三日坊主を恐れない -4ページ目

なんてスマート!なタクシーの乗り方

今まで、何度となく泣きを見てきたタクシー。


ほぼ、全敗のタクシー交渉タイトルマッチ。


この日、明日帰るよ、という日になって、

初めて超スマートにタクシーを乗りこなすことに成功した。


行き先は、ハンハリーリ。

ホテルを出て、ワラワラとよってくるタクシーのオッチャンたちを

徹底的に無視して、しばらく歩く。


それから、車と人でごった返している交差点で、

日本と同じようにサッと手を上げて流しのタクシーを停め、

サッと乗り込んで「ハンハリーリ」。


着いたら降りて、

運転席の窓越しに5LEを手渡す。


「あの階段を下りて、道を渡るとスークだよ」


「ありがとう」


そして、タクシーは5LEに何の文句もなく、

その場を去っていった。



なんて、スマート!!

何ももめることなく、5LEというかつてない破格値で、

タクシーに乗れるなんて。

そりゃ、市内で5LEは、地元の人からしたら

まだ高いのかもしれないけど、

自分ら、最後の最後でやりましたー!



ちなみに、帰りのタクシーは、

ハンハリーリの目の前で捕まえたら事前交渉なしでは乗せてもらえず、

1台目は、5LEじゃ話にならないと去っていき、

2台目は、コスモポリタンホテルが分からないと断られ、

3台目で、15LEならと言うので、それで承諾した。


まあ、買い物した荷物もたくさんあったし、

片道平均10LEだもの。

がんばった、がんばった。




木曜のカイロ市内1

↑木曜日のカイロ市内は、こんなに混雑。

 人も車もぐちゃぐちゃです。




木曜のカイロ市内2

↑左側のパトカーみたいな色合いの車が、カイロのタクシー。

 ちなみにルクソールのは、スカイブルーと白のツートンでした。


コスモポリタンホテル@カイロ

よく言えば、アンティーク。


悪く言えば、めっちゃ古い。


それが、コスモポリタンホテル。



いや本当に、あのアンティーク感はステキだった。


カイロで一番古いというエレベーター(シンドラー社製!)も、

飴色に輝く木製でいい味出してる。

中2階くらいで止まっちゃうのもご愛嬌。



シンドラーエレベーター



部屋の内装も、高い天井に木製の古い家具がオシャレ。

薄暗い電気の中で、長い時間を物語る。



コスモポリタンホテル部屋2

コスモポリタンホテル部屋1



でも、


一度カイロを離れて戻ってきた部屋は、

クーラー壊れてた…。


部屋を替えてと物申すと、

巨大扇風機を持って現れた…。


コンセントプラグ足りないよと言うと、

電気スタンドなくてもいい?と言う…。


要らないわけないよねと言うと、

コードを歯で食いちぎって、つなぎ出した…。


そうじゃなくってーっ!と替えてもらった部屋には、

今度は冷蔵庫がない…。



はぁ…ここで私は、ギブアップ。

もう夜も遅いし、眠いし、疲れたし、

少々飲み水がぬるくったって我慢するよ。


ええ、我慢するよ。

古いんだもん。めっちゃ古いんだもん。しょうがないよ。


でも、サインをもらうついでにボールペンをかすめ取ったり、

置き忘れたジャケットからクリスタルを引きちぎったりするのは、

いかがなものかと。




コスモポリタンホテル外観

↑ちなみに外観は、こんな感じ。

考古学博物館にも歩いて行けるし、

場所的には便利なんだと思います。

タクシー交渉タイトルマッチ第5(?)戦

2泊3日のアブシンベル→アスワン→ルクソールから

無事カイロに帰還。


飛行機の中で声をかけてきた

下品な日本人酔っ払いオヤジどもの夕飯の誘いを当然のごとく断り、

ホテルに向かうためタクシー交渉戦に臨んだ。


もう紹介するのも無駄な感じだが、

『地球の歩き方』の相場は20LE。


で、掲げるのも無駄な感じだが、

目標は20LE、許容範囲は30LE。


さあ、いってみよう!






「コスモポリタンホテルね、


60LE





ガーン…。




ときた私たちをよそに、







として譲らないオッチャン。




まったく、この頑固オヤジがっ!


本当に、アスワンのオッチャンも、ルクソールのニイチャンも、

比べ物にならないくらいに頑固。

本当に、本当に、誰一人として、びた一文負けてくれなかった。


唯一の条件として、

「相乗りでよければ、割り勘すれば安くなる」と言われ、

オッチャンは相乗り客を探して闇に消えたが、

まあ、見つけてきてくれるわけもないわな・・・。



乗ってから話していると、

60LEのうち、10LEは空港入場料だと言う。

しかも、出るときに払わなきゃなんないと言う。


出口のゲートに着くと、確かにお金を徴収している。



「あっ 今細かいのないから、先に払ってくれる?」


「いくら?」


「5LE」


「へ~ 10LEじゃないんだぁ」


「え・・・あ・・・いや・・・出るのに5LE、入るのに5LEなんだよね」



なんていうやり取りをしつつ、

入場料ならぬ出場料5LEは、私たちの財布から払われ、

タクシーは一路カイロに向けて走り出した。


あんなに頑固だったオッチャンも、走り出したとたん愛想よくなり、

道中見える建物の説明をしてくれたり、

私たちのこれまでの旅路について聞いてきたりなど、

市内までの20分ほどを、和やかに穏やかにすごした。


そして、もはや見慣れたコスモポリタンホテル前に到着。


「はい、50LE。」


「何言ってんだ!残り55LEだろ!」


「だってお釣りないんでしょ。私たちも、もう細かいのないもん」


「ダメだ!ダメ!」


えー…ちょっと引くくらいのすごい剣幕。

あの車中の和やかな雰囲気は一体なんだったのか。

近くにいた知り合いのタクシーに速攻で両替してもらったかと思うと、

私たちから10LE奪い取って5LE押し付けて、

頑固オヤジは去っていった。


ひゅるる~…。


真面目に、カイロ空港から市内は60LEが相場なんじゃないかと

思いたくなりますな。