二日酔いに想う事 | 日々之精進 - 中年JOGGERの独り言 -

二日酔いに想う事

昨夜は職場の新人歓迎会なるものが催され,余分なアルコール摂取のために朝から体が重い。

昔の自分からは想像もできない程,ここ数年,飲酒の機会も量も減り続け,
今では週に数回,缶チューハイ一缶を夫婦で分け合えば上等という程度になっている。

アルコールに対する許容量は,飲酒機会の増減も大きく影響するのだろう。
飲まなくなった最近では,アルコール度数3%のチューハイでもうほろ酔い気分である。

そんな訳で,たまに外飲みのイベントに出席すると,大抵翌日に後悔する羽目になるのだが,
特に昨夜はアルコール摂取量が必要以上に多かった。痛恨の極みである。

今まで一度も参加したことのない歓迎会なのに,何故か今年は参加に○を付けてしまっていた。
自分の部署に望んで来た若者には,どれだけでも歓迎の意を表するが,
興味もない人間と,当たり障りのない会話をして杯を重ねるのは,この歳になると苦痛である。

酒席が進んで自己紹介が始まった時,
最初に立った新人女性が突然「好みの男性のタイプは~・・」と言い出した。
場違いな発言ではあったが,酒の席だし,その突飛さがウケて
赤ら顔で居並ぶオジサマ連中からは笑いと拍手が起こったりもした。

場を和ませようとしたのか,シャレか本気かは判らないが,
最初に言い出したこの女性は,そのプライオリティーを尊重してまだ良しとしよう。

ところが,この発言がウケると目敏く(?)感じた新人達は,男も女も,次から次へと,
自分の自己紹介の段になると「好みのタイプは~・・」とやり出したのである。

巷の人間が羨むような進学校から有名大学を卒業していて,この没個性と軽薄短小さには唖然とした。

誰一人として,将来への希望や展望を述べることも,社会へ貢献する意志を現すこともなく,
一様に出身高校出身大学所属していた部活やサークルを大声で連呼した後,
好みの異性のタイプを吐露したら,勧められるままに杯を飲み干して終わり。

自分が若い時も,こんなんだったんだろうか?
たかが酒の席のことで,わざわざ嘆くことでもないのだろうか?


そんな偏狭な感情など持たないのであろう同僚達は,新人の肩を抱いて談笑している。

狭量で人見知りの激しい自分は,
笑顔を振りまきながら新人達に話しかけるなんて事ができるはずもなく,
お尻がモゾモゾする様な違和感を何とか紛らわせようと,
閉会になるまで席も立たずに,目の前のグラスを何度も口に運んでいた。

不必要なアセトアルデヒドや酢酸が体中にへばり付いた胸くそ悪い朝を迎えて想う。

うちの子には,もうちっとマシな挨拶ができる社会人になって貰いたいが・・・,
大丈夫か?息子。
・・・・頼むぞ by 父。

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