搾り立てのミルクは季節によって、または食べる草によってだいぶ差があります。干草ばかり食べてるとミルクの出が少ないし、時々自然に生えてるネギを食べるとミルクに臭みが現れる。ヤショダのミルクはロヒーニ(未だに見分けがつかない、、、)のに比べるとなめらかに感じるし、牛によっても違うのでしょう。日によって違うミルクに文句をつける人は、市販のミルクを買えばよいと思うのですけど、そういう人が大勢いるから、土まみれの曲がりくねった人参は店頭で売れない。
搾ったミルクを冷蔵庫に入れた後、浮いたクリームを取り出して攪拌し続けると上のほうに固まったバターが現れます。そのバターとバターミルクを分けるのも夏場は気温が高くて注意しないとバターが溶けて分離しにくいとのこと。そのバターを冷水で洗ってガラスのビンに詰めておしまい。

今日はそのバターをゴウラニタイに捧げてから、パンに塗っていただきました。バターに限らず、口に入るものに限らず、すべての物の背後にはプロセスがあります。が電話一本で「ピザ」が現れたり、一ドル紙幣を渡して「ボールペン」を買ってしまうことに慣れているとその過程を考えることをしないのでしょう。マクドナルドでハンバーガーを買う人はその過程で悲鳴を上げる牛のことなど全く考慮にいれないし、入れたとしても日頃ビデオゲームで何十人もの「敵」を撃ち殺していればたぶん「感覚」が麻痺している。

僕らが住んでいるマテリアル・ワールド、大昔はたぶんサッチャ・ユガだとだいぶ様相が違うだろうけど、今はカリ・ユガ、偽善に満ちた世界ということをきちんと認識しないと良からぬ道しか待っていません。

なんてことを考えていると目の前の生バターが黄金色に輝いて見えるのです。
ほとんどの人は毎日の生活、具体的には子供の世話、次から次へと沸いてくる仕事の問題、毎日、銀行の口座の数字を見ながら一向に上に向かず頭を抱える、新車を買ったはいいがあまりの燃費の悪さ、修理の多さに買い換える羽目になる、収入は増えないのにガソリン代がもう3ドル89セントまで上がって青くなる、(なんか自分のことばかり)とクリシュナに祈ることしか術がないのはいいけど、それを知らない人は、自然にお酒、たばこ、ギャンブルなどで気を紛らわせることしかできない。人が立ってる状況はかなり危険だと思うわけですが、そうは思わないような雰囲気が蔓延しているこの世の中。犬はかわいいと言いながら、ステーキは何の疑問も持たずに食べてしまう、でも捕鯨反対!全然、筋が通ってないのに、「通っている」と思い込んでいる人の多い事。時間を守らなくても全く平気な人、自分の言ってることを理解してない人、まだまだ偽善と争いの世界は始まったばかりなのに、いったいこれからどうなるのでしょう。
週末は牛の乳搾りにクリシュナチャイタンヤさんといっしょに隣町のエフランドへ。牛にもやっぱり感情がありますから、ロボットのように命令したらその通りに動くわけありません。人が一生懸命、乳を搾ってるのにそのバケツを蹴ろうとしたり、集っているハエの大群を振り落とそうと首を振ったり尾っぽをあげたりと予期しない事が結構起こります。が、そのうちそれをこちらが「感じる」ようになるみたいです。でも週一だとかなり時間がかかりそうなので、ちょっと気合を入れて毎日行ってみようか、と思案中。そのうち自分の敷地内で飼育できると良いなあと思いますが、いろいろ難関がありまして、、、どうなるかな。
長男カピラがバスツアーで西海岸を回っている間、3男ナーラダは一週間のダンスキャンプに参加。今日はようやく編集を終えて最終日の一部を公開。これを見ながらナーラダは一言。
「もっと長ければよかったのに、一週間は短かったな」


本場のインド・ジャガナータ・プリーのラタヤトラは行ったことありませんが、アメリカでは毎年夏、各地で行われているお祭りです。ジャガンナータ、バララーマ、スバドラーを乗せた山車が、盛大なキルタンと共に町を行進していきます。ここニューゴーローカでは、子供向けにラタヤトラの小型版がお寺の庭?を行進します。日本だと、、、まだやってるのかな?


大昔は、わざわざ印刷屋に出向いて8文字ぐらいの漢字を出力してもらって5千円ぐらい払った覚えがあるけど、日本語は漢字が多くてオリジナルフォントを作るのが大変です。小学校で約1000字、中学校で約600字、高校で約300字習うわけですが、1900文字をフォントにするのはアルファベット26字(小文字などを入れれば60字ぐらいかな)に比べて無限に近い労力を必要とします。それでもひらがな、カタカナだけでもオリジナルをと頑張っている方々が世の中には存在しますが、ABCのデザイン世界にはかなわない。というわけでしばらくフォントの世界から遠ざかってましたが、久しぶりにフォントをサーチしてたら、ちょっとびっくり。けっこうバラエティがあっていろいろ面白い。名前だけでも「大阪市営地下鉄フォント」なんて聞いたら、、、一度使ってみたいな。
クリシュナ・チャイタンニャさんが育てている牛は8頭、そのうち牝牛はヤショダ、ロヒーニ、デーヴァキ、ブーミーの4頭。残念ながら彼の敷地はちょっと狭すぎるので隣町のメバンで農業を営んでいる知り合いの土地を借りています。僕がウシの乳を搾ったのは1994年インド・ヴリンダーヴァンで一回。今日は彼といっしょに乳搾りに出かけました。通常4つある乳首ですが、この牛たちの1頭は2つだけ、1頭は3つだけ乳が出るというのを初めて知りました。乳を搾る機械もあるそうですが、安いのは600ドル、高いと2000ドルでどちらにしても彼にしてみるとまだ「高い」ので手で搾っているとのこと。

ヤショダは角があるのですぐ見分けられるけど後の3頭は未だによくわからないけど、久しぶりに新鮮な時間を過ごしました。しばらく牛たちと戯れる日々が続きそうです。
地元の情報誌8月号が出来ました。

http://realtytriangle.com/index_pics/pdf/Sankaku27.pdf
1ヶ月の西海岸バスツアーを終えてフロリダ寺院に戻ったのが日曜日、家内が迎えに行くより飛行機を使ったほうが時間もお金も安い、という事で火曜日の夕方フロリダからワシントンDC経由でラレーに夜11時に着く予定でした。
昨日、夕方6時頃、カピラから電話があって

「フロリダからの飛行機が4時間遅れて、DCからの飛行機に間に合わない、、、」

フロリダでもう一晩?もしくは、DCから約2時間離れたところに住んでるお祖父さんに迎えにいってもらうか、、、、しばらくの沈黙の後、家内がDCまで迎えに行く事となりました。6時40分頃 家内がまだ縫い針が残ってる右の人差し指の包帯を取り替えた後、出発。
10時15分頃、二人の子供を寝つかせて僕もうとうとした頃、カピラから電話
      「DCに着いたよ」「お母さんが11時過ぎには着くから携帯に電話しなさい」

家内は11時半頃着いたのですがカピラからの電話がなくうろうろ
カピラに教えたプリペイドカードの電話が携帯につながらず、手持ちにコインがなく、両替しようと何人かに声をかけたものの断られる。最後のおじさんが「僕の携帯を使いなさい」DCを出たのが12時45分過ぎで途中仮眠をして家に戻ったのが朝7時過ぎでした。

ツアーの写真はマヌさんのフェイスブックで見られます。

来年は東海岸の寺院のアメリカ、カナダ、それとフェスティバルインディアを回るはず、今度は次男も参加出来るはず、僕も参加したいなあ。
2階から1階まで踊り場のない階段を誤って転げ落ちて病院に向かった人、台所でサリーに火が移って大やけどをして入院した人、誰も予想できる人はいません。
今日は家内がブレンダーで右の人差し指を切ってしまい、3針縫う羽目に。

人間、どんな災難に合うか全くわかりませんが、そういう時にもクリシュナに祈れるような状態になれるのは、いつのことでしょう。

あとで送られてくる請求書をみても動じないようになるのが先決かもしれませんが。