日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 - -4ページ目

Pierre de Ronsard

Pierre de Ronsard(モダン・クライミングローズ):
咲き始めから刻々と花姿を変え. 散り際まで楽しませてくれる魅惑の薔薇。
現在ツルバラとしては最も人気の高く,初心者でも育てやすい品種です。

・・・なんて謳い文句に惹かれて最初に手を出した薔薇。
当時,クライミングローズの意味さえ良く判らず,無謀にもベランダの鉢植えで育て始めた。
購入した時は腰の高さだったのが,あれよあれよと大きくなって,今や鉢のサイズは20号。

咲き始めの奥ゆかしい可憐さが嘘の様に,次第に肉感的となり,その存在感は周囲を圧倒する。
まるで女性の一生そのものと言ったら,周りから鉄拳が飛んでくるだろうか?
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薫りはほとんどないが,その見た目の美しさで初夏の訪れを毎年教えてくれる。
今年も綺麗に咲いてくれたねと奥さんと喜び,息子にも同意を求めると
iPodを聞きながら物憂げに「花とか興味ないし・・・」と冷たく言い放った。
息子よ,お前は忘れてるんだよ。
最初の鉢替えの時,あんなに自分がやりたがっていた事を。

手を掛けた植物達は決して裏切らず綺麗な花を咲かせてくれるけど・・・
お前はどうだ?
もうすぐ中間試験だってお母さんが言ってたぞ(笑

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明る過ぎる日本

雨ばっかりでJOGGINGも出来ず,仕事のストレスも溜まったオヤジはたまに毒や暴言を吐きます。

・・・・・・・

中部電力が首相の要請を受けて浜岡原発の稼働停止を決定し,
九州電力は玄海原発の稼働再開時期を未だ決められずにいる。

地元雇用や経済効果の沈滞,電力不足に伴う生産性の低下など様々な憂慮が挙げられてはいるが,
東北地方から伝えられる原発事故の深刻さを考えると,どちらもあり得べき事だと僕は思う。

巷でいうところのクリーンなエネルギー供給というものが可能であるならば
少しでも早くその実現を望むのだが・・・,
現実には,現在日本の電力供給の20%以上は原子力発電によるものであるし,
特に九州や関西ではほぼ半分近い電力量を原発に頼っているのが実情である。

当面原発を動かさないと決めるのであれば、
それに伴う不便さを享受する覚悟が我々全員に必要であろう。

今後,様々なアプローチから有効な節電対策が取られるであろうし,
この事が電力不足を補うことに効果を発揮するかどうかも判らないけれど,
以前からかねがね思っていたことは,「日本は明る過ぎる」ということ。

他所の国を訪れた際に常々感じるのは「明るさ」「暗さ」の明確なコントラストである。
Los Angelesであろうが,New Yorkであろうが,はたまたWaikikiであろうが,
大都会の,日中沢山の人々でにぎあう場所であっても,多くの場所の夜は当然の様に暗い。
ほのかな橙色の街灯で照らされていれば良い方で,一歩脇道に逸れるともう真っ暗である。

当然,深夜でも煌々と光を放ちながら喧噪が溢れる場所も存在するが,
その場所からほんのちょっとでも離れれば,そこには漆黒の闇が横たわっている。
治安の問題もあり,その暗さは「これ以上,立ち入り禁止」を暗に教えてくれている。

屋内も,照明そのものが少なく,またその殆どが間接照明であることから最初は薄暗く感じる。
日中でも,眩しい外界から急に屋内に入ったりすると,目が慣れるのに暫く時間がかかり,
白色灯の眩しい明るさに慣れた日本人には,その暗さに戸惑うことが多い。

周囲の暗さ故に,遠くからでもドラッグ・ストアの存在がすぐ判るし,
雰囲気の良いレストランでは,何喰ってるのか判りづらい程照明がおとしてあったりする。

虹彩の色や人種によって光に対する閾値が異なることは重々承知しているし,
この明るさが日本の治安保持や,経済活動の維持に貢献している事を理解しているが,
それでも「日本は明る過ぎる」と言いたい。

日本人は,必要以上に明るさを求め過ぎているのではないだろうか?
敢えて言おう。
「日本ってもっと暗くても良いんじゃないの?」

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --日本電力
< Astronomy Picture of the Day >

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ハーフマラソンへの道のり

ゴールデンウィーク中、唐津へ一泊二日の旅行した以外は家でゆっくりと過ごし,
お陰で近くの公園でのJOGGINGにもじっくりと取り組む事ができた。

翌日の疲れや仕事への影響なんかを気にせずに走れた分,
5月に入ってからの走行距離は1週間で45Kmを超えた。
俺ってできるじゃん!とドヤ顔で小鼻を膨らませるところが可愛い素人ランナー(笑
まあ,でも自分のJOGGINGレベルからするとかなり走り込めたんじゃないかと思う。

休み中に是非やりたいと思っていた、LSD(Long Slow Distance)なるトレーニングもできた。
実は走行時間が90分間と短い「なんちゃってLSD」だったりするけど、
5分40~50秒/Kmのペースで無理なく走り続けることができ、
ハーフマラソンへ向けて少しだけ自信がついた・・・気がする

あとは、いつ?何処で?ハーフに挑戦するかだが,これをまだ迷ってる。
記念すべき初挑戦は,モチベーションも上がる海外だったら良いな~なんて気軽に思ったけど,
右も左も判らない初挑戦は,ストレスなく安心して走れる国内の方が良いんじゃないかなんて,
・・・期待と不安に揺れる儚い中年オヤジ心

でも,せっかくの夏休みを利用して行くことを考えると,
やっぱ海外だよね~って自分に言い聞かせたりして

じゃあ,初秋のHawaiiか?
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --マウイマラソン
<マウイマラソン公式サイト>
早春のシドニーか?
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --シドニーマラソン
<シドニーマラソン公式サイト>

どっちだ,俺!?
走る前から,悩むよね~(笑

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唐津「食」の旅

高校生となった孫の顔見たさに、爺婆が飛行機に乗ってやって来た。

当の息子は5日まで寮に残っているので、こちらから唐津に押し掛ける事となるが、
足腰の弱い年寄りなので訪問先を極力限定し、時間に余裕を持たせたスケジュールを立てる。

早稲田佐賀」→「唐津城」→「太郎右衛門陶房」→「川島豆腐点」で昼食。

八太郎館」→「旧高取邸」→「唐津シーサイドホテル」→「ステーキハウス蜂」で夕食。

義理の息子としては旅行中に粗相があってはならないので(笑、
食事の店以外は、それぞれの距離や時間を予想できる様に今まで訪問した場所に限定した。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津下がり藤 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津sailing
我々夫婦にとっては「唐津:復習の旅」となり、お楽しみは食事だけかと思っていたが、
期待していた通りに唐津城の藤棚はここぞとばかりの満開であったし、
再度訪れた旧高取邸では新たな発見もあったりして、それはそれで有意義な訪問となった。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --川島豆腐店1 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --川島豆腐店2
お楽しみの「川島豆腐店」での昼食では、
ざる豆腐から厚揚げ、最後に出されるうずみ豆腐まで全てを美味しく堪能したが、
お言葉に甘えて何度もお代わりをしてしまい、お昼からお豆腐でお腹一杯になってしまった。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --ステーキハウス蜂1 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --ステーキハウス蜂2
それでも夕食時に「ステーキハウス蜂」に着くと、ちゃんと腹が鳴るのだから不思議である。
お豆腐は消化が良いからね」なんて言い訳をして、がっつりと肉を腹に収める。
ただ、麦焼酎1杯で酔いちくれたオヤジは、
年寄りが食べ切れなかった肉にまで手を伸ばしてその意地汚さを後悔したくせに
翌朝は宿の「朝からつご飯」で再び思いっ切り満腹となるのだから始末に負えない。

総じて旅程自体は予定通りに進めることができ、爺婆も充分楽しんでくれたと思う。
車内で孫との束の間の会話を楽しみながら福岡まで帰り、慌ただしく機上の人となった。
空港での別れ際に、頑張れと何度も手を握った爺婆の期待を息子は判ったであろうか?
あまり言うと、また不機嫌な顔をするのが目に見えるので、暫くは黙って見守ってやろう。

・・・さて、思い切り唐津の「食」を楽しんだ今回の旅。
帰宅後、カロリーオーバー分を消費するために大濠公園8周ランが必要であった(笑

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唐津詣で

走らせる車が横揺れする程の春嵐をくぐり抜け、夫婦で唐津へ向かう。
早稲田佐賀に通う息子の授業参観と学級懇談会に出席するという大義名分はあるが、
結局はまた夫婦で唐津を楽しむのが一番の目的。
先週から続く訪問であり、またGW中には田舎の爺婆を連れて泊まりで訪れる予定である。
もはや「唐津詣で」の様相を呈してきた(笑

朝から催された後援会総会や寮報告会なんかにも真面目に出席した後に徐にクラスに向かうと、
窓側に座った息子が、神妙な顔つきで授業を受けている。
授業参観なのだから当たり前の事であるが、何となく可笑しくて、奥さんと二人笑ってしまう。

ふと目が合うと、息子はわざとらしく不愉快そうな顔をしてそっぽを向いた。
まあ、高校生なんてそんなお年頃だろうし、
母親のみならず親父までノコノコ学校に出て来たら、勘弁してくれよと思う気持ちも充分に解る。
オヤジはでかい身体を縮めて、目立たない様に見学した・・・つもりである

学級懇談会も終わって体育館を覗くと、運動部の生徒さん達が後片付けをしており、
その中には黙々と椅子を運ぶ息子の姿もあった。
部活をするためにGW前半は寮に残りたいと言い出した時はどうしようかと思ったが、
その真摯な姿にちょっと安心して、「まあ、頑張れ」と声だけ掛けて学校を後にした。

藤棚の見頃はどうであろうかと唐津城へと歩く。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津城藤1 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --唐津城藤2
七分咲き程度の下がり藤が芳香を漂わせて風に揺れていた。
爺婆が訪れる数日後には、さらに見頃になっているだろう。楽しみである。

藤棚の状況を確認して安堵した中年夫婦は、
本日のメインイベントであるレストラン「迎賓館」でのランチのため
旧唐津銀行までの道をテクテクと歩く。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --旧唐津銀行2 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --旧唐津銀行
本来であれば、建物の内部や展示物をまず楽しむべきであろうが、
歩き疲れて、既に腹ペコ状態となっていた二人はまっしぐらにレストランに飛び込んだ。
ランチはお値段も手頃で、デザートに至るまで全てに美味しく、盛り付けも綺麗であったが、
飢餓状態に陥っていた夫婦は、出される皿を瞬く間に平らげ、写真を撮る暇もなかった(笑

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --時の太鼓
再び街を歩きながら川沿いの道に戻ると、「時の太鼓」のお侍さんが午後3時を告げていた。
さて、帰ってジムにでも行こうかと車に乗り込む。
だって、また4日後にはすぐ詣でに来るでのある。今日はこれ位で勘弁してやろう(笑

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今後の目標とご褒美?

今月も何とか月間走行距離100Kmを達成できた(Total: 109Km, Ave.: 5'23''/Km)。
月300Kmとか年間3000Kmとかが目標の上級者から見れば,お遊びの様なJOGGINGであるが,
飽きっぽい自分が,まがりなりにも続けて来れているのだから驚きである。

夜遅くまで酒を飲むこともなくなり,永年吸い続けた煙草も止めて,体重は15Kg以上減った。
JOGGINGを始める前の,あの脂ぎった自分からは想像もできない変わりようである。
あの時「ワタシ,ハシリタイノ。」と言い出した奥さんに心から感謝している。

元来,目先のGoalなどに関係なくmotivationを恒常的に保てる人間じゃない。
仕事でもプライベートでも,何らかの目標やご褒美を常に設定しないとやる気が出ない困ったタイプ。

究極の目標は既に決めてある。
1つは当然フルマラソンを走ることであり,これは50歳までには達成したい。
もう1つは自宅から唐津までを走ることで,これは息子の高校在学中に何とかやってみたい。
現時点での実力では,どちらもまだ朧気な目標であるが,実現に向けて一歩一歩前に進みたいと思う。

最も直近かつ実現可能な目標は「ヤフードーム・リレーマラソン2011」。
6月4日に仲間と走る予定であるが,参加人数的に最長でも6Km走なのでプレッシャーは少ない。
皆で楽しんで走りたい。

さて,その次となると,・・・そろそろハーフにも挑戦してみたいなんて思ったりして,
・・・それもせっかくなので夏休み(所謂,ご褒美)を兼ねて,
     $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --maui marathon 
-MAUI MARATHON & HALF-MARATHON 2011-

なんてどうだ!? 
青い海♪ 澄み渡る空♪ ALOHA BREEZEを感じて爽快に走る中年夫婦。
な~んて・・・夢を見るのはいい加減によし子さんか(笑?
でも,ちょっと本気で考えていたりする。

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唐津探訪 -石垣の散歩道と旧高取邸編-

唐津焼の奥深い世界を堪能して高尚な気分に浸れた中年夫婦は
さらに次の目的地である旧高取邸へ向かった。

石垣の散歩道沿いに建つ高取邸は,早稲田佐賀寮の八太郎館からもほど近い所にあるが,
入学・入寮式で訪問した際には時間の都合で訪れる事ができなかった。

車を近くの駐車場に停めると,回復した青空の下,目的地までぶらぶらと歩く。
海からの風はまだ冷たいが,暖かい午後の日差しが体を包んで気持ち良い。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --石垣の散歩道
唐津観光協会より拝借

高取邸では,ボランティアの方の丁寧な説明を聞きながら見学することができた。

欄間に施された草花や動物の繊細な型抜きは,自然光やランプの光で次の間に映し出されること。
大隈重信公来訪のために造られたトイレのタイルは,有田焼のオーダー・メイドであること。
能舞台の襖は,必要に応じて敷居ごと移動できること。
杉戸に描かれたツバメは,下から見上げると瑠璃色に光り,今にも飛び立つ様に見えること,等々。

細部にわたり究極に手の込んだ造りに驚かされたが,
平成の時代までこの屋敷に住み続け,維持して来られたご子孫の苦労は如何ほどであったろう。
床暖房に慣れ切ったひ弱な足が,この広大なお屋敷に住む大変さをまず最初に教えてくれる。
この時期になってさえ、座敷には見学者のために電気絨毯が敷かれており、
説明を聞きながら、皆有り難くその冷えた足先を暖めさせて貰っていた。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --高取邸

邸を後にして川沿いを歩いていると,寮に帰るのであろう早稲田佐賀の学生さん達とすれ違った。
練習試合の帰りなのか,大きなバッグを肩から下げている生徒さんもいる。
息子を通わせている親の欲目か、皆が凛々しく見える。

生徒さんが通り過ぎる度に「頑張れ。頑張れ。」と心の中で呟いた。

唐津の人達にとっては特別とも謂える場所で,学べる幸せを自覚して欲しい。
そして,周りの人々の優しさに感謝しながら,思い切り充実した学生生活を送って欲しい。

・・・
そんな親の気持ちなど知る由もない我が息子は,週末に唐津に行くかもと伝えていたら
「寮の友達と遊ぶ約束したから,来ても会えんよ。」とつれない返事をよこしていた。

いいよっ!,お母さんと一日思い切り楽しんだんだから(笑

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唐津探訪 -唐津焼鑑賞編-

最初の目的であった野球応援を無事に終え、「井手ちゃんぽん」にも満足した中年夫婦は,
車に乗り込み,徐に次の目的地をカーナビに入力する。
今回は,唐津焼の窯元を訪ねるプランも奥様に上程しており、快くお許しを頂いていたのである。

以前「洋々閣」に宿泊した際、素朴でありながら,うちに力強さを秘める唐津の焼き物に出会い,
そこで知った中里隆・太亀両氏の「隆太窯」をぜひ一度は訪れてみたいと思っていた。

ナビに導かれるまま車を走らせると,15分弱で山間に佇む窯元へ到着した。
微かに聞こえてくるせせらぎをBGMに,暫く鮮やかな新緑を楽しむ。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --隆太窯1 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --隆太窯2

案内されたギャラリーには氏達の作品が展示されており,直に手に触れて鑑賞できる。
幾つかの器を手に取り,伝わる重さと肌触りを二人で楽しんでいたが,
調子に乗って,ある器へ出した手は,お値段を見てそっと引っ込めた(笑

ちょうど我々の訪れた時間帯には他の訪問者がおらず,お茶とお菓子までご馳走になってしまった。
窓から見える木々が差し始めた日差しに美しく輝き,いつまでも座っていたい気分であったが,
色合いが気に入った夫婦用のお湯飲みを購入させて頂いて,隆太釜を後にした。

唐津市街まで降りて来て,次に向かったのは「中里太郎右衛門陳列館」
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --中里窯2 $日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --中里窯1

全くの素人,門外漢の自分が言うのも憚られるが,
同じ唐津焼き,同じ中里家の系譜であっても,醸し出される雰囲気や色合いが微妙に異なる。

本当に失礼を顧みずに自分なりの感想を述べると・・・,
本家・長男の誇りと責任が,器への質感や色合いにも厚みとなって現れる「太郎右衛門」さん。
唐津焼きの伝統を守りながらも,遊びや洒落,粋な雰囲気を隠し味にする「隆」さん。
そんな感じであろうか。まあ,ど素人が言うことなのでお許し頂くことにしよう。

ゴールデンウィークには孫を見に田舎の爺・婆がやって来て,唐津も案内する予定である。
老夫婦に自慢げに講釈を垂れている中年夫婦がいたら・・・,
たかが半日で唐津焼きの「知ったかぶり」と化した我々二人である(笑

                      「唐津探訪 -石垣の散歩道と旧高取邸編-」へつづく
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唐津探訪 -野球部応援編-

朝早くから起き出して準備の確認をし始めた僕を、遠足に行く子供みたいだと奥さんが笑う。
そう言う奥さんもノリノリで(笑、朝食を済ませると早々に車に乗り込み、唐津へ走る。

自分が高校の時は帰宅部だったので、高校総体とか地区大会とかはほぼ別世界のイベントであった。
特に、我が母校には野球部が存在しなかったので、高校野球となると応援という経験すらない。

自分の息子が入部した訳でもなく、知人の子供さんが活躍している訳でもないのに、
勝ち進んでいる早稲田佐賀を応援に行こうと勝手に盛り上がり、夫婦揃って球場へ押し掛けた。
$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --早稲田試合1

曇天の肌寒いお天気であったが、グランドの選手達はみな溌剌とプレーしていた。
控えの選手達もみなキビキビと動いて、見ていて気持ち良い。
型通りのスポーツマン精神や高校生らしさを押し付けられても子供達には窮屈なのかも知れないが、
ノスタルジック中年夫婦は単純に凄い、凄いと盛り上がっている。

$日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 --早稲田試合2

結果的に試合は3-1で敗れた。
野球にエラーは付き物であるが、数少ない失策があのイニングにだけ重なってしまった。
ただ、贔屓目に見ても相手チームの方が格上であったことは否めないのに、大善戦であったと思う。
失敗を恐れず、このまま経験を積み重ねていって欲しい。

冷えた身体を「井手ちゃんぽん」で暖めながら、夫婦二人で熱く試合を振り返る。
あまりの素人談義に関係者が聞いたら呆れただろうが、夫婦で楽しめれば良いのである。

奥さんが「名前と顔を全員覚えちゃうかもね。」なんて言い出した。
・・・これから何度も来る気である(笑

                            「唐津探訪 -唐津焼鑑賞編-」へつづく
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二日酔いに想う事

昨夜は職場の新人歓迎会なるものが催され,余分なアルコール摂取のために朝から体が重い。

昔の自分からは想像もできない程,ここ数年,飲酒の機会も量も減り続け,
今では週に数回,缶チューハイ一缶を夫婦で分け合えば上等という程度になっている。

アルコールに対する許容量は,飲酒機会の増減も大きく影響するのだろう。
飲まなくなった最近では,アルコール度数3%のチューハイでもうほろ酔い気分である。

そんな訳で,たまに外飲みのイベントに出席すると,大抵翌日に後悔する羽目になるのだが,
特に昨夜はアルコール摂取量が必要以上に多かった。痛恨の極みである。

今まで一度も参加したことのない歓迎会なのに,何故か今年は参加に○を付けてしまっていた。
自分の部署に望んで来た若者には,どれだけでも歓迎の意を表するが,
興味もない人間と,当たり障りのない会話をして杯を重ねるのは,この歳になると苦痛である。

酒席が進んで自己紹介が始まった時,
最初に立った新人女性が突然「好みの男性のタイプは~・・」と言い出した。
場違いな発言ではあったが,酒の席だし,その突飛さがウケて
赤ら顔で居並ぶオジサマ連中からは笑いと拍手が起こったりもした。

場を和ませようとしたのか,シャレか本気かは判らないが,
最初に言い出したこの女性は,そのプライオリティーを尊重してまだ良しとしよう。

ところが,この発言がウケると目敏く(?)感じた新人達は,男も女も,次から次へと,
自分の自己紹介の段になると「好みのタイプは~・・」とやり出したのである。

巷の人間が羨むような進学校から有名大学を卒業していて,この没個性と軽薄短小さには唖然とした。

誰一人として,将来への希望や展望を述べることも,社会へ貢献する意志を現すこともなく,
一様に出身高校出身大学所属していた部活やサークルを大声で連呼した後,
好みの異性のタイプを吐露したら,勧められるままに杯を飲み干して終わり。

自分が若い時も,こんなんだったんだろうか?
たかが酒の席のことで,わざわざ嘆くことでもないのだろうか?


そんな偏狭な感情など持たないのであろう同僚達は,新人の肩を抱いて談笑している。

狭量で人見知りの激しい自分は,
笑顔を振りまきながら新人達に話しかけるなんて事ができるはずもなく,
お尻がモゾモゾする様な違和感を何とか紛らわせようと,
閉会になるまで席も立たずに,目の前のグラスを何度も口に運んでいた。

不必要なアセトアルデヒドや酢酸が体中にへばり付いた胸くそ悪い朝を迎えて想う。

うちの子には,もうちっとマシな挨拶ができる社会人になって貰いたいが・・・,
大丈夫か?息子。
・・・・頼むぞ by 父。

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