国見ケ丘
神武天皇の孫・建磐龍命が九州統治の際に立ち寄って、国見をされたという伝説の丘
ニニギノミコト像
日向風土記逸文
日向の國の風土記に曰はく、
臼杵の郡の内、知鋪の郷。天津彦々瓊々杵尊、天の磐座を離れ、天の八重雲を排けて、稜威の道別き道別きて、日向の高千穂の二上の峯に天降りましき。
時に、天暗冥く、夜昼別かず、人物道を失ひ、物の色別き難たかりき。
ここに、土蜘蛛、名を大くわ・小くわと曰ふもの二人ありて、奏言しけらく、「皇孫の尊、尊の御手を以ちて、稲千穂を抜きて籾と為し、四方に投げ散らしたまはば、必ず開晴りなむ」とまをしき。
時に、大くわ等の奏ししが如く、千穂の稲を搓みて籾と為して投げ散らしたまひければ、即ち、天開晴り、日月照り光きき。
因りて高千穂の二上の峯と曰ひき。後の人改めて智鋪と號く
ニニギノミコト像の前から
風土記からすると、ニニギの前にいるのは「大くわ・小くわ」ということになりますね。
ニニギノミコト像の前に突き出すように橋があったので、恐る恐る行ってみました。2~3mくらいの距離なんですが、高所恐怖症の私には清水の舞台から飛び降りるような心地でした💦
阿蘇の涅槃像
ここから眺めると、根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳の阿蘇五岳が、お釈迦様が横たわった姿に見えるそうです。
車1台しか通れないような道を進んでいくと、ブランコが
天空のブランコといわれ、ちょっとしたスポットになっているようですよ。
標高513mの国見ヶ丘は、雲海の名所なんだそうです。雲海の見頃は秋なんですね(この時は3月)
北に標高1757mの奥祖母連峰
南に二上山・諸塚山
木が茂っていて、あっちからはこちは見えなかったけれど
最後に・・・天空のブランコに座ってみました。生きた心地がしませんでした