うちの長男 発達障害 「お兄」 4月から大学生1年生についてのメモです。
なので、闘病ブログ関係の方は読み飛ばしていただいて良いですよ。
( このブログは一応闘病ブログカテゴリ―なのですが、お兄の記録も残したく、しかし別ブログを立ち上げるパワーも無い為こちらの1テーマに間借りし、右サイドのテーマ一番下の 発達障害長男にまとめます。)
お兄の進学については、高機能自閉症なだけに進学先で一人でやって行けるのか心配。
専門学校や大学などで発達障害の学生にどのようなサポートがあるのか下調べしていました。
今や、概ねどこの学校でも障害学生支援のガイドラインがあり、学生支援室やサポート課などで対応してくれそうでした。
時代は変わるもんです。
事前のオープンキャンパス等で個別質問した際は、学校全体に情報が行きわたっていないのか反応がイマイチでした。
ホームページにはかなりキチンとやってます風に書いてあったのにそうでもないのか? とちょっと不安になりました。
1月中旬
入学手続き完了後 その大学で障害学生のサポートする課 学生支援室に連絡。(※ 大学によって支援担当の名称は違うようです)
担当を教えてもらい、実際支援してもらう為の手順を聞く。
大学に、障害学生が学生生活を送る上での合理的配慮を求めるには、障害の客観的な証明が必要、手帳や診断書の提出が求められます。
合理的配慮とは:
障害学生が教育を受ける権利を行使できるように学校側が配慮、調整する事。個別対応の為、学生側から申請し双方で協議し学校側は出来る範囲で対応する。
手帳も持ってますが、診断書で具体的に書いてもらって欲しいと言われました。
もし、高校で配慮してもらっていた事があれば教えてくださいとも言われました。
医師の診断書の提出が求められたために、急いでお兄の児童精神科の主治医に連絡。
合格した時に一度報告がてら受診していて 「診断書必要だったら言ってね」と声かけてもらっていたので話はスムーズでした。
診断書にも、ただの診断名のみのやつと、詳しく成育歴や困り事まで書いたものがあり、詳しいタイプを提出したのですが、診断書、高かったな・・・。
2月~3月
学生支援課の窓口と日程調整し必要書類を準備して、大学の主治医との本人面談、支援該当との判定が出ました。
学生支援課の担当がつき、その方と面談しどのような事に困っているか、必要なサポートを話しあい、文章にまとめてもらいました。
4月
学生支援課担当が作成してくれた 「障害のある学生への合理的配慮依頼書」は大学の学部長の名前で出され、お兄の署名付き。各授業の担当教授に目を通してもらいます。本人が授業の前後に先生に挨拶がてら手紙を持っていくスタイルです。
担当者と本人(その時は親も同席)の面談で決めた、今回依頼した配慮はこんな感じ。
困難な事
スケジュール管理が苦手。
耳からの情報だけだと聞き逃す。
マルチタスクが苦手。
聴覚過敏、大きい音が苦手。
抽象的な表現、曖昧な表現は苦手。
グループワークは苦手。
希望する対応
提出物が期限内に提出できていない、また提出期限間近に可能な範囲で声掛けしていただく。
視覚的な情報提示を多めにしてもらう。
期限に関してはなるべくプリント配布。
動画視聴、実験や実習で大きな音が出る場合予告してもらう。
説明、指示等は出来るだけ具体的にしてもらう。
指名やグループワークでの発言は質問、テーマを提示していただいた後考える時間を長めにいただく、また発表順序を後にしてもらう。
こんな感じに作成していただきました。
本人は「何も困ってない」とか言い出すため、母が想定して担当者との話し合いの前に本人に困るであろうポイントを伝えてあります。(母が大学に出向いたのはこの面談の時だけです。)
この他にも、履修科目の組み立てが不安、就職活動が不安などありましたのでその辺も伝えました。
しかし、
今回、合理的配慮を求めた真の目的は、大学での本人の相談窓口を作る事でした。
学生支援課の担当の方は臨床心理士さんなのかな?
メールでお兄とやり取りして、お兄も困った事があったら学生支援課に行っているようです。
履修の確認もしてもらえたようで、思いのほか手厚く感じます、
近頃 大学にも慣れ、どうにかやって行けそうな感じで安心しました。
ちなみに、合理的配慮の手紙を先生に提出している学生はお兄の他にもう一人くらいしか見たこと無いと本人は言っていました。