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あの時はもう、家に帰れないんじゃないかと思ったわ……。
ハロ〜
リーダーです。
みんな、バブ活してる〜？！
さて、今回のテーマは【シンガポールで経験した一番ピンチな出来事】。
基本的にめちゃくちゃ安全で、滅多に事件に巻き込まれたりはしないんだけど、でも基本的にアタシたちバカみたいなことばっかりやってるから（笑）ヒヤッとすることもあったりするのよね。
中でも印象に残ってるのがね、泥酔してあるお店の前で座り込んじゃった時の出来事。
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数年前のある日。
何を思ったのかアタシはふと、
「そうだ、自宅から徒歩800mくらいのところにある、いつもはあまり行かないホーカーセンター（公営屋台街）に行って、ビールを飲みながら本でも読もう」
と思ったのね。
なんでそんな衝動に刈られたのかはわかんないんだけど、とにかくアタシはその日、いつもと違うことをしたくなっちゃったのよ。
普段はそんなにビールを飲まないし、ましてや飲みながら本を読んだりしないんだけど、アレねきっと、
いつものごとくなんか浮かれてたんだと思うわ！
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で、そのホーカーに着いて、揚げたイカとかをつまみながら、ビールを飲みつつ、買ったばかりの小説を開いたわけ。
そしたらその小説が、思いの外面白くて。
しかもイカとビールの相性が最高で。
んでもってホーカーの喧騒がいい感じにホワイトノイズになって集中を高めてくれて、気づくと
２時間も本に没頭してた
のよ。
んで、ハッと気づいて、さすがに帰ろうかなーと思って本から顔を上げたらね、
自分が飲んだと思えない量のビールの空き瓶
が、テーブルに載ってたの。
そう……
本に夢中になりすぎて気づかなかったけど、アタシってばいつの間にか、自分のキャパを大幅に上回るビールを飲んで、べろんべろんに泥酔してたのよ！
んで、まずいもう帰らなきゃと思いながら席を立った瞬間、
くらぁっ
……やばい、立てない。
ひとりで歩ける気がしない。
しかもね、その時ちょうど、夫が出張でシンガポールを留守にしてたの。
だから誰かに迎えに来てもらうわけにもいかなくて、酔っ払いなりに考えて、
とりあえず大通りまで出てタクシーを拾おう
って、決めたんだ。
けどね……
なんとか壁をつたって歩き始めたはいいものの、世界が目の前で大回転。
ほんの十数メートルさきに大通りは見えてるのに、足がもつれて前に進まないの！
けど、アタシ、大人だもの！
帰れるもん、なんとかなるもん！！
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……と思ってた矢先。
某インド料理屋さんの前まで歩いてきた時点で、どうしてもどうしても動けなくなちゃって。
店の前のベンチに、座り込んじゃったのね。
お客さん用のベンチを占領しちゃダメだとは思ったんだけど、なんせ、ほんっとーに気持ちが悪くて。
心臓は破裂しそうだし、吐き気はひどいし、平衡感覚はめちゃくちゃだし、息は苦しいし……
申し訳ないと思いつつ、そこでゾンビになってたの。
ああもうアタシ、このまま家に帰れず、急性アルコール中毒で死んじゃうんじゃないだろうか……
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そう思った時だったわ。
インド料理屋さんからね、怖そうな中年男性が出てきて、無言で私の方に近づいてきたの！！
ああもうどうしよう、お客さん用のベンチを占領して、絶対怒られるよね。
でも具合が悪くて動けないよ……どうしよう……。
そんなことをぐるぐる考えてパニックになってたらね、なんと。
その男の人は、私のすぐそばまでまっすぐに近づいてきて……
ただ無言で……
冷たい氷水を……
アタシの横にトン、と優しく置いて、お店の中へと去って行ったのでした。
まじ優しいシンガポールの人、結婚してほしい（いやしてるんだけど）
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と思ったよね！！
沁みたよね！！
その後、その一杯の氷水のお陰で回復した私は、なんとか大通りでタクシーを拾って、自宅に戻ることができたのでした。
いやー、ほんと、シンガポールの人ってバブリーッ！！に親切で、控えめに言って最高！！！！
さあ、らんちゃんとつばきちゃんは、シンガポールでどんなピンチに遭遇したのかしらね？
彼女達の話も楽しみね！
バイビ～
1日2回更新中よ！
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