シグマハーモニクスをクリアー
と、言う訳で最終章をクリアーしてエンディングを拝聴、最後のシナリオは主人公やゲームの設定そのものに対する謎解きと言う感じになっていてそれまでのシナリオとはちょっと違った雰囲気で話が進んでいく、ストーリーとしてはスクウェアっぽい感じに展開してちょっとミステリーとはかけ離れてしまった感じ。
とりあえず裏シナリオが残っているけどとりあえずは他のゲームを進めたいのでシグマハーモニクスは一端中断、ゲーム自体の感想としては面白いけど中盤から物足りなくなってくる感じがした、それでも光る部分が多かったから最後までプレイすることが出来たんだと思う。
このゲームで一番面白いのは超推理だと思う、事件の謎に対して情報を当てはめて推理してそこから生み出された新たなる謎や情報を更に推理していくシステムは今までのアドベンチャーゲームには無かった要素だしこのシグマハーモニクスと言うゲームで終わらせるには勿体ないシステムだと、上手いシナリオやトリックがあればこのシステムを利用するだけで新しいアドベンチャーゲームが作れる予感。
逆にRPG要素である探索と戦闘は物足りない、戦闘システムは直接戦うのはパートナー(ヒロイン)のみでその周りを逢魔と呼ばれるモンスターが囲っている形になる、神札と言う物があって戦闘前にあらかじめその中から神降ろし(パートナーの能力)と曲(戦闘中に行動ゲージが溜まるスピードが曲によって変わる)を選択しておき、戦闘に入ったら神降ろしと曲に使った以外の神札が3ラインに分かれて配置されてプレーヤーはその神札から行動を選択してパートナーに行動させる。
戦闘中の行動は前方に攻撃とか向きを変えながら攻撃とか、他にも回復とか防御とかがあって神札の並びやゲージのたまり具合に依っては3階まで連続して行動が取れる感じ、ただし敵によっては少ない札数で効率よく倒したりする事によってボーナスポイントが貯まるのでそれを考えながら戦うことも出来る感じ。
言葉で書くと複雑なんだけど実際にプレイするとそれ程難しいわけではないので問題はない、ただ戦闘で敵が行なってくる行動が単調なので結局同じような行動の繰り返しになって単調になって飽きやすいのが問題な所、これがもっと様々な行動パターンを繰り広げる戦闘ならもっと楽しめたも知れないと思うと惜しいのである。
それに加えて以前にも書いたとおりに調査するためにメニューを選択してそこから「調音査」を選択する必要があって更に若干の待ち時間があるのも難点、中盤以降は見つけづらい場所に情報が出てくる場合があるので細かく調べる必要が出てくるけどその都度若干の読み込みが入るので辛くなる、この辺りは本当に作りが甘いと感じたんだよね。
音楽は凄く良いDSで圧縮された音声だけど生の演奏が取り入れてられたりとか、DSの容量をムービーシーンではなくて音楽などに使われているのがすごく好印象、このゲームの音楽を担当した浜渦氏(他にはアンリミテッドサガとかを担当)のファンなら是非ともサントラCDを買うべきだと思った。
最後に、このゲームの最後の部分でとんでもない展開が待っている、それは色々な場所で書かれている「2時間サスペンスのラスト15分で江頭2:50が出てきた」と言う表現がぴったり来る様な感じ、このゲームを買ったけど途中で止まっている人とかは攻略Wikiなどえ情報を得ながらでも最後の展開を見ておけばよいと思う、自分も最後のそのシーンを見たときに開いた口が閉じなくなる衝撃を受けた物でした。
(プレイ時間 約20時間)