真名井の滝
宮崎古墳・神社めぐりの1日目の最後は高千穂峡です。
高千穂峡
奥の鳥居は、神橋久太郎水神です。
高千穂峡を流れる五ヶ瀬川流域の要地五ヶ所に五人の兄弟水神が命じられ、「神橋久太郎水神」が三田井・御塩井に中央守護のため配されたのが始まりと伝えられている
他の四水神「神太郎水神」「雑貨小路安長水神」「綱ノ瀬弥十郎水神」「漣三郎水神」も、それぞれ祀られているようです。
ボート乗り場
ボート貸し出し時間は終わっていたので、駐車場は無料になってました。
おのころ池とおのころ島
昔この池には桜川神社(滝津の妙見社)があり、鵜の鳥はこの社に仕える神聖な霊鳥であったと伝えられている
高千穂神社の春祭では御神幸の御神輿がこの池を三度回ってみそぎをされる
おのころ島
<古事記>
是に天つ神諸の命以ちて、伊邪那岐命、伊邪那美命、二柱の神に、「是の多陀用弊流国を修め理り固め成せ。」と詔りて、天の沼矛を賜ひて、言依さし賜ひき。
故、二柱の神、天の浮橋に立たして、其の沼矛を指し下ろして画きたまへば、塩許々袁々呂々邇画き鳴して引き上げたまふ時、其の矛の末より垂り落つる塩、累なり積もりて島と成りき。
是れ、淤能碁呂島なり。
<訳>
天津神たちがイザナギとイザナミに
「この漂ってる国を固めて完成させなさい」と命じ、天の沼矛を渡した
二柱は天の浮橋に立って、天の沼矛を刺してかき回し、コロコロと鳴らして引き上げると、矛の先からしたたり落ちた塩が積もって島となった
これがオノコロ島である
オノコロ島、小っちゃこの後、天御柱を立てて、広い神殿を造ったはずなんですけど~。
まあ、神話だからね(笑)
東屋の右上の崖に半月の岩が見えます。これを「月形」というそうです。ひとつ前の写真のおのころ島の上の方にも写ってますね。
アマテラスオオミカミを天岩戸が出すことに成功した八百万の神々は、
原因を作ったスサノオノミコトを所払いとお詫びの証を造らせることにした。
スサノオノミコトは、アマテラスオオミカミを日の光る太陽として日形を彫り、自分の光は月の半分もないからと三日月の穴を彫った。
そして、高天原を去った。
日形のほうは、今は崩れてないそうです。
月形のある崖には、たくさんの小さな滝が流れていました。「玉垂の滝」というそうです。
おのころ池に流れ込み、そこから真名井の滝となって五ヶ瀬川に流れ落ちていきます。右側がおのころ池から、左側が真名井の滝へ。
七ツケ池
その昔、十社大明(三毛入野命)が池に映った美しい娘にひとめぼれした
その姫は、喜八が奪ってきた鵜ノ目姫であった
すごいですね~
すごいですね~
鬼八の力石
重さは約200t
、高千穂神社の祭神三毛入野命は、高千穂一帯で悪行を働いていた鬼八を退治してこの地を治めた
この石は、鬼八が力自慢で三毛入野命に投げた石と言われる
バックがすごすぎて、鬼八の力石の大きさが伝わりませんね~(笑)
仙人の屏風岩
対岸に広がる屏風面の岩
高さは約70m
この先に五ヶ瀬川で一番幅が狭い槍飛、神硯の岩や鬼の岩屋などがあるんですけどね、引き返すことにしました。
振り返ると、暗さが増して青い光が目立っていました。
18時くらいから真名井の滝がライトアップされるんですよ。
ボート貸しの時間ギリギリになるくらいなら、いっそ最後にしてライトアップされた真名井の滝を見ようと、予定を立てたのでした。
1枚目の写真と同じ場所から。もっと暗くなってからでもよかったかなあ。鬼の岩屋まで行ってみればよかった。