三日坊主を恐れない -17ページ目

とんでもガイドに、さらばじゃ!

色んなピラミッドも見たし、中にも入ったし、ラクダにも乗ったし、
とんでもないガイドがついていたとは言え、大満足な1日だった。


ツアーのシメとなるランチは、初のエジプトでの食事にも関わらず
中華なレストランに連れて行かれ、
最後までセンスのなさを見せ付けてくれたが、
これで、もうおさらば。
明日からは、少々大変でも、自由に、ノビノビやらせてもらいます。

さらばじゃ!



…と、その前に。
朝、確認してもらうよう伝えていた、
明朝のピックアップ時間を確認しないと。


翌日は、AM5:15の国内線でアブシンベルに飛ぶため、非常に朝が早い。
そんな時間にタクシーがつかまるのか心配だったので、
この日の朝だけ、空港までの送迎車を日本からお願いしていたのだ。


「ピックアップの詳細な時間は、現地にて確認」と言われていたので、
この日の日本語ガイドに確認していたのだが…。


曰く、

「確認したけど、私、分からないから、
昨日空港に迎えに来た者から、今夜19時にホテルに電話します」


分かんないって、あんた、
会社として管理しろー!



まあいいや、19時に電話くるのね。
電話で英語は、直に話すより難しいから心配だけど、
この女と日本語で話してる方がストレスだわ。
待つよ、待ってますよ。




そして、19時。
電話は鳴らない。




さらに、20時。
それでも、電話は鳴らない。




20時半。
シーン……。



あーいーつーらー…
もはや、『とんでもガイド』が伝えていないのか、
カルナックのオフィスにいたヤツが伝えていないのか、
はたまた、Baggage Claimの前でのん気に待ってた現地係員が
伝言を受けたのに電話してこないのか、
どうなってるんだか知らないけど、“カルナック”、マジ信用ならん!


明日は、2時半には起きなきゃなんならないのに、
付き合いきれん。もう寝る!




【プチ役立つ情報】

・「さらばじゃ!」は、

エジプト人が日本人に向かってよく言う言葉のひとつ。

出会った瞬間に「さらばじゃ!」と言う人も。

意味わかってんのかな~?




ピラミッドの中身

3大ピラミッドの中でも一番大きいクフ王のピラミッドは、

1日限定300人しか入れない。

早い者勝ちなので、

オプショナルツアーとして日本から予約していくか、

ちょ~~~~早く行って並ぶかしなければならない。


なら、まあいっか。


ということで、私たちが入ったのは、カフラー王のピラミッド。

中は撮影禁止で、カメラの持ち込みも禁止ということで、

「私を信じてないわけ?」と、

相変わらず感じの悪い『とんでもガイド』にカメラを預け、

いよいよ潜入!


…と思ったら、出てくる人たちの様子がおかしい。

息は荒く、顔を真っ赤にして、汗だく。

「楽しかった~」というより、明らかに「しんどかった…」という表情だ。


しかし、そんな彼らをいぶかしがる暇もなく、

一歩足を踏み入れた瞬間に、彼らの気持ちがわかってしまった。




もわ~ん…




その、中腰にならないと歩けないくらい狭い

急な下り坂のピラミッド内部には、

日本の熱帯夜、それも無風で、この夏一番最悪の熱帯夜!

みたいな日の空気が詰まっていた。


暑い

狭い

息苦しい


あの中で、もし万が一鳥肌立ってゾクッとしたりしたら、

それはきっと、相当霊感の強い証拠だと思う。


そんなことを考えながら、狭い通路を下りきると、

まっすぐ立てる平らな通路に出た。

試練を乗り越えた腰をすっくと伸ばし、

汗を拭き、水を飲みながら、また進む。


腰が喜んだのもつかの間、今度は、上り坂の通路に出た。

もちろん、中腰専用の狭さだ。


ああ、しんどい…。


でも、この通路って、確か石を積んでから掘ったんじゃなくて、

通路が残るように石を積んでいったんじゃなかったっけ。

それって、とんでもなくすごい技術のような気がする。


いや、気がするどころじゃなく、本当にすごいことに、

通路を上りきると、ポッカリと広い玄室に出た。

四角く、天井も高く、広い空間。


なんで、三角の中に、四角の空間を残しながら、

石を積んでいくなんてことが、

4500年も昔にできてしまうんだろう。


書かれてるのは落書きぐらい、

壁画も、ヒエログリフも何もない殺風景な中身だったが、

やっぱり入ってみてよかった。


あとは、もと来た道を戻るだけ。

息は荒く、顔を真っ赤にして、汗だく。

「楽しかった~」というより、「しんどかった…」という表情ではあったが、

心の中は、意外と充実した気分だった。




後日談…

この数日後、日本に帰る日になって

カイロの街中で話しかけてきたエジプト人のニイチャンに、

「えーっ なんでクフ王のに入らなかったの?!

クフ王のこそ、すばらしいのに……(うっとり)」

と言われた。

ちょっとだけ、後悔。



ラクダに乗るのも、楽じゃない。

『とんでもガイド』に、
「1人10分50$(=約250LE)」と言われたラクダ乗り。

はぁ?そんなの高すぎると抗議したら、
「じゃあ自分で交渉してください。私は知りません」
と言われたラクダ乗り。


ぜーーーーーーーーったい、
それより安く乗ったろうじゃないのさーっ!



…というわけで。


ギザの3大ピラミッドを見渡せる展望台で、
U子ちゃんと写真を撮り合っていると、
エジプトの伝統服ガラペーヤを着たニイチャンが

愛想よく英語で話しかけてきた。


「面白い写真撮って上げるよ~」


コイツ絶対、ラクダの客引きに違いない。
向こうから声をかけてくるなんて、ふっかけてくるに決まってる。


そう察知し、

とりあえず、無視。

徹底して、無視。


しかし向こうも、それでメシを食ってるプロの客引きである。

そうやすやすとは、引き下がらない。


半ば強引に、肩を組んで写真をとらされ…


客引き写真3/ギザ


かなり強引な撮影ディレクションを受け…


客引き写真2/ギザ

客引き写真1/ギザ


「面白い写真」を撮らされた。


「撮らされた」とか言っているわりに、ノリノリじゃないかって??

ええ…まあ…はい。

正直、楽しんでました。

自分たちだけじゃ、恥ずかしくて、絶対撮らない写真だし、

「あーもう、やめてよ、あっちいってよ」というやり取りもまた楽しく、

個人情報保護のため掲載できないが、

U子ちゃんがターバン巻かれるのを露骨に嫌がっている写真も

良い思い出である。


そんなこんなで、なんだかんだと楽しんだ後、

「もういいよ、はい終わり~」と言うと、

案の定、思ったとおりに、予想を裏切らず、

「じゃあ、ラクダに乗ろう」と言い出した。


試しに値段を聞いてみると、

「2人で乗って、10分60LE」


高ーい!

でも、すでに『とんでもガイド』の8分の1以下!


その後、数分間の交渉の結果、

2人で40LEで決着。

ラクダの臭いに顔をしかめるU子ちゃんと一緒に、

キャーキャー言いながらラクダのコブに揺られてきた。


ラクダの背中から/ギザ
↑後ろ頭はダチョウっぽい。


結局、10分の約束が5分くらいで終わっちゃったし、

ラクダ使いのじいちゃんに、バクシーシ(チップ)せがまれたし、

選ばれたラクダは、ちょっと老いぼれだったりもしたけど、

絶対『とんでもガイド』のふっかけ額より安く乗ってやる

という目標も達成したし、

総合的に見て楽しかったからいいんじゃないかしら。



しかし、クルマに戻ると、『とんでもガイド』がしれっと聞いた。


「ラクダ、どうだった?」

「楽しかったよ」

「いくらだった?」

「2人で40LE」

「何分くらい?」

「うーん…5分くらいかね」

「私、10分でって言ったよ」


はいはい、どこまでもムカつくヤツだね、あんた。




【プチ役立つ情報】

・これを書くために、『地球の歩き方』を見直していたところ、

「1時間10~15LEが相場」と書いてありました…。

マージーでー!

でも、旅を終えた今、個人的な感覚値として思うのは、

『地球の歩き方』の「相場」は、あてにならないのではないかと。


・ラクダの客引きはじめ、観光客と接するほぼすべての人たちが、

英語を話せます。

アラビア語の読み書きできなくても、心配いりません。