ブローニング A-BOLT レビュー<2020.01.27更新> | NO SHOOTING,NO LIFE

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このブログは「猟銃による射撃」を楽しむサラリーマンの日常を綴っています。

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今回は所持して5年、手を加えてきたA-BOLTのレビューを更新していきます。

 

<2021.03.19更新はこちら>

 

 

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BROWNING A-BOLT STALKER
形式:単身ボルト式
口径:12番
装弾数:2発+1発(箱型着脱式弾倉)
全長:1054mm
銃身長:559mm(ハーフライフリング)
重量:3170g

使用実包:
①Remington AccuTip
②WINCHESTER SUPER-X

③Hornady SST

発射数:545発

 

装備品:
①VORTEX StrikeEagle 4-24×50mm
②東京スコープ XT-4

③GG&G XDS Heavyduty Bipod
④ACCUSHOT モノポッド

⑤RALUE ストックレイル
⑥アジャスタブル チークパッド
⑦ブロウネルズ 本革スリング

⑧MIM Mfg ピカティニーレイルアダプター
⑨McCann MIRS レールシステム
⑩ANS 20mmレール
⑪タクティカルハンドル
⑫VORTEX PROシリーズスコープリング(30mm Mサイズ)
⑬VORTEX バッテリーホルダー
⑭VORTEX スローレバー
⑮VORTEX フリップキャップ
⑯VORTEX スコープ用水平器
⑰MAGPUL M-LOK QD スリングマウント
⑱MAGPUL  RSA QD Rail Sling Attachment
⑲MAGPUL ラダーレールパネル
⑳GUNSKINS レール用スキン
 
その他
ストック塗装(使用カラー:インディ コヨーテタン/コヨーテブラウン)
グリップ ステッピング加工
 
●特徴(個人的な感想含む)

・作りが丁寧、しっかりしている。(特にボルトのガタが少ない)
・装填、排莢不良が無い。(信頼性が高い)
・木製、樹脂製、カモと、ストックが好みで選べる。
・ボルトの上げ下げが固い。

●使用感
・樹脂製ストックの為、ややフロントヘビィですが、射撃時の銃口の跳ね上がりを多少低減してくれている気がします。

・ボルト操作はスムーズです。気になるようなガタつき・引っかかりはありません。

マガジン内に実包を入れていても・いなくても装填操作に変化はありません。

装填・排莢不良もなく、射撃に集中できるのが一番ありがたいです。

 

関連記事→https://ameblo.jp/cal556/entry-12452641644.html?frm=theme

 

装填・排莢動画→https://www.youtube.com/watch?v=ILfRrKO0Yao

 

ただし、ローマウントのマウントベースとスコープノブ・15mmの組み合わせでは排莢時に薬莢がガツガツとノブに当たります。
レールシステムを組んでからスコープ位置が上がり、ノブに薬莢が当たることはなくなりました。


・ストックパッドはクッション性が良さそうですが、衝撃はかなり来ます。
弾にもよりますが、20発以上の射撃は私にはキツイです。

・50mでのグルーピングは委託射撃・既製弾5発で12mmでした。
詳しくはこちらを→https://ameblo.jp/cal556/entry-12447618625.html?frm=theme

●メンテナンス
基本的には銃身内にボアスクラバーを吹いた後銅ブラシで磨き、パーツクリーナー、WD40を使用。
仕上げにエンジンオイルを薄く塗布します。
銃身外側にもエンジンオイルを塗布しています。
素材のせいなのか、コーティングのせいなのか分かりませんが、サビが発生しやすい様です。

銃身とストックもネジ2本でバラせますが、タイトな作りになっているので無理にバラす事はしない方が良いでしょう。
同様にボルトも全バラシは非常にタイトな作りです。撃針までは簡単にバラせますので、発射数に応じてメンテナスを行います。

 

 

●全体画像
好みにカスタムして非常に愛着のある銃となりました。
 
●安全装置
赤丸の上にあるレバーを下げると安全が掛かります。
引き金を引くとボルト後部のインジゲーターが撃針と連動して引っ込みます。
 
●弾倉

弾倉はハッチを開いて弾を装填します。

取り外す事も可能です。
純正のままだと取り外すのが非常に固いので、ロック部分を調整し若干緩くしました。

 

●ボルト/ボルトハンドル

ボルトはほぼ真横で止まります。その為、装填・排莢時にスコープが邪魔になる事はありません。

 
ボルトはボタンを押せばそのまま引き抜けます。
 
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銃身同様、ボルトも太いです。ボルトハンドルはレミントンM700用のタクティカルタイプにカスタム。

純正に比べ、にぎり心地・操作性が格段に良くなっています。

 

ボルト本体には樹脂製のカバーが付いているので、金属の軸と樹脂カバーの間の汚れが気になる所です。※カバーのバラし・組立は神経を使うので大変です。


●銃身

もちろんフローティングバレルです。
ライフル銃ほど遠距離射撃をするわけではありませんが、精度が高いに越した事はありません。
 
元残しでライフリングが1/2刻まれています。
 
●スコープマウント
マウントベースはMcCannのレールシステムを組み込みました。完全な自己満足です。
 
●バイポッド
GG&GのXDSバイポッド。
Heavy Dutyタイプなのでサボットスラグの衝撃にも耐えています。
装着はスイベルスタッドにピカティニーレールを装着し、脱着性を高めています。
 
●モノポッド/チークパッド
委託射撃で重宝しているモノポッド。
バイポッドと組み合わせれば重いレストを運ばなくて済みます。
チークパッドは高さ・角度が調整可能です。
パッドを上げているとボルトと干渉して抜けなくなる為、先端をボルトの形に切除しています。
 
●スコープ

スコープはVORTEX StrikeEagle 4-24×50を使用。サンシェードを1/3程度カットして装着しています。
 
非常に見やすいスコープでイルミネーションレティクルを備えています。
近距離用のXT-4ドットサイトをタンデムしています。
 
●ステッピング加工
手の形に合わせステッピング加工を施しました。
滑り止め効果と共に握り具合のチェックもでき、非常に有効です。
 
●分解
機関部とストックはネジ2本で簡単にバラせます。
それぞれの個体に合わせてタイトに作成されている為、バラしすぎるとガタが出る可能性があります。
 
 
●実包

 

WINCHESTER

Remington

Hornady

と3種類使用しましたが、本州ならば安価でよく当たる鉛玉のWINCHESTERが練習にも丁度良いです。

 

●その他感想

ボルト式ハーフライフルの購入にあたり、Aボルトとサベージでかなり悩みましたが、機関部の精度に大きな差があり、信頼性の高いAボルトを購入しました。

特に装填・排莢に関して不具合が出る事が無いので安心して使用できます。

銃身精度も高く、弾との相性もあるかもしれませんがグルーピングにも満足しています。

撃ってもカスタムしても楽しい銃です。