さて、いよいよ一幕最後の見せ場シーン
そう、シャルル7世の戴冠式です。

 

ジャンヌ率いるフランス軍の功績により、

戴冠式が実現しました。

 

大変厳かで素敵なのです✨

小関さん演じるシャルル7世は誇らしげな表情。

まっすぐと正面を見据え。

 

堂々とした佇まいで冠を受けます。

 

戴冠した際の宣誓も

力強く

お顔の表情も。

 

そして、お姿の美しき事💗

小関さんのファンさんが急増

間違いなしの風景(ライバル増えちゃうw)。

 

儀式での衣装も煌びやかで、

多くの人数で構成された

戴冠式のシーン。

本当になんと表現していいかわからないような。。

(写真集ほしい)

 

このシーンは、百聞は一見に如かずです!
盛大にネタバレしちゃって申し訳ないですが(;'∀')、

舞台をご覧になっていない方は、ぜひとも!
オンデマンド配信にてお楽しみください。

下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印

 

 

実は、この戴冠式の前夜、

とある出来事が起きていました。

 

シャルルとジャンヌの二人のシーン。

 

ややネガティブに観えてしまうところかもしれませんが、
シャルルの気持ちの変化とジャンヌの表情が見どころです。

 

(個人的主観です)

話の流れをまとめますと、こういった感じです。

 

シャルルは、勝利した戦いの労いのため、ジャンヌの部屋に一人で訪れます。


ジャンヌの手をとり、見つめるような、いたわるような

そういった優しい顔と仕草です。

 

ジャンヌはびっくりして思わず

手をひっこめます(乙女のようなお顔)。

この時の、ジャンヌ演じる清原さんのお顔が

ジャンヌの強さではない部分を

少し垣間見せているようで繊細な表現だなと感じます。

シャルルの方はというと、
機嫌よく、自分のために戦ってくれたのかと

問いかけたりしていました。


何かを言いたげな面持ちもしながら

(実際、言いかけてやめています)。


シャルルはジャンヌに、明日の戴冠式用として
ドレスを贈ります。


が、ジャンヌは、着用を断わり、

全てが終わるまではドレスを着ませんと。

 

シャルルが王になってからが、本当の戦いである、
という強い意志と使命感のもとに発した

言葉だなあと感じました。

 

一方で、ドレスをみて、「きれい、、、」

と呟くシーンも、
乙女心が見えましたが

すぐさま自分を律したジャンヌです。

そんな心に切なくもなりつつ、

強さだなと感心してみていました。

 

その言葉を聞いたシャルルは、

怒りだしてしまいました。

自分が早く立派な王になれと

急きたてられているみたいだと。

 

まるで、シャルルの心は、

立派に王になることに執着し続けていて、

これまでの悔しさや憎悪が

心を支配されてしまっているようです。


善意の言葉でさえも、

はじいてしまうのだろうなと、

こちらも違う意味で切なくなりました。

 

このシーンでは、清原さん、小関さんの表情は声色のお芝居が

とても豊かで素晴らしかったです。

同じころ、ジャンヌは、

幻影の少年が自分の元を去ってしまい、

神の声が聴こえなってしまう事態にも

直面していました。

舞台は第二幕に続きます。


今回はここまで。

いつもお読みいただきありがとうございます✨

 

次回また。

各チケットサイトにて

配信チケット 発売中です



 

続きです。

 

舞台はイングランド側。

ベットフォード公(岡田浩暉さん)とダルボット。
ダルボットはフランス軍との戦いの際に

捕虜になっていましたが、

 

ベットフォード公が身代金を支払い

解放されています。

 

ダルボットは、ベットフォード公に対する、

まっすぐな忠誠心を示し、

尊敬している様子に映りました。

 

ベットフォード公にジャンヌを説明する際の

言葉遣いが、普段の強気のダルボットとはちょっと違います。

 

戦いに敗れ、捕虜にまで捕らえられた立場。

 

プライドの高い強気武将としては

悔しくてしかたがない

という態度です。

 

しかし、ジャンヌが起こした「奇跡」を目の当たりにして、

少々、自信がなくなっているのか、、

 

「本当に、奇跡というものは、、、

あーるのでしょうか、、、?」

といういい方も独特です(;'∀')

 

そして、ジャンヌの印象を、

ダルボットは、「むしろ、、、かわいい」

と思わず発していますw

 

この時の福士さんのお芝居が、

ちょっとクスっとしていましました。

 

戦場では、狂気じみた形相で戦いをし、

強さを示しているのに、

ジャンヌに、ある意味?、

コロッとしてしまったような様子が

憎めないというか。

 

イングランド軍の将軍としての

君臨する誇りも感じられますし、

何かずるがしこい行動で相手を負かすとか、

そういった雰囲気も感じられません。

いわゆる、性悪的な雰囲気はないですよね?

(観た方、いかがでしたか?

(もちろんジャンヌからみたら敵対する相手なのですが)

 

そして、その上にあたるベットフォード公についても、もちろん

イングランドを守ることにおいて、

容赦はないところはありますが、

そこに、悪だくみのような雰囲気は感じないのです。

 

当時の戦国イングランドを生きた最高権力者である

貫禄、余裕が感じられます。

 

そして、神を信じるというフランス兵たちを「死兵」と表現し、

怖いものなしの確固たる覚悟で挑んでくる兵というように例えています。

 

そんな中、ベットフォード公に請われてやってきた

パリ大学のコーション司教(榎木孝明さん)。

ブルゴーニュ卿。

 

パリ。ということは、つまりフランス。

こちらはイングランド側についているのです。。


これが、もう、見るからに怪しいというか(苦笑)

榎木さんもパンフレットのインタビューで、

下世話な、という表現をしています。

 

いかにも、何か企んでいそうな。

出てきたら、一瞬で、

舞台の空気をもっていくような。
見事なヒールぶりです。
 

このコーション司教を(この時点では)、

ベットフォード公はかなり信用しきっていますから、

話はどんどん進んでいきます。

 

コーション司教は、ジャンヌを「人の心を迷わせる」という異端と発言。
戴冠式を終え、パリに進軍すると思われるフランス軍を
パリで待ち受け、ジャンヌを捕らえようとする作戦です。

 

どうなっていくのでしょうか。。

次回は、第一幕最後の大きなシーンです。

 

今回はここまで。

いつもお読みいただきありがとうございます♡

 

では、また。

 

 

 

続きです。

 

奇跡的なとひと言で纏めていいのか

表現に戸惑うところであります。。

(作品、中身が濃いですね、本当にね。。)

 

オルレアン奪還したフランス軍一行。

 

<シノン城>

 

その報告を受けたシャルル。

トレムイユ卿の

「さすが、人の目がお有りになる、」という言葉にも

嬉しそうで誠に浮かれた様子。

 

無理もない、自分の望みを託したジャンヌ

が勝利をもたらし戻ってきたのだから。

 

そして、

「私の可愛い乙女よ。ラ・ピュセルよ。」

という言葉。

 

理由は他にもありそうな。

(のちのち)

トレムイユ卿にその言葉を聞かれてしまい、

その場を濁すシャルル。

 

その言葉がひっかかったトレムイユ卿は、

クルパンにジャンヌの故郷ドンレミ村に向かわせ、

身上調査を命じた。

ジャンヌの弱みを握りたいという理由で。

 

そこで、クルパンが、

「彼女はオルレアンを解放した英雄では?」

という意見を。
 

このストーリーで、初めてでしょうか。

 

クルパンがトレムイユ卿の命令に

ひと言申す場面です。

 

これまでは、トレムイユ卿に仕え、

個を表さず、事を荒立てず、「従う者」として

観る側には映っていたと思います。

 

この言葉で

クルパンのキャラクターが

少し垣間見れたのです。

 

のちのストーリーにおいて、

彼はキーパーソンにもなります。

 

シャルルの驚きと嬉しさの表情と

トレムイユ卿の企み。

 

この場面は、怪しい雲行きになってきたな、、、と、

観る側に暗示させました。

 

<フランス軍戦勝の祝い>

 

祝いの席から抜けた思われるレイモンとケビン。

追うように、

アランソン公が、

二人に話しかける。

 

戦いの中で、

ジャンヌに矢が全く当たらなかった事に

疑念を持っているアランソン公。

 

彼は、ジャンヌにイングランド軍の矢が向けられたその時、

レイモンとケビンが、その矢をはじきとばそうと、

自分らも矢を放っていたところを観たのだ。
 

つまり、奇跡だ、とか、

神の声を聴いているだとか、そういうものではなく、
レイモンとケビンが

ジャンヌが神がかりであることを

「仕立てた奇跡」であるといったようなツッコミを。
 

ジャンヌが指揮官であることが

とにかく気に入らないアランソン公。
(これも確かに無理もない)

 

ジャンヌを指揮から外す理由を

見つけたように詰め寄った。

 

この場面でのレイモンの言葉がまたかっこいいのだ。
 

少し纏めますとね、

たしかに、自分たちはジャンヌを

守るために矢を放ったが、

当てる事はとても難しいことである。

 

しかし、普段ならできない事が、

ジャンヌといるとできるような気がするし、

実際、奇跡が起きている。

 

旗を振るジャンヌのもとだと、

他の兵士の士気も、

上がるような気もする、と。

 

ジャンヌの存在によって、

普段できないことをできることになる。

それは、弓矢をよけるよりも、

石ころを黄金に変えるよりも

よっぽどすごい奇跡なんじゃないかと。

 

という主旨の言葉を、

アランソン公に投げかけました。

その言葉が響いたのか、

アランソン公は、ジャンヌとともに

闘うことを決意する。

 

その後、ケビンがレイモン(呼称は、おやっさん)に、

それ、本当に言ってる?みたいにツッコミを

いれるシーンがあります。

 

レイモンは弓の名手であるから、

飛んできた矢に、自分の弓からひいた

矢を当てることなど難しくはない。

 

また、天候的にも風の向きで、

ジャンヌには当たる矢は多くはなかったはずと。
 

つまり、「神がかり」とは

言い切れない。

 

そして、レイモンは、冷静な教訓的ひと言も加えたのだ。

「戦場で奇跡なんか信じていると。。。」

(セリフはあえて入れませんがお察しください)

 

現実的にレイモンが感じたことは、

奇跡なんてないだろう、という気持ちではあると思います。

 

しかし、

このような情勢、もしも、奇跡があったのなら、、、。

 

一縷の望みをかける対象(ジャンヌ)がいることは、「希望」になるのでは、

といった気持ちが込められているのかなと感じます。

 

レイモンがシビアな面と、奇跡的な面、

どちらの側面からもケビンに伝えた点は、やっぱりレイモンいい男、いい師匠

だなと感じたところでした。

今回はここまでです。

だららだとすみません。

 

盛大にネタバレしながらも進めさせていただいていますこと

ご承知おきください。

 

ご覧になった方とも、様々なシーンを振り返り、

共感できたら嬉しいです。

 

円盤、発売されますように(祈)✨

 

 


続きはまた、、