GTカーを運転できたら100万あげます!
SUPERGTカーを所有して公道を走る! act.1.5 【前回からの続き】
先生の「100万あげるよ」発言にヒートした若者は100万円が欲しいワケに非ず。
青い“テク自慢”が飛び交う時期にこの話題は最高のイマジネーション。
一週間が経ち、先生は問いかけます。
「先週の話ですけどね。出来るって自信ある人居ますか?」
半数ほどが挙手する光景に「いいですねぇ。やっぱりそうじゃないとねぇ」と先生。
かなりの人数に何がどう難しいと思うかを尋ねて総括。
「やっぱり走行時の操作を気にする人が多いですね」
「実際はそこまで行ければ大したものですよ」
このあたりで若者も大半が「あぁ~」と気付きます。
「レーシングカーのクラッチがどんな物か説明できる人」と挙手を促すとチラホラ。
この話の核心である“運転”とは“走行”ではなく“発進”だったのです。
そりゃそうだ! 踏んだらブン回るレーシングエンジンに強化クラッチ…
出来るワケがない!
「遠足は家に帰るまでが遠足です」の逆だな…我が友人の迷言。
ですからSUPERGTカーで公道を走る妄想は外観に特化しましょう…
To be continued.
written by shin
SUPERGTカーを所有して公道を走る! act.1
そんな想像をしたことはありませんか?
もちろん外観に特化したお話です。
一人しか乗れないですもんね…
↑「そんなことより大変なコトがあるでしょ!!」 と
突っ込んで下さった皆様ありがとうございます。。。
以前、著名なエンジニアの先生が仰っていました。
「君たちがGT(当時JGTC)カーを運転できたら100万あげるよ!」
当時21歳、 若さ溢れるクルマ好きの男子は
「えっ!? そんなに難しいのかよ?…」 と
先生が仕掛けたほんの“お遊び”にもムキになってしまいます。
「出来ねんじゃね。 ま,でもさぁ…」 諦めるが負けず嫌いな者
「100をキープしてコーナリングを…」 妄想のままに分析する者
「出来るべ。いやマジで。」 なぜか断言する者
全員クルマBAKAなんです…
授業が終わった後も「正解」を見出すために語る語る…
しかし
次の週に先生の口から発表される「正解」は
我々に“レーシングカーのフィロソフィ”を
説くものでした…
To be continued.
written by shin