前回のジャンヌのストーリーとほぼ平行して、
 

ドンレミ村でのジャンヌの出自がシャルルに伝えられ、

シャルルの義理の母 ヨランドも

トレムイユ卿によって暴かれた事を知りました。


ジャンヌとシャルルは、血を分けた兄妹だったのです。。

 

そして、ジャンヌのドンレミ村で育てられた

素性に深く関わっていたのは、ヨランドだったのです。

(細かなストーリーは、ぜひ配信でご覧になっていただけたらと思います。)

 

ストーリーは、こちらで。

各チケットサイトにて配信チケット発売中です。

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ヨランドは、この事実を隠し続け、このたび、イングランド兵が進攻しつつある

ドンレミ村から傭兵を雇い、自分らの元にジャンヌを保護したのです。

 

シャルルは、自分だけが知らされておらず、ジャンヌを奇跡と信じた自分

を陰で馬鹿にしていたのかといったように腹を立てました。

 

しかし、ヨランド自身も、ジャンヌが神の啓示を受けている事、
も知りませんでした。

ジャンヌがこんなにも奇跡のような出来事を起こすことももちろん。。

 

そして、シャルルは、

ジャンヌの素性に、気づいていたのです。

というのは、以前、ジャンヌの手をとった時、

実の母 イザボーと同じ特徴的な指をしていたことを知ったからです。

 

血を分けた妹が、奇跡的に自分を見つけてくれて、

こうして自分のために戦ってくれたのだと思っていたシャルル。

 

しかし、ジャンヌ自体、自分の本当の身の上を知りませんでした。

 

シャルルは、ここでもシャルルのコンプレックスが爆発し、

ジャンヌに落胆したのです。

 

実の妹なら、なおさら、

イングランドに捕らえられたジャンヌを解放すべきと

マリーは、強く進言しました。

 

しかし、シャルルの下した決断は。

 

「ジャンヌを救う事は、私にはできない、、」

 

シャルルは、この時、どんな気持ちだったでしょう。。。

 

様々な感情が行き交う心情だったと

思いますが、実の妹なのです。

苦しい決断だったと思います。

 

小関さんの表情と、

「救うことはしない」ではなく「救うことはできない」という言葉です。

 

無念さがにじみ出ているように感じました。

 

ヨランド、マリーの心中も苦しいのもとても伝わってきました。

 

このシーンも大変印象深かったです。

 

今回はここまで。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

前回の続きです。

 

レイモンは、ジャンヌを庇った際、

敵方からの剣で戦傷を負いました。
ケヴィンがレイモンを支えながら、
一行はコンピエーヌの城門へ向かいますが、

レイモンは途中で力尽きてしまいます。

 

全般に涙腺崩壊。

 

ここからは苦しいシーンが続きます、、

 

おやっさん(レイモン)は、ケビンやジャンヌに

戦う者として大切な事を要所要所で伝えてきました。

ジャンヌは、レイモンにもう神の声が聴こえない事を

明かすのです。

しかし、レイモンは、

みんなにとって、ジャンヌ自身がみなの力になったと、話します。

国民が希望を託したのは神のお告げの内容ではなく、ジャンヌ自身。

ジャンヌに導かれたからこそ、強い闘いができたのだろうなと思います。

 

レイモンは、自らを犠牲にして敵軍に立ちはだかります。

 

ジャンヌはケビンが止めるのもきかず、敵軍に剣を向けます。

 

その時、レイモンの亡骸がジャンヌの足元に。

この時のジャンヌの表情。

なにを感じ取ったのでしょう。

私は、彼女はこの瞬間に、様々な決断をしたのだろうな、、と。

 

観る方々が、それぞれ解釈されるところだと思います。

 

剣を旗に持ち替え、敵陣の剣に立ち向かいます。

その気迫たる顔がとんでもなく強い。

 

ジャンヌは結果イングランド軍に捕らえられてしまいますが、

この時の言葉。

 

例えば、この言葉を文字として読むこと、と

実際に聞くこと、のどちらかとしたら、

実際に聞くことによって、心により強く残ると感じました。

言葉に命があるような、迫力です。

 

舞台は生物という言葉はよく聴きますが、こういう感じ方も

そういうことなのかなと思いました。

 

この場面での清原さんのお芝居、皆さんにみていただきたいです。。

本当に素晴らしかったです。


その命の言葉をぜひ、

配信で聞いていただきたいです✨


舞台ジャンヌ・ダルク 

 

 

今回はここまで

 

だらだらと続けてすみません。

連載だと思って(;'∀')

お読みいただけたら幸いです<m(__)m>

 

第二幕

あの日以来、

神の声が聴こえなくなってしまったジャンヌ。

そのことを誰にも言えず、

戦地では、これまでどおり、ジャンヌが指揮官。
不安なまま戦地に立っていたが、

前回とは打って変わって、

フランス軍もイングランド軍に押され気味の

戦況になりはじめた。

この幕でのフランス軍の姿は、1幕目でのそれと違いました。
 

客降りのお芝居も、1幕目のシーンでは、兵たちは、
意気揚々としたそして

負けてなるまい、いや、俺たちは負けたい、といったような

気迫あふれる姿でした。

しかし、2幕目では、怪我をした兵士を助けながら、

足取りも重く、疲労を感じた様子で、客席の間を

進んできました。

 

この作品では、客降り演出のお陰で兵士役の

演者さんたちのお芝居もよくみえます。

この時代の兵を生き、信じるものに希望を託した

兵士の人生を全うしている、、

こういったシーンひとつひとつに胸をうたれます。

ジャンヌ自身も加勢するため、自ら剣の稽古をするが

レイモンにとめられる。

剣を持つということは、人を殺める意志を持ち、

何より、自分の命への覚悟も必要なんだと。

 

ジャンヌはその言葉に顔を曇らせます。

14歳の少女です。

そんな覚悟に一片の迷いもないなんていえませんよね、、。

 

神の声が聴こえなくなってしまったジャンヌは、階段を転げ落ちるように

かつての眩しいオーラが消えています。

 

だんだんと火が消えいるように弱くなっていく繊細な表現。
清原さんのお芝居がみどころです。
パリ奪還のための突撃に失敗し、一度撤退した先のコンピエーニュで
再びイングランド軍の奇襲にあい、レイモンが命を落とし、とうとう

ジャンヌが捉えられてしまうのです。

 

続きはまた

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

オンデマンド配信中

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