【オリーブの木とは?】
兵庫県尼崎市で
不登校、発達障がいなど
子育ての悩みを抱える
親の居場所づくりをしている団体です。
【詳しくはこちら】
2021年9月8日。
オリーブの木座談会を開催しました。
ゲストは心理士の河西陽子先生。
当初は、ゲストをお呼びするつもりでしたが、コロナ感染リスクを軽減するためにZoomを接続し、画面上から先生にご参加いただく形に変更しました。
そのため、どちらかというと座談会というよりかは、先生の講演会という感じになってしまいましたが、たくさんのお話をお伺いする事ができました。
「心理士の先生」と聞くと、少し距離を感じてしまい、お話をお伺いするのにも少し構えてしまうのですが、河西先生は同じくらいの年頃の子どものママさんでもあるので親近感を持ってお話をお伺いすることが出来ました。
伺ったお話のほんの一部ですが、少しまとめてみました。
過剰適応が特に日本人には多く見られるそうです。
過剰適応とは周りの環境に合わせすぎてしまうということ。
真面目な人ほど、「○○せねば」「○○をするべき」と自分で自分を苦しめてしまいます。
エネルギーがすり減ってしまった時、人はわかっていても動くことが出来ません。
それは体からのSOSのサインです。
もし子どもが「休みたい」といった時、それは言えたということが喜ばしいことで、健全なことです。
休むまでに頑張った時間が長ければ長いほど、立ち直るのに時間がかかります。
特に発達障がいを抱えている子どもに関しては、本人も苦しいことに気づきにくく、気付こうとせずに頑張ってしまうことが多々あります。
サインを出したとき、サインに気づいたときは無理をさせてはいけない、休まないといけない時です。
また、エネルギーはすぐにはたまりません。
部屋にひきこもっていた子どもは、少しずつリビングで過ごす時間が増えてきたり、リビングで過ごしてい子どもは少しずつお話をするようになったり・・・。
本当に少しずつですが、エネルギーが溜まってきます。
近年、日本では学校に行きたくないという子どもが増えていますが、日本の学校というところは、世界から見たらどういうところなのでしょうか?
一年間フィンランドで住んでいたとある小学生の女の子に日本とフィンランドの学校の違いについて聞いた時の話です。
日本とフィンランドの違うところ。それは、日本の先生は怒る。フィンランドの先生は怒らない。
女の子はそう答えたそうです。
ただ、これは日本の先生が悪いのか?というと一概にそうは言えません。
世界から見て日本ほど、一人の先生がいろいろしないといけない国はないそうです。
つまり先生に余裕がないということです。
安心で安全と思える学校づくり。
問題はまだまだ山積みですが、いかにして先生に余裕をつくるか?今後考えないといけない重要な問題の一つかもしれません。
他にもペアレント・トレーニングについてなど、1時間半、たっぷりお話をしていただきました。
今回は緊急事態宣言発令中で、Zoom参加になりましたが、このコロナ禍が落ち着いたら、今度は是非会場でお話をお伺いしたいです。
河西先生、今回は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
また、参加者の皆様には、会場や開催スタイルの変更でしたが、皆様からはいいお話が聴けたとおっしゃってもらえたので、開催してよかったです。
最初、Zoom接続がうまくいかなかったり、モタモタしてしまったので、今後はオンライン開催なんかもできるように、Zoomについてもっと学習しておかないといけないですね
先生、そしてご参加下さった皆さま、どうもありがとうございました。
次回の開催予定
10月14日(木)
■中央北生涯学習プラザ
尼崎市東難波町2-14-1
11月28日(日)
■小田北生涯学習プラザ
尼崎市潮江1丁目11-1
各回ともに
■午後1時~2時30分頃
(終了後午後4時頃までフリータイム)
■参加費 200円
■定員 15名(要予約)
小田北生涯学習プラザには駐車場はございません。
近隣に有料パーキングがございますのでお車の方はそちらをご利用下さい。
ホームページ
実は以前にもホームページを掲載していましたが、そちらはオリーブの木代表が経営する教室のホームページ内に掲載したものでした。紛らわしいとのご指摘があり、この度オリーブの木専用のホームページを新たに開設しました。
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尼崎市ホームページより