私自身、自閉症スペクトラムとADHDの診断済みで、9歳の自閉症+ADHD+学習障害(LD ディスグラフィア)の息子と、
7歳の息子を育てるワーママです![]()
学習支援業の事業主をやっています
本記事は、トラウマ治療のプロセスを
記録する連載の一部です。
「何が普通で、何が違和感だったのか」に
ようやく気づいていく…
そんな“気づきの地層”を、丁寧に掘り起こすような過程を記しています。
⚠️また、この記事には、
性被害やトラウマ、自己否定、
トラウマ相手との再会にまつわる
内容が含まれます。
心と身体の状態に不安があるときは、
どうか読むのを後回しにしてくださいね。
あなたの「今の安心」が、いちばん大切です
⸻
こんにちは、koutonです!
今回は、連載第16話になりました。
これは、「初恋の人に連絡してみた
」
なんて可愛い話じゃ
全然なくて。
トラウマ治療の中で、
それまで“綺麗な思い出”として
大切にしていた初恋が、
「あれはトラウマだったのかもしれない」
と気づいてしまった…そんなお話です。
キラキラが崩れた
治療や日々のワークを続ける中で、
麻痺していた感情が少しずつ戻ってくると、
キラキラしていたはずの思い出の中に、
違和感・支配・強制・性の消費があったことに、
私はようやく気づいてしまいました。
最初は、信じたくなかった。
だって、認めてしまうと
あまりに自分が惨めで救いようがないと
思ってしまったから。
だから気づかないように
見ないように日々の暮らしをしていたのですが、
その感覚は波のように
何度も押し寄せてきて、
ひどく落ち込み、涙が出たり…
日常生活に支障が出てきていました。
その度に、
子どもたちや夫が心配します。
「ママ、どうしたの?」
「ママ、大丈夫?」って…
だけど、
わたしがフラッシュバックして
苦しいこのトラウマは、
性的な辱めがメインの内容だし、
家族に理由を言えるわけなんてない。
ただ、
あの頃の私が“本当は傷ついていた”と
いう事実を、
もう無視できなくなった。
どうしたらいいかな?と苦しく
1人で悩んでいました…
もう一度
きっと、
私は彼に、一度でいいから
こう伝えたかったんだなと思った。
「楽しいことも沢山あったけど、
あなたが思春期の私にした数々のこと。
私にとっては、“ずっと引きずるほど
苦しいこと”だとようやくわかって、
生きていくのが辛くなるほど
自分を追い込んでしまうんだ」
と…、
そして、
「あなたは私を愛していたの?」と
聞いてみたかった。
せめて、私への愛情があったなら
少しは報われる気がしたから。
過去は変えられない。
だけど私は、過去に閉じ込められたままの自分を、どうにかして助けてあげたかったんですね。
ただ当然、彼の状況は気になっていました。
もし家庭があるなら、
わたしが連絡を取ることで
余計な波風を立てる事は
絶対に避けたかったから…
だから、「いつか、
生きているうちに言えたらいいな」…
そんなふうに思いながら、
心の中にしまっていたんです。
…そんなある日、
なぜかわからないけど、
Facebookの「知り合いかも?」に、
彼の奥さんらしき人の名前が表示されて![]()
思わずクリックしてみると、
投稿に顔写真がついていたので、
間違いなく彼の奥さんだとわかりました。
でも、その名前が旧姓に戻っていたんですね。
その瞬間、ふと思ったんです。
「もしかして…今、彼は一人なのかもしれない」
それなら、言えるチャンスがあって、
わたしにもようやく、
新しく気づいてしまったトラウマを
解決出来るかもしれない。
そう思った私が、
意を決してメッセージを送ったのが
始まりでした。
懐かしさと、あの頃の支配性
私がメッセージを送ると、
彼は私を覚えていて、
返事も穏やかなもので、
少なくとも拒絶はされませんでした。
大人同士のやりとりという感じで…
その後、
いくつかやり取りを重ねた後、
私は「一度電話で話したいことがある」と
伝えました。
そしてある日、久しぶりに声を聞いたんです。
…昔と変わらない声。
思わず、落ち着いてしまいそうになる
自分に「危ない」と気づけた。
最初は、近況報告などの普通の会話でした。
そして私は、
いま息子と自分が
発達障害の診断を受けていることや、
トラウマ治療を受けたこと、
そしてそれがきっかけであなたに
話したくなったことが
あるから、
だから別れて以来、こうして
初めて連絡をしたんだと、
─そういうことを正直に伝えました。
でも、彼は私の話を深めることなく…
自分の話を被せてくることが多いから、
深い話に行く前にタイミングを
見失っちゃうんですよ![]()
「それってこういうことだよね」
「俺がそう思うから、そうじゃないの?」
「それはお前が間違ってるよ」
ああ、これ…昔もあったなぁ
私の意見はすぐに否定されて、
自分の価値観を押してくる感じ。
何も言えなくなっていったあの感覚が
久しぶりに蘇えってきた…
でも今の私は、それに気づける
大人の女性になっていて。
「この人、私を尊重していない。」とか、
「やっぱり苦手だ、この人嫌だな」と
冷静に思える自分が
そこにいました。
…なのに。
その場では、言い返せなかったんですね。
いつもなら、
たとえば夫になら
完全に言い返せるのに。
しかも、
電話は時間も限られているから、
肝心なことまで話せなくて。
悔しかった。
だから私は、
次に進まなければならないと
思ったんです。
「反対の行動」を自分に課す
トラウマ治療で学んだひとつに、
「反対の行動(opposite action)」
という手法があります。
たとえば、「学校が怖い」と
思って避け続けているとき、
回復の鍵は、“逆に近づいてみること”なんですね。
私にとってのそれは、
このケースの場合、
この【彼】だと思った。
ずっと避けていくことは簡単だし、
2度と会わないで生きていくことだってできる。
だけど私は、
あの頃、一生懸命に
彼を好きでいた中学生や高校生だった私を
救ってあげたい気持ちになった。
母性を持って、過去の私を
抱きしめたい気持ちが芽生えてきたというか…
だから、避けたまま、
後ろめたく生きたくなかったんですね。
ここからは、
「私が私を大切にする人生」のために。
もう一度、自分で終わらせたかったんです。
ある日、私から、
「◯月に会えないか」と連絡すると、
速攻で既読がついた彼は迷いなく「いいよ」と
返してきました。
しかし…![]()
彼が指定してきたのは、“夜のすすきの”。
「え?なんでわざわざ夜に?なんですすきの…?」
また私が従うと思ってるのかな?
…一瞬、不安がこみ上げました。
でも、この条件でもし乗り越えられたら、
私はあの頃の私とは違うと
より強く証明できることになるな。
そう思って、私は逃げないことを決めた。
だけど今回は、
家族や自分の心のためにも、
ちゃんと「自分の防御線」を張って臨みました。
✅ 宿泊先は自分で事前に女性専用ホテルを予約し、万が一「送るよ」と部屋まで付いてくるのを回避!
✅ 彼と会った後に、友人と飲みにいく予定を入れておき、ダラダラ流されないように!!
✅ 会うお店は、私の行きつけの店にする(主導権を握る)
たぶん彼は、
そこまで考えていなかったかもしれない。
でも私にとっては、「私のルール」で
会うことが重要だったんですね。
だけど、
夫には、このことは伝えていなかったから、
そこは後ろめたさもありました。
でも、それは隠しごとではなくて、
「私の記憶の整理」に、
誰かの許可はいらないとも思ったから、
言わなくてもいいと思っていた。
もちろん、夫を心配させたくなかったし、
裏切るようなことをする気もなかった。
でもこれは、
私が私の記憶を、自分の手で
回収する旅だったんですね。
全てが終わったら、
打ち明けようと思ってました。
次回予告|いよいよ、再会
連載第17話では、
実際に彼と再会したときのこと、
そのあと
思っていなかった出来事が起きたことまで、
正直に綴っていきます。
⸻
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございました。
「自分の記憶を回収する」って、
本当に勇気がいることですね…
でももし、今のあなたにも、
置き去りにしてきた“記憶”や“違和感”があるなら…
もし、この連載が、
あなたの中で何かを動かすきっかけに
なれたら嬉しいです。
感想や気づきがあれば、
「読んだよ」だけでもコメント欄で
教えてくれると
本当にありがたいですし、
あなたのその一言が、
誰かの癒しや希望になることも
あるんじゃないかなと
私は信じています。
※ 私は今、安心して本音を話せる場として、
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良かったものだけ、
少しずつ載せていってます。
いつもありがとうございます![]()












