り18日。
今回、雨も風も泥も充分に堪能したので、
できれば次回は、穏やかな春の陽射しを浴びながら、満開のさくらの下を走りたい。

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第1回熊本城マラソンを走る

2月の福岡は寒波続きで、凍えるような日々が続いていたが、
遂に18日には猛吹雪となり、みるみる街並みが積雪で真っ白に変わっていった。
ネットで天気予報を見ると、明日の熊本地方、最低気温は氷点下と表示されている。

昨年の1月3日から走り始めたマラソン2年生の中年夫婦は
初めてのフルマラソン挑戦という事だけで、もう充分にビビっているのに
」やら、「氷点下」やら、「凍結注意報」等という言葉がさらに精神を追い詰める。

行こうか、行くまいかと重い腰を上げたり・下げたりしながら、
やっとの事で準備を終えて、九州新幹線に乗り込んだのは既に夕方であった。

新しい九州新幹線「さくら」は博多ー熊本間を30分で繫ぐ。
東北新幹線に乗り間違えたのではないかと心配するくらいの雪景色の中を出発したが、
鳥栖を過ぎた辺りからイキナリ眩しい夕陽と青空が現れ、雪の欠片もなくなったのには驚いた。
同じ九州でもこんなに違うのかと、ディスカバー・ジャパン(笑

車窓を見ながら、「こりゃ、いけるね!」と奥さんが宣う。
この人はどんな時も前向きである(笑
到着した熊本では、いたる所で「くまモン」が出没し、明日の準備も着々と進んでいた。
受付会場に向かいエントリーを済ませると、逃げ腰であった自分もようやく覚悟を決める。
日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 - 日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --熊本城マラソン6

中学、高校と青春時代を過ごした街は懐かしくもあり、ホロ苦くもあり(笑
記憶が曖昧な部分も相当あって、流石に時の流れを実感したが、
久しぶりに食べた太平燕(タイピーエン)は昔と変わらず美味しかった。
日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 - 日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --熊本城マラソン1

肝心のマラソンはどうであったかと言うと・・・。

本来、ジョギングは奥さんと長い距離をゆっくり走りたいと始めたものである。
タイムやらスピードやらは優先事項ではなく、
歳をとっても、故障や怪我なく、健康で走り続けられる事が最大の目標である。

ただ、さもしい中年オヤジとしては、
そんな言い訳ばかりして、実際走れんのやろと思われるのも癪なんで(笑

密かに初フルで「4時間切り」、所謂サブフォーを狙い、
もし達成できたら、これを一生涯ふりかざして、後はゆっくり走ろうと心に決めていた。
先輩ランナーの経験談から相当覚悟はしていたし、
雑誌の記事に従って充分イメージトレーニングもしたつもりでいたが、
やはり35Km過ぎからの壁は高く険しく、きつく辛い道のりであった。

最後の数キロ、熊本城内のゴールへと続く坂道では
ここまで頑張って来て最後に歩いたら、お前を軽蔑する。」とまで言い聞かせて
ほぼ涙目でゴール。
日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --熊本城マラソン3

何とか、ほんとギリギリでのサブフォー達成と相成った。
熊本城マラソン(フル):グロス3時間51分40秒
※奥さんも無事に5時間23分27秒で完走しました。

気が向いたら、またタイムにも挑戦してみるかも知れませんが、
しばらくは、この結果をひけらかして(笑
やればできるんだけどね~とか言いながら、奥さんとのんびり走ります。

追記:第1回熊本城マラソンの関係者、ボランティアの皆さんへ。
あいにく極寒の中での開催でしたが、皆さんの熱いサポートと声援に背中を押され続けて
最後まで諦めることなく走りきることができました。
沿道の応援の方々、コース上の給水や給食の方々、私設エイドを出されていた方々、
みんな一生懸命にサポートして頂き、この大会を盛り上げようという気持ちが伝わってきました。

記念すべき第1回大会で、サブフォーを達成できた事を心から感謝します。
ありがとうございました。

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新春太宰府LSDを走る

奥さんと年明けのLSDをどうしようかと考えていて,
せっかく正月明けに走るのなら「太宰府天満宮」まで行ってみようよという事になった。

さっそく地図ソフトで調べてみると,距離も25Km前後と良い感じだし,
何より,食事もできる有名な天然温泉施設「天拝の郷」が近くにあることが判明する。
走り終わった後のひとっ風呂と酎ハイが欠かせなくなったオヤジには,
まさに願ってもないシチュエーションである。

明けましておめでとう・新春太宰府LSD」と銘打って参加者を募集したところ・・・,
何と28名もの参加希望者が集まって,今まで経験したことのない人数にちょっとビビッた。
何かのデモとか新興宗教の集いとか思われんやろうか?
道路交通法とか問題ならんのやろうか?
事故や怪我に備えて保険とか要るんかな?
・・・様々な不安が頭をよぎる小心者の中年オヤジ(笑

それでも,当日朝に28名のランナーが笑顔で集合するに至って,
事故だけには気を付ければ,なるようになるやろうと腹を括った。

走り慣れたランナー仲間に先頭と各グループのリーダーをお願いして大濠公園をスタート。
しんがりから付いていくと,30名近いランナーの列は流石に壮観である。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府6 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府5

今回は,まだあまり走り慣れていない人達もいるので心配したが,
ベテランランナーさん達が要所要所をサポートしてくれ,
誰もが会話を楽しみながら走っている姿を見て安心する。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府3 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府4

流石に,後半は足の疲れから,屈伸やストレッチを繰り返す姿があちこちで見られたが・・,
キロ7分半から8分で最後まで走り続け,途中での4回休憩,信号待ちなどの時間を加えて
ちょうど12時に太宰府天満宮に無事到着した。
ゴールとした「一の鳥居」をくぐるみんなの笑顔が眩しくて,泣けてくる(嘘

正月明けの連休初日,参拝客でごった返す天満宮に
ピチピチのランニングスパッツを履いた集団が出現する風景はやはり異様である(笑
参道で買い食いした梅ヶ枝餅の甘さが身体に染み渡り,感動するほど美味かったが,
「天拝の郷」に移動して飲んだ一杯目のビールも負けず劣らず美味かった。
・・・まあ要するに,疲れた身体には何でも美味いのである(笑
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府1 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --太宰府2

「天拝の郷」でのお食事は,質・量ともに期待した以上で,新年会は盛り上がった。
酔いちくれた中年男は,福岡まで帰る道すがら,
ゴトゴトと電車に揺られて,立ったまま眠りこけそうになった。

Facebookを覗くと,各人がさっそく写真や状況をアップしており,
今日のイベントの盛り上がりを感じながら眺めていたが,・・・ふと,あるコメントが目に入る。

「熊本城の前に,もう一度30Km位いっときましょう!」

どんだけ~(笑

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