城まとめ第4弾。
実は名城の多い中国・四国編です。
現存12天守の半分を擁し、実は名城の宝庫。
<現存12天守>
松本・犬山・彦根・姫路・松江
弘前・丸岡・備中松山・丸亀・松山・宇和島・高知
まずは、山陽地方から。
<岡山県>
1.津山 津山城 (訪問:2022/1)
(国指定史跡・日本100名城)
往時、姫路城を凌ぐ77棟の櫓があった津山城。
2.高梁 備中松山城 (訪問:2022/1 他)
(国指定史跡・日本100名城)
標高430mの頂の山城で、現存12天守。
個人的に一番好きな城。
山中に築かれた見事な石垣。
麓には数軒の武家屋敷が残っています。
武家屋敷通り
3.岡山 岡山城 (訪問:2014/5 他)
(国指定史跡・日本100名城)
宇喜多氏・小早川氏の居城。
その黒き姿から烏城の異名を取ります。
日本三名園、後楽園から望む姿も一興。
*日本三名園:岡山後楽園・水戸偕楽園・金沢兼六園
後楽園
(国指定特別名勝)
<広島県>
4.福山 福山城 (訪問:2024/3 他)
(国指定史跡・日本100名城)
広島の玄関口、福山駅前にそびえる城。
空襲で焼失してしまった天守は国宝でした。
水野勝成像
徳川家康の従兄弟で福山藩初代藩主。
"鬼日向"の異名で恐れられた猛将でした。
5.広島 広島城 (訪問:2012/11)
(国指定史跡・日本100名城)
毛利輝元が築き、江戸時代には広島藩42万石、浅野家の居城となりました。
旧地名の"己斐(コイ)"から、鯉城とも呼ばれます。
(これが広島カープのカープ=鯉の由来)
<山口県>
6.萩 萩城 (訪問:2021/5)
(国指定史跡・日本100名城)
広島から転封された毛利輝元が新たに築いた城。
別名、指月城。
幕末に藩庁が山口に移るまで、長州藩の中心は萩でした。
旧厚狭毛利家萩屋敷長屋
(国指定重要文化財)
7.山口 山口城 (訪問:2021/5)
(山口市指定有形文化財)
かつての毛利氏の居城は今では県庁。
城門だけが往時を偲ばせます。
<鳥取県>
8.鳥取 鳥取城 (訪問:2021/11)
(国指定史跡・日本100名城)
秀吉の兵糧攻めで落城した吉川氏の居城。
吉川経家公像
その奮闘を称え助命とされるも、それを拒否して自害をした吉川経家。
秀吉も"哀れなる義士かな"と涙を流したという逸話が残っています。
9.米子 米子城 (訪問:2021/11)
(国指定史跡・続日本100名城)
港町、米子の海城。
本丸跡からは霊峰、大山を望めます。
<島根>
10.松江 松江城 (訪問:2017/1)
(国宝・国指定史跡・日本100名城)
国宝5城、現存12天守の名城。
*国宝5城:姫路・彦根・犬山・松本・松江
京極氏・松代氏の居城でした。
山陰地方の中心だった松江には、今も城下町風情が漂います。
11.津和野 津和野城 (訪問:2023/9)
(国指定史跡・日本100名城)
津和野藩亀井氏の居城だった山城。
その頂きから津和野の町並みを一望出来ます。
馬場先櫓
12.浜田城 (訪問:2023/9)
(島根県指定史跡・続日本100名城)
浜田藩の藩庁として、長州藩に対する砦でした。
浜田城資料館(御便殿)
大正天皇が東宮殿下の時にご宿泊した建物で、その後、藩主別邸や公会堂として使用されました。
続いて、
四国の城たち。
<高知県>
13.高知 高知城 (訪問:2017/5 他)
(国指定史跡・日本100名城)
石垣も見事な現存12天守。
土佐藩の藩庁として山内一豊が築城、その後も山内氏の居城でした。
14.安芸 安芸城 (訪問:2017/5)
(安芸市指定史跡)
山内氏の家臣、五藤氏の居城。
生垣の武家町が今も残ります。
土居廓中
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
<香川県>
15.高松 高松城 (訪問:2017/5)
(国指定史跡・日本100名城)
堀には鯛が泳ぐ海城で、三大水城のひとつ。
*三大水城:高松・今治・中津
玉藻城とも呼ばれました。
<愛媛県>
16.松山 松山城 (訪問:2021/7)
(国指定史跡・日本100名城)
現存12天守、四国一の名城。
現存する建造物は二条城に次ぐ21棟。
加藤氏と松平氏の居城でした。
加藤嘉明公像
16.宇和島 宇和島城 (訪問:2021/7)
(国指定史跡・日本100名城)
愛媛県の南部、宇和島。
宇和島伊達家の居城で、現存12天守。
以上、
堅牢で美しい中国・四国の城たちでした。
次回、最終編の九州・沖縄編です。
*最終更新:2024/7/5