まいど^^絵本講師の くが やよいですニコ

 

 

今日は今学期最後の読み聞かせ。

私の担当は6年1組でした。

 

 

二学期に理科で「月の満ち欠け」を学ぶので

ずっと6年生と読んでみたかった

この絵本を読みました。

 

 

『ネコヅメのよる』

町田尚子

WAVE出版

 

 

 

この絵本に出会って、真っ先に

「読みたい!」

と思ったのは、実は6年生たちと。

 

 

本日、ドヤァ~もぐもぐと持って行きました。

 

 

 

クスクス笑いから始まり、

最後の見開きのページで一番 笑っていました。

(月の満ち欠けの一覧が載ってるところ)

 

 

 

・・・・やっぱり!(o^^o)

 

 

 

高学年になると絵本に込められた

深いテーマも読み取るようになるので

読み手である私たちは、つい、

メッセージ性の強い絵本を選びがち、、、

 

 

もちろん、それもいいと思う。

それも高学年と読める醍醐味だと思う。

 

 

私も 『ヤクーバとライオン』とか、

骨太で めっちゃ好きやし。

 

 

 

 

でも、私はこんな風に思ったりもします。

 

 

 

 

6年生は、先生にも下級生にも頼りにされて

学校のリーダー的存在です。

 

 

そして、3学期は特に、中学進学を前に

いろいろなプレッシャーを感じる時期でもあります。

(中には荒れてしまうクラスもあったり。。。)

 

 

絵本(読み手)からのメッセージを

しっかり受け止める年齢だからこそ

「ステーキ」みたいに栄養たっぷりな

厚みのある物語もいいけど、

 

ときには「おかゆ」みたいに

ほっとする絵本もいいんと違うかな。

 

 

なので、意外かもしれないけど

私はよく 赤ちゃん絵本や

0,1,2歳向けと言われる絵本も

高学年の教室に持って行きます。

 

 

 

プログラムの中には一冊ぐらい

肩の力が抜けて

「ニヤリ。」としてしまうような、

そんな絵本があってもいいと思います。

 

 

 

 

 

 

このクラスではいろんな絵本を読みました。

『そらいろ男爵』を読んだとき、

 

「これって・・・実話なん?」

って聞いた子がいたクラスです。

 

 

 

いつも担任の先生がい~い笑顔で

いっしょにおはなしを楽しんでくれるのです。

 

 

『槍ヶ岳山頂』 (川端誠  BL出版)  

 

この絵本、かなり気合を入れて読まないと

時間内に読み切れない絵本ですが(笑)

 

(ガッツリ系も読んでるやんか~)

 

 

 

この絵本を読んだとき、

クラスで一番集中して聞いてくれていた

(と思われる)のは 

なんと、担任の先生でした(笑)

 

 

 

 

小学5年生の男の子が父親とともに

槍ヶ岳の山頂を目指すお話です。

 

 

穂高~燕岳、大天井岳、赤岩岳・・・

険しい山道を淡々と歩く

少年の目を通して物語は進んでいきます。

 

 

山の景色、空気、高山植物、、、次第に

大自然の美しさに魅了されていきます。

 

 

途中、くじけそうになる気持ちを乗り越え、

 

槍ヶ岳の山頂から見た景色は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山に登り、訪れた山荘で

気持ちを込めて押してきたような

 見返しのスタンプもそれはそれは素敵。

 

 

先生、ひょっとして、山がお好きだったのかも・・・

 

 

今日は最後に一つ素話をして終わりました。

 

 

帰り際、先生が廊下に出てきて

お礼を言ってくださり、いつものい~い笑顔で

 

「あの、おはなしを覚えて話されるの、、

すごいですね!」

と少年みたいに(笑)

 

 

 

こちらがたじろぐほどの

まっすぐな瞳で

物語や絵本を聞いてくれた子どもたち。

 

 

机に突っ伏して寝たふりしてる子も

後頭部や背中で 聞いててくれたねーねー

 

 

 

 

 

みんながまた 私の心の中の本棚に

新しく絵本を並べてくれました。

 

 

 

みんなの心の中の本棚にも

一緒に読んだ絵本が何冊か並んでいたら嬉しいな。

 

 

 

 

 

一年間、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そらいろ男爵 そらいろ男爵
 
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槍ヶ岳山頂 槍ヶ岳山頂
 
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