10日間も空きましたが、茨城漫遊の続き。

 

潮来駅からJR鹿島線で10分。

ここまでの行程↓

成田山新勝寺→香取神宮→佐原→潮来ホテル

 

鹿島神宮駅に到着。

 

駅前から坂を登ること10分程。

 

社頭に着きます。

 

◆常陸国一の宮 鹿島神宮◆

(国指定史跡)

 

東日本震災で倒壊してしまった大鳥居が再建されたのが2年前。

 

当時はピカピカの素木だった大鳥居も、渋みを増してきました。

 

 

参道を進みます。

 

楼門

(国指定重要文化財)

日本三大楼門のひとつです。

 

楼門を抜けると、北向きに社殿が鎮座しています。

 

拝殿

(国指定重要文化財)

 

この鹿島の地は、6〜7世紀の蝦夷に対する大和朝廷の軍事拠点だったと言われています。その為、社殿が蝦夷を警戒して北向きなのだそうです。

 

眩い光に神々しさが増します。

<御祭神>

武甕槌神大神

(タケミカヅチノオオカミ)

 

出雲の国譲りで活躍した神様で、古来より武神として崇敬されてきました。

 

神武天皇元年(紀元前660年)に創建されたと伝わる、国内有数の古社で、「延喜式」においては、"神宮"という呼称で表記されたのは、伊勢・鹿島・香取の三社のみでした。


拝殿・幣殿・石の間(渡り廊下)・御本殿

(国指定重要文化財)

1619年、徳川秀忠による造営。

 

御本殿の後ろにそびえる御神木。

樹齢1200年の境内一の巨木です。

 

高房社

(御祭神:建葉槌神)

 

武甕槌大神に従えた神様で、常陸国二の宮、静神社の御祭神です。

 

高房社は拝殿の正面に鎮座していて、本宮参拝前にお参りするのが古例とのこと。

 

仮殿

(国指定重要文化財)

 

社殿の前を抜けて行くと、奥参道が続いています。

 

鹿島神宮樹叢

(茨城県指定天然記念物)

 

北限と南限の植物両方が自生している珍しい森だそうです。

 

杉の巨木に包まれ、どこまでも清浄な空間。

 

森の先には、深淵な社殿が佇んでいます。

 

奥宮

(国指定重要文化財)

 

1605年、徳川家康が本宮の御本殿として奉納したものです。

(関ヶ原の戦いの戦勝の御礼だったそうです)

 

1619年、子の秀忠により御本殿が造営された折りに、現在地に遷座されました。

 

苔むした桧皮葺屋根がたまりません。

 

奥宮から南に進みます。

 

要石

 

香取神宮の要石と共に、地震を起こす地底の大鯰を押さえている霊石と伝わります。

 

水戸黄門が要石を掘らせたものの、底に辿り着けなかったという記録が残っているそうです。

 

木々の隙間から射し込む陽の光。

神様の存在を感じる瞬間。

 

奥参道に戻り、北側の坂を下ります。

 

御手洗池

1日40万ℓもの水が湧く池です。

 

かつては、ここで禊をしてから参拝をしたそうです。

 

そして、

 

気になったのが、御手洗池の向かいのお社。

 

大国社

 

武甕槌大神に出雲国を譲った(奪われた)、大国主命が祀られています。

 

香取神宮に大国主命の御子神、建御名方命を祀る諏訪神社がありましたが、不思議なものです。

 

気付けば2時間。

 

今回も素晴らしいお参りになりました。

 

武徳殿

御朱印はこちらで頂けます。

 

御朱印(本宮)

*本宮の御朱印は以前頂いたものです

 

御朱印(奥宮)・御守り

 

この後、益子へ向かったのですが、それはまたの機会に記事にしようと思います。

 

これにて、

 

10/中旬の千葉茨城漫遊のお仕舞いです。

 

 

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