シグマハーモニクスをプレイ(その5) | ゲームを積む男

シグマハーモニクスをプレイ(その5)

その1      


このゲームは推理物のアドベンチャーゲームとしてみると過去の作品にはない流れになっていると思う、それは主人公は現場に居合わせた探偵ではなくてあくまでも事件が起こった状況の第三者(部外者)の視点だと言う事、だから例え目の前で殺人事件が発生してもその場で人を動かすことが出来ずに事件が起こる様を見る事しか出来ない。


主人公が調査するのは事件のあった場所(館)でそのなかで起こった出来事を見てそこから重要な情報を「刻音」と言う形で記録していくことになる、調べられる場所は「魂の影」と言うはっきりとわかる形で館の中にある場合が殆どだけど中には調査モードに入る時にのみ青白く光るポイントから入手出来たり時には青白い光もなく他のヒントから場所を調べる必要もある。


ある程度調べたら館の中から出ることは出来ないけれど調査する時間を変更する事が出来る、時間を変更すれば例えば事件の前には何が起こっていたのかとか、事件の後にはどんな事があったのか(更なる事件があったり)等を調査する事が出来てそこから更なる「刻音」を入手することが出来る。


ある程度調査を進めて館の中でどのような事件があったのか、どのような謎があったのかを見終えて事件に関わる「刻音」を入手していったら今度は「超推理」にて事件の真相をまとめることになる。


「超推理」では囲碁のようなマス目が出てきて、その上にまず事件のポイントとなる「謎」が置かれる、その謎の周囲にについて関連する事柄やその謎が引き起こされる原因と思われる「刻音」を置いていくことになる、一つの謎に対して置く必要がある「刻音」は一つから四つまで、関連すると思われる「刻音」を置いたことによってそこから更なる謎が開いたり新たなる情報が「刻音」の形で手に入ったりする。


状況によっては複数の謎がまとまって表示される場合があり、その時は複数の謎に関わってきそうな「刻音」を両方の謎に繋がるように設置する必要があったり、または関わらないように離して置いたりする必要がある、「刻音」は同じ物は一つしか置くことが出来ないのでどの謎にどの「刻音」が絡んでいるのかが重要になってくる。


謎に対して「刻音」を置いていき事件の真相が判明するとそれまでの推理を主人公が説明し、その事件の犯人に影響を与えた大逢魔を倒しに行く事になる、基本的に大逢魔を退治したらその章が終了になって最後にその章に対する評価が出る、これが基本的なこのゲームの流れになる。


超推理にて正しくない推理を行なったとしてもある程度「刻音」を置いていったら推理完了となり、主人公がその推理の流れを説明して大逢魔を退治しに行く事になる、ある程度間違いのない推理の場合はまだしも適当に「刻音」を置いていった場合は主人公があり得ない人物が犯人だと言い出すのだがそれでも大逢魔さえ倒せば章はクリアーすることが可能である、もちろん評価は低いけど。


そんな感じでいよいよ最終章である。