三日坊主を恐れない -12ページ目

ガディスホテル(GADIS HOTEL)@ルクソール

実際、ガディスホテルは、中心部から遠かった。


もちろん、空港から50kmもあるなんてことはなかったが、

ルクソール神殿のある市中心部まで歩くのは、

ちょっとしんどいなと思うくらいには、離れていた。


ポーターが自慢げにしていたのが、

エレベーターの仕掛け。

乗り込んだ瞬間、電気が消え、鏡だった壁に絵が現れる。

へースゴイね。

でも、暗いエレベーターって怖いんだけど。

知らない人と乗るときは、特にさ。



レストランで、夕食も食べた。

中心部まで出て行くのも面倒だったし、

エジプト料理じゃなくてもいいよねってことで、

パスタと、ピザと、アイスクリームを頼んだ。


レストランの支配人風のオッチャンは、

貼り付けたような笑顔で、うっとおしいほど手厚い接客。

5ヶ国語(?)話せるとかで、 「トモダチ~」を連発。

「美味しいでしょ?美味しいよね?」

と言われまくったが、正直なところ・・・。



あとは、部屋のクーラーがききすぎだったりとか、

シャワーの湯量が、他の部屋の影響を受けるのか、一定でなかったりとか。



しかし、

そんなことより、どんなことより、驚いたし、困ったし、泣きそうだったのは、



部屋の鍵、開かないんですけどー!



確かに、今回泊まったどのホテルも、

鍵のたてつけがおかしかった。

閉めるのも、開けるのも、一筋縄ではいかなかった。

A美が泊まったホテルもそうだったようで、

エジプト全般的に、5つ星でもない限り、鍵には何かしら問題があうようだ。


でも、その中でも、このガディスホテルの鍵は、ひどかった。

もう、全然開けられない。

仕方がないので、毎回フロントに「ドア開きません」と言いに行き、

ポーターについて来てもらうのだが、

すると、悔しいことに、瞬時に開くんだ、これが。

しかも、その場で自分も試してみると、その場では開くんだ。

なのに、また出かけて戻ってくると、開かない。

ポーター呼んだら、すぐに開く。


キーッ!もう!


ホテル側も、呼ばれることに慣れたもんで、

別に「またかよ」ということもなく、

「あードアですね。喜んでー!」とばかりに来てくれる。

きっと、私たちだけでなく、みんなに呼ばれているのだろう。


その対応は嬉しいけど、なら早く直してよ。




ガディスホテルのプール
↑一応、プールがあったりするホテルです。

朝食では、卵を焼いてくれたりもします。

エジプトって、ホテルのランクがよくわかりません。




【プチ役立つ情報】

・開けるコツは最後までわかりませんでしたが、

閉めるときは、内側から鍵をかけるときと同じように、

ノブの中央にあるボタンをポチッと押したままドアを閉めると

鍵がかかる仕組みです。


タクシー交渉タイトルマッチ第二戦

エジプト3日目の朝、

アスワンを後にした私たちは、ルクソール空港に降り立った。


例のごとく、9割がたの乗客は、

ガイドとともに大型バスに吸い込まれていき、

私たちは、ポツネンと残された。


さあて、アスワンに続き、

タクシー交渉タイトルマッチ第二戦といきますか。


しかし、ここで心強い助っ人が登場。

「ちょっと様子見てくる」と、

飛び出していったU子ちゃんがナンパしてきた

一人旅の邦人女子、A美だ。


A美は、とても人なつっこくて、英語も堪能。

『旅の指さし会話帳』(下記参照)を使いこなし、

エジプト人とも気軽に親交を深めるツワモノだった。

旅の指さし会話帳〈39〉エジプト (ここ以外のどこかへ!)/伊藤 由起
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『地球の歩き方』によると、

ルクソール空港から市内までの相場は20LE。

3人で力をあわせて、

目標20LE、許容30LEで、がんばってみよう。




ファイッ!


※青コーナー:タクシーのニイチャン

  赤コーナー:我々



「どこまで行きたいの?」


「ネフェルタリホテル経由で、ガディスホテルまで。

知ってる?」


「知ってるさ」


「いくら?」


「60LE」


「高ーいっっ!」


「高くないよ。一人20LEじゃないか」


「いや、絶対高いって。

3人で20LE!」


「何いっちゃってんだか。

ガディスホテルは、市のはずれにあるから遠いんだよ」


「遠いったって、知れてるでしょ」


「ここからだと、50kmはあるかな」


「嘘つけー!ネフェルタリホテルまで7kmくらい、

ガディスホテルまででも、10kmのもんでしょ。

知ってるんだから」


「あ・・・そう?」


「だから、30LE」


「ムリムリ。まあ、50LEかな」


「昨日アスワンで、空港から市内まで30LEで乗ったよ。

アスワンの方がルクソールより、ずっと遠いのにねー。

※本当は、40LEですが。


「おかしいよねー。

だから、30LE!」



実は、今回の交渉では、タクシーのニイチャンサイドも、

2人がかりだったのだが、

この時点で、若い方の気の良いニイチャンは、

かなりOK出しそうな雰囲気だった。

しかし、明らかに権限を持ってそうなシカメ面が、頑として譲らない。



「ダメだって。50LE」


「ムゥー…、じゃあ40LE!」


「はぁ・・・じゃあ、40LEね。

これ以上は、びた一文下げないよ」



なんか完全に主導権握られた感じで、惨敗・・・。

なんなの、あの強気っぷり。

昨日今日交渉を始めたばかりの私たちと、

毎日何年も交渉しているエジプト人の

格の違いを見せ付けられた気分。


それでも、あの調子だと2人で30LEまでは

下げられなかっただろうから、

A美と3人でよかった、よかった。




【プチ役立つ情報】

・ガディスホテル(GADIS HOTEL)は、

ディスホテル と、

かなり強めに“ディ”にアクセントを置かないと通じませんでした。


・ツアー客にガイドさんが話しているのを小耳に挟んだことによると、

「カルナック神殿のトイレは、あまりキレイじゃないので、

空港でトイレを済ませておいてくださ~い」

ということでした。

私は、空港でもカルナック神殿でも行っていないので、

この目で確かめたわけではありませんが。



夜のスークで痴漢撮り

スークとは、市場のこと。
カイロのハンハリーリが有名だが、
ここアスワンにもあるということで、夕食がてら散策してみた。


アスワンのスークは、ハンハリーリに比べ小奇麗だったように思う。
けれど、ときは夜。
しかも、エジプト生活は、まだ2日目。
その上、観光客も少なめ。


足を止めたら最後、帰してもらえない気がして、
カメラを向けたら最後、撮影代払えとか言われそうな気がして、
なんか、怖かったんだってば。


そんなわけで、ピラミッド型に積まれた香辛料が並ぶ店先とか、
色とりどりのフルーツを売る人とか、
通りを闊歩するロバとか、
魅惑的な光景がたくさんあったのに、全部、痴漢撮り。


撮ってましぇーんというしらじらしい顔で、
カメラを構えもせず、歩きながら、シャッターを切る。

もう、ブレブレの、ボケボケですわ。
当然、買い物のひとつもせず、早々にホテルに退散。

残念でならないけど、きっと本当に怖かったんだね。
今、思い出してみても、人と目を合わせないようにしていた気がする。


夜ってだけで、太陽が見えないだけで、人はこんなに恐怖する。
そりゃ、太陽神ラーが、エジプトの神々のトップに君臨するわけだ。




【痴漢撮りその1 働き者のロバ】


夜もがんばるロバ

エジプトにはロバがめっちゃ多い。

人生であんなにたくさんのロバを見ることは、後にも先にもないだろう。

そして、生で見るロバはカワイイ。

まつげが長くて、目が虚ろ。でも働き者。




【痴漢撮りその2 香辛料屋】


香辛料屋

そういえば、ハンハリーリには、こういう店はなかったなー。

写真のように固形の香辛料が積まれている店もあれば、

粉末に挽いた香辛料がキレイなピラミッド型に積まれている店も。

辺り一体に異臭がするが、色とりどりでキレイだった。