名古屋から名鉄線で50分。
西尾駅に着きます。
愛知県南部、三河湾に面した西尾市。
抹茶で知られる、"三河の小京都"です。
<旅の行程>
1日目:小牧山→犬山→清洲
2日目:名古屋→西尾→岡崎→浜松
そんな西尾に風流な城址があります。
◆西尾城◆
(西尾市指定史跡)
駅から15分程、緑に囲まれた城址に着きます。
現在、西尾市歴史公園となっています。
鍮石門
*読みは"チュウジャクモン"
かつて御殿に至った門で、平成8年(1996)の再建。
桜で溢れた城址。
本丸跡
鎌倉時代、足利宗家3代当主・足利義氏が築城した西条城が起源と伝わる西尾城。
中世、吉良氏や酒井氏の居城となり、天正13年(1585)、徳川家康の命により酒井重忠が天守を建て、江戸時代後期には松平氏が6万石で入城、以降、5代続き明治時代を迎えます。
石垣から伸びる石段を上ります。
塀の先に櫓が見えてきます。
本丸丑寅櫓
平成8年(1996)の再建です。
木造で復元された様子。
櫓からの眺望。
右手に鍮石門、正面に二の丸櫓が見えます。
西尾神社
(御祭神:英霊六百四十柱)
護国神社の様ですね。
御劔八幡神社
(御祭神:八幡大神)
奈良時代の創建と伝わる古社。
足利義氏が築城時に遷座させたと伝わり、城の守護として崇敬を集めました。
源氏相伝の名刀"髭切"を御神宝とした事が名の由来です。
本丸から二の丸に戻ります。
美しい庭園の中へ。
旧近衛邸
江戸時代末期に左大臣・近衛忠房の邸内に建てられた、数寄屋造の書院と茶室からなる公家建築です。
平成7年(1995)、京都から移築されました。
現在はお茶処として営業しています。
旧近衛邸から望む櫓。
四季折々の風景が美しいのでしょうね。
最後に資料館に寄ります。
西尾市資料館
*入館無料
昭和52年(1977)の開館です。
資料館前から堀越しに櫓を眺める。
西尾の歴史・文化が学べる展示内容。
天守台
鍮石門と同じ二の丸に再建された天守台。
天守再建の計画もあるそうです。
ご当地マンホール①
丑寅櫓と夜桜。
ご当地マンホール②
丑寅櫓と紅葉。
ご当地マンホール③
雪景色の丑寅櫓。
小振りながら、とても風流な城址でした。
次回も西尾の記事です。
***城まとめ***
①北海道・東北編→Click
②関東・甲信越編→Click
③東海・北陸編→Click
④近畿編→Click
⑤中国・四国編→Click
⑥九州・沖縄編→Click