各チケットサイトにて

配信チケット発売中です!

1月10日まで!

 



続きです。

 

冒頭、イングランド軍。

将軍タルボット(福士誠治さん)も少しだけ登場。

 

そして、シャルル謁見での様々を乗り越え、

オルレアン解放、

シャルル戴冠式への駒を進める事になった

シャルル率いるフランス軍

アランソン公(深水元基さん)

サントライユ(野坂弘さん)

ラ・イール(粟野史浩さん)

を中心に大軍が集結!


 ※上記は、オンデマンド配信の際の

収録キャストに基づきます。


アランソン公は、ジャンヌ指揮官という事で

明らかに不機嫌な様子。

ジャンヌの神の意思という言葉にも

懐疑的。

(当時ならきっと無理もないでしょう、、)

 

 

サントライユとラ・イールも応戦し、

アランソン公を説得。

 

このシーンは、ジャンヌ演じる清原さんの

頼もしい言葉に痺れます。

 

そして、アランソン公、

サントライユ、ラ・イールの

やりとりも迫力。
 

とても力強くて

聞き取りやすいセリフ回しなのは

もちろん素晴らしいのですが、

何より、この将軍3人のキャラクターが

立っています!

 

これはもう、

深水さん、野坂さん、粟野さん

お三方の力量を感じました。

 

その後のシーンは、幻影の少年が再びジャンヌのもとに。

花を挿し出します。

このシーンは、第一線で

男性的なエネルギーを放ち

突き進むジャンヌが

ふと、少女の顔をみせるシーンなのです。

 

これは、私が全く個人的に感じた事ですが、

緊迫したシーンの多い展開に、

少年とのシーンを入れることで

ふと平和への思いが蘇ります。

 

ジャンヌ、そしてフランス国民が

本来なら平和な生活を今もしていたのだろう。

 

何の因果か、この時代、この国にうまれ、

今、闘っている。

その意味を少しでも見出し、

希望を求めるその先には、

安らぎが待っている

ような。。

そうであってほしい、という思いを、

このシーンから感じるのです。

 

「どこかで、会ったのかな」という

ジャンヌの顔はとても安らか。
 

一体、この少年は誰だっただろう。

誰の魂だったのだろう。


 大天使ミカエル、という伝えは

書物で読んだことがあります。


シャルルの生きる魂だったのか、、

はたまた

ジャンヌ自身の内面を

映す者だったのか


皆さんの中でいろいろな

思いを馳せる

ところでしょうか。


そういった想像できる余白も

またいいですよね。

 

フランス軍は一路

オルレアンのイングランド軍へと侵攻。

イングランド軍も登場。


客降り、舞台を大きく使い、

100名越えの演者が

激しく行き交うシーンです。

そして、

将軍タルボット(福士誠治さん)、

敵ながらかっこいい、、、。

 

舞台、そして客席も使い、

劇場がまんま戦場となるような演出。

 

ほんとうに迫力なのです。

 

数多くの演者の皆さんが

怪我なく、

また、観る方も安全に観られるように

という配慮もされながらの

お芝居だと思います。

 

かつ、

役として大胆に闘いシーンを

作っていくには。。。

 

きっと、皆さんの

試行錯誤の日々があったとお察しします。

 

本当に痺れるシーンです。

 

そしてそして、清原ジャンヌ。

御旗を構え登場。

 

この旗を持つだけではなく、

動かしながら闘うとは、、。

そして、凛々しき姿勢を保持しながら、
 

「進め―!!」

少し低めで

強い声。

 

清原さんの体幹が素晴らしいですし

この時の表情は大変かっこよく。

惚れ惚れしましたおねがい

 

(イングランド軍が撤退した時は

思わず拍手したくなるようなシーンでしたラブ

 

そして、音楽も素晴らしいのです✨

 

このシーン、配信で繰り返しみていました。

 

ぜひぜひ、ほんとうに、観ていただきたい!!

 

今回はここまで。

 

続きは、また。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

舞台配信中です!

1月10日までですよー!

下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印

 

 

前回の投稿で、シャルルの拗らせ具合

について触れましたが、

背景は、その出自にあります。

詳しいお話は、史実をまとめたサイト

なども数多くありますので、

ご覧いただくとわかりやすいと思います。

 

便宜上、ここで少しお話しますが、

ごめんなさい、以下、説明が下手です(;'∀')
 

シャルル7世の実の母 イザボーは、権力欲や愛欲といった

欲にかられたような女性(語弊あったらごめんなさい)。
夫であるシャルル6世の弟や他の貴族とも

浮気を重ねる淫乱王妃とも呼ばれていた。

そういった関係性を利用して

のしあがっていったとも思われます。


また、シャルルのことを、不義密通の子といい、

遠ざけ、挙句に裏切り、王位継承権も奪うのです。


そんなこんなでフランスを追われたシャルルは、

 

その恨めしい生い立ちに劣等感を持っていた。
 

誰かが、故意ではなくとも、

シャルルのプライドに障る

発言をするとたちまち怒り出したり、


その卑屈な様は、周りも巻き込んでいました。


側にいた妻マリーも、

きっとそんな彼の言葉に傷ついていたことでしょう。

シャルルは、常に、王に相応しい自分とはなんぞや、

もっというと、その不義密通の子という自分をどうやって

受け取めたらいいんだろうかと、

自分の感情に自分が振り回されているような
自分を持て余してしまうな。

ジレンマの中で、

自分のアイデンティティ
求め続ける様に感じました。


小関さんは、
その機微を、
表情や声の抑揚、苛立ちの仕草などで

(語彙力なくてごめんなさい)

とても見事に演じられておりました。

 

 

更に書きますと、
「空っぽの俺は操るのも楽だぞ」

という言葉にシャルルが常に抱いてきた

王はおろか、自分自身は何者にもなれない、

といったような

自信のなさが如実に

表れていたように思います。

愛をもって側にいようとする

マリーの心を受け入れず、

遠ざけてしまうシャルル。


「この魂が満ち足りる日は来るのだろうか」

 

シャルルがある夜、

神に祈りながらつぶやいた言葉。

 

自分は王であることで初めて価値がある。

周りには全て王である自分を求められいると

思い過ごしてきたシャルルが、

誰にも言えなかった本音なのでしょうか。。

 

シャルルのさみしさを物語っています。
 

とはいえ、シャルルを立派な王とすること、

何よりフランスをまもることに

自らの人生を捧げたような育ての親のヨランドという存在は
大きかったことでしょう。

もし、ヨランドに出逢っていなかったら、

シャルルはどうなっていたのだろうと

想ったりもしています。
 

さて、舞台上では、神に祈るシャルルと同じくして、

ジャンヌも舞台上で
レイモンから聞いたシャルルの悲しい身の上を嘆き、
シャルルに安らぎがあることを祈るのです。

 

この2人が

舞台上で離れた位置で並び、

同時に祈りをささげる場面。

 

その後、彼らは兄妹であるというのちの

ストーリーに繋がるような

印象的な場面です。

そして、美しい(うっとり)💜

 

場面は大きくかわり、

シャルルへの謁見が実現したジャンヌ。

ここで、トレムイユ卿はあることをします。

 

玉座に、王のふりをしたクルパンを座らせ、

ジャンヌを謀るのです。
 

しかし、ジャンヌは、クルパンを王と見間違えず、

群衆に紛れていた

シャルルを王として、見事に探しあてるのです。


シャルルは、

「王たるもの」として

ジャンヌに認められた感触や、


「神から使命を受けた」というジャンヌの言葉に
驚き、これまでになかった

嬉しさと興奮のような、

その一瞬の表情にじませたようにみえました。

 

また、

「わたしは、わたしか!」

という言葉にもその高揚感は

表れているように感じました。

 

その際、駆け寄ったシャルルは、

ジャンヌの手をとりました。
ふと、ジャンヌの指を見ます

(これものちのちの伏線的な)。

 

今回はここまで。


続きはまた。


お読みいただきありがとうございます✨


 

「舞台ジャンヌ・ダルク」

私が応援させていただいている小関裕太さんが

シャルル7世としてご出演。

年末までに

東京公演および大阪公演

全日程を完了しました。

改めて、完走おめでとうございますラブラブラブラブ

 

備忘録としてのブログになりますが、

皆さんと共有したいという想いと
配信期限の1月10日までに

お一人でも多くの方に

見ていただきたい思いで、
執筆途中ではありますが、

投稿させていたくことを

どうかお許しください汗うさぎ
 

そして、ネタバレを含むことも

ご承知おきください。

 

未視聴の方で興味を持たれた方は

ぜひ、舞台配信をご覧になっていただくことを

おすすめしたいです!

各チケットサイトにて、

配信チケット発売中です!

 

 


<オープニング>
ジャンヌが13歳の夏に聞いた「声」

その声のは一体誰なのか。

ーフランスを救えと

幻想的な歌声とジャンヌの問いかけから始まります。

今後、彼女の心のよりどころであり、

神の声に呼応するように現れる

幻影の少年👼

との出逢い。


 ※配役は、岡本拓真さん。

収録時は、スウィング

竹一穂香さん


場面は一変、

たちまち人々を巻き込む戦場へ。

凄惨なる場面。
 

幻影に少年に導かれ、

剣を振るうジャンヌに

イングランド兵士が近付いてきます。

 

ジャンヌを襲おうとしたイングランド兵を射抜いた矢。

ジャンヌは、神の加護を確信したかのような表情。

 

直後、どこからともなく現れる傭兵 

レイモンとケヴィンにより助けられ危機一髪。

 

ジャンヌの言葉を、

最初はいぶかしげに思いながらも

神の声を聴いたジャンヌの強い信念と正義に

レイモンとケヴィンは協力する

そして、フランスを救おうという

ジャンヌの情熱に賛同し、

フランス国民も集まり始めました。

貧困と戦争の恐怖で絶望していた人々が

一筋の希望を見つけたような

活気ある場面。

 

誇らしく御旗を振るジャンヌの表情

とともに印象的な場面です。


<シノン城>

 

シャルル、ヨランド、マリー、

トレムイユ卿は、クルパンを従え登場。

シャルルは、常にプライドや凝り固まっ

たコンプレックスに
ピリピリした様子。
態度も、今でいう「拗らせた」

雰囲気をかもしている。


なぜ、このようになっているかの考察は、

次回ブログで後述させていただきます。

 

ここでは、主たる人物それぞれのキャラクターが

受け手がなんとなく想像できるように

示される場面。

 

ジャンヌの手紙を巡り、

ヨランドとトレムイユが舌戦。
神保さん演じるトレムイユと

りょうさん演じるヨランド。


トレムイユのやや嗾けた口調と

ヨランドの通そうとする
強い口調とのぶつかり合いにひきつけられる。

「何が本当かではなくて、何が必要か、ではなくて?」

 

というヨランドの言葉は貫禄でした。

 

そして、今の私にも思い当たるような

言葉に聞こえました。

作品では、こうして、

ところどころに自分がグッとくる

言葉に出会うのです。

それも醍醐味。恋の矢


ヨランドはシャルルの義理の母として、育ててきた。

もちろんフランスという国を守るため一心で

というところはあったと思うけれど、

シャルルを王としての品格はもちろん、

人間的な成長も見守りつづけていたのでは

と勝手ながら妄想しました。

 

マリーとのやりとりでは、強いヨランドが
「困ったわねー」といったような

母が子に対してごく普通に思うような

「やれやれ」といった

雰囲気が人間らしく、

少し安心した場面でした。


りょうさんは以前から映像作品でご活躍ですが、

本当に素敵な女優さん。

厳しくも優しい、ヨランド像は

作品の中で支えになる存在でした。

 

山崎紘菜さん演じるマリーが可愛らしくて

のちのちの場面では、強い女性だなとも。

 

この作品の中では、

私は最も母性を感じる女性でした愛

 

シャルルを、愛情というところと、

母性的にも支えたいという

純真な思いだったのかな。

マリーも、私にとって

好感のもてるキャラクターでした。

 

シャルルがジャンヌに夢中なのでは、

という気持ちで拗ね気味になる

マリーもシャルルを思い慕う

女性らしくて可愛らしかったです。

 

そして、それをヨランドが少しだけ強めに、

「マリー!」と
少しだけ諫める。

それもまた優しさに感じた

場面でしたおねがい

<ヴォークルール>
ジャンヌがいる場所。


シャルル謁見許可の手紙を受け取ったシーン。

ここでのレイモンのセリフも私は印象に残っています。

「出来んもんは出来ん、と素直になったほうがいい」


「そのまっすぐなところがいいところでもあるが、

気を付けたほうがい(以下略)」。


これからのジャンヌの生き方を

暗示させるような言葉でもあり、
レイモンの優しさが垣間見れ滝がしました。

 

私は、この坪倉由幸さん演じるレイモンにも冒頭の登場から

魅力を感じていました。

人間味をありがなら、

海千山千な人生を思わせ、

傭兵としての

どこか暗躍的な雰囲気も漂わせる。

 

常に命を懸けた仕事にも誇りをもっていたであろう

プライドと誠実さは、ケヴィンが「おやっさん」と

慕い、尊敬しているようなところにも

感じられます。

 

最後の象絶なシーン(まだ少し先)まで、

私は、坪倉レイモンに魅了されていました恋の矢

 

本日はここまで。
 

お読みいただきましてありがとうございました。

 

続きは、次回、その2に繋げます。