Aboutエコ! Act.2.5 ほんの少し、いや…かなり脱線ですが加筆します。。。
先日、身近で思わぬ問いを拝受いたしました。。。加筆いたします!
【Q1】(1998年の)ル・マンで戦ったワークス勢と日本の2社とは?
【A1】以下は「ワークスチーム/メイン参戦車/当該エントリークラス」です。
BMW / BMW V12 LMR / LMP1
クライスラー / ダッジバイパーGTS / LM-GT2
フェラーリ / フェラーリ333SP / LMP1
メルセデス・ベンツ / CLK-GTR LM / LM-GT1
日産 / R390 GT1 / LM-GT1
ポルシェ / 911GT1 / LM-GT1
トヨタ / トヨタ GT-one TS020 / LM-GT1
よって、GT1クラスで直接競ったのは後者4チームです。
(アルファベット順・正式呼称割愛)
先日のセパンウィナー・12号車の闘将、星野一義氏は、
この年に、日産R390 GT1で総合3位の表彰台に立ち、ル・マンを勇退されました。
現地解説者であった関谷正徳氏がインタビュー中に感極まり、無言で握手を
されたシーンで私も泣きました…
で…
【Q2】なぜ急にエコの話題?
【A2】長~い前フリの一部です!
以上、長い目で見守って頂ければ幸いです。。。
Written by SHIN.
Aboutエコ! Act.2 パノスの英断! 1998年のル・マン投入
アメリカン ル・マン シリーズの礎を築いた Dr.ドン=パノス
その子息、 パノス オート デベロップメントの創設者 ダン=パノス
パノス親子が1998年のル・マンに投入した3台のESPERANTE GTR-1のうち、
紫の46号車こそ、“地球に優しい方の”ハイブリッドマシン!
1998年のル・マンは大戦国時代…日本2社を含む世界7大ワークスが参戦。
当時全盛のGT1カーを各メーカーが本気で開発しすぎたせいで
GT1クラスが上位のLMP1クラスよりも速くなってしまう事態…
「偉大な草レース」と言われたル・マンでも、メーカー間の技術革新競争が激化。
裕福なチームがエポックメイキングなマシンで参戦するのは過去の話。
そんな時代にパノスはハイブリッドカーを投入しちゃったのです。
やはり(失礼…)、プレリミナリープラクティスを走っただけで
スターティンググリッドに並ぶ権利は得られませんでした。
でもイマ考えれば、とてもスマートでメチャクチャカッコいい挑戦でした。
「一石を投じる」というのはいつの時代でも勇気の要ることですね。
目立つことこそなかったものの、モータースポーツ史に輝く
Panoz Esperante GTR-1 Hybrid に敬礼!
Written by SHIN.
Aboutエコ! Act.1 今でこそエコなハイブリッドカーですが…
「ハイブリッドシステム」といえば、今やエコカーの代名詞。
内燃機関と電動機の混成(ハイブリッド)が連想されます。
もはや、「ハイブリッド」→「エコっぽい」と思えるほどの浸透っぷりです。
ところが20余年前、お世辞にも地球に優しいとは言えない
弩級のハイブリッドシステムを備え、WRCで名を馳せたクルマがおりました。。。
ランチアデルタS4
ビッグタービンのターボラグを打ち消して全回転域でのレスポンスをあげるために
タービンをスーパーチャージャーと連動させる過給システムを装備。
ピーキーで扱いにくい事が簡単に想像できます…
20年前はコレが「ハイブリッド」。 時代は変わるものですね…
そして、(地球に優しい方の)ハイブリッドが認知されだした1990年代後半、
レース界の頂点にもエコなハイブリッドカーが持ち込まれました。。。
Panoz Esperante GTR-1 Hybrid !!!
To be continued.
Written by SHIN.