この日、偶然立ち寄られた宇都徳島大学教授および京都大学特定教授からの

スピーチもあり、大変有意義な集合研修となりました。

教授からは、これまでの研究の成果と今後のBTUへの

ご協力についてお話しいただき、jasca会員の活動へのモチベーションも

大いに高まったことと思います。

また、7年ぶりに開催された懇親会では、参加者の熱い想いが語られ、

有意義で楽しいひと時を過ごすことができました。

 

 

バランスセラピー学は、創始から42年、ストレスケアカウンセラー資格の

発行から24年、認定制度から22年が経過しました。

これまで、正規のカリキュラムで学んだ人は、5126名になります。

しかし、私たちはまだ歩みを止めるわけにはいきません。

現行のストレス対策だけでは対応しきれない領域を、

私たちで補完し、さらにストレスによる問題を未然に防ぐことが求められています。

私たちが提供するのは、ただの技術や知識ではなく、

自らの手で未来を創り出すための力です。

バランスセラピー学の力を信じ、家族や職場をもっと幸せで、

もっと活気に溢れる場所に変えていきましょう!

私たちはその道を一緒に歩んでいきます。

どんな困難に直面しても、決して一人ではありません。

ストレスを希望と成長の力に変え、共に未来を切り開いていきましょう。

皆さんの行動が、周りの人々をも変える力を持っています。

私たちと一緒に、社会を、そして自分自身の人生をより豊かなものへと変えていきましょう!

 

先日の「ふれあい広場」のご参加、ありがとうございました。

今後も皆さんといっしょに楽しく有意義な時間を作って

いきたいと思います。

次回は11月9日土曜日の15時から配信します。

よろしくお願いします。

 

親のストレスが子どもに与える影響について統計的なデータを紹介します。

これらの数値は、ストレスの影響を定量的に理解するための

重要な指標となり、ストレスケアが子どもを守り、

家庭をより良い場所にするために役立ちます。

 

 

心理的影響

ストレスの高い親を持つ子どもは、抑うつや不安障害を

発症するリスクが約2倍になるとされています。

具体的には、親が重度のストレスを抱えている場合、

子どもがメンタルヘルスの問題を抱える確率が30%に達します。

 

行動問題

親のストレスと子どもの行動問題に関する研究では、

ストレスを抱える親の子どもが行動上の問題を示す

確率が約40%高いとされています。

特に、親が情緒的に不安定な場合、

子どもが攻撃的行動を示す確率は45%に上昇しています。

 

非行のリスクに関するデータ

ストレスを抱える親を持つ子どもは、

非行行動を示すリスクが約30%高くなるとされ、

子どもがメンタルヘルスの問題を抱える確率は、

ストレスがない家庭に比べて約2倍になることが報告されています。

特に、親がうつ病を抱えている場合、

子どもが非行に関与するリスクが約40%増加します。

また、親のストレスが高い場合、子どもが、非行、反抗的な

行動を示す確率が約50%増加するデータもあります。

最後に、一度非行に関与した少年の約60%が、

家庭環境にストレスが多い場合に再犯することが確認されています。

 

学業

ストレスの高い家庭環境にいる子どもは、

学業成績が低下することが多くなります。

例えば、ストレスを抱える親を持つ子どもは、

標準テストのスコアが平均して10%低いという結果が出ています。

 

発達

研究によると、親が高いストレスを経験している場合、

子どもが発達の重要な進捗(特定の年齢において期待される身体的、認知的、社会的、

言語的スキル、行動など)が約30%遅れるリスクがあります。

特に、言語や社会的スキルの発達に遅れが見られることが多くなります。

 

雲の合間から中秋の名月を見ることができました。

もう少し涼しくなればいいですね。

 

19日の15:00~14:00は「ふれあい広場」です。

お気軽にご参加ください。

 

不安や心配が現実になる確率は?

大地震の年間発生リスクは?

不安を克服する方法は一つしかない?

 

ギックリ腰の原因や治し方などもお話しします。

 

 

10月5日の研修は、皆様に来校をお勧めしておりますが、

当日は録画聴講の対応もご用意しております。
研修では、多角的なアプローチの理論とその重要性を掘り下げて学びます。

特に、JASCA研修では基礎となるHSの要点を

習得していただける内容となっております。
もしご来校が難しい場合は、録画聴講のお申し込みをお忘れなく。

ご参加を心よりお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

9月も半ばになりますが、夏日が続いています。

2023年の9月の日本の平均気温は、

これまでで最も高かった2022年を上回り、

過去最高を更新する記録的な高温でした。

 

 

気象庁は「信じられないくらい大変珍しい」と伝えていましたが、

今年2024年の9月はさらに昨年の高温を上回るかもしれません。

3年続くと「珍しい」ではなく、「いつも通り」になります。

日本は夏の期間が長くなり、その分、秋が短くなっているようです。

物理的ストレッサーは、地震や台風をはじめ、

気象の変化による温度の高低、寒冷、気圧の変化、

さらに、自動車や工事の騒音、照明やスマホのディスプレイなどがあります。

9月19日の「ふれあい広場」では、

物理的ストレッサーになる地震や台風の「災害」がテーマです。

地震や台風への不安がどのような問題を起こすのかを分かりやすくお話しします。

10月5日の認定資格者研修、JASCA研修、懇親会に

向けて準備が順調に進んでおります。

今回の研修では、参加者にとって実り多い学びの場となるよう、

内容の充実に努めています。配布資料も用意しています。

オンラインでも受講できますが、出来るだけ会場にお出かけください。

基本テクニックの徹底確認や復習、各コースの応用など大きな収穫になります。

ご参加をお待ちしています。

地震が来るかもしれないという不安や恐怖は、

私たちの心や体にさまざまな影響を与えます。

これらの影響は生理学的、生化学的、心理学的な変化を引き起こし、

それが日常生活にも影響を及ぼします。

ストレスケアの視点から地震の不安に対する影響を見ていきます。

 

1.   生理学的影響

 

ストレス反応

地震に対する恐怖は、身体のストレス反応を引き起こします。

これには「闘争・逃走反応」として知られる反応が含まれ、

自律神経系の興奮による心拍数の増加、血圧の上昇、

筋肉の緊張などが見られます。

 

免疫系の抑制

慢性的な不安は免疫系を抑制し、

感染症にかかりやすくなり、回復が遅れることがあります。

 

睡眠障害

不安や恐怖が続くと睡眠の質が低下し、

早期覚醒など不眠症を引き起こし、睡眠の質が低下していきます。

 

2.   生化学的影響

 

コルチゾールの分泌増加

不安や恐怖を感じると、副腎からコルチゾールという

ストレスホルモンが分泌されます。

コルチゾールの過剰な分泌は、長期的には心血管疾患、

体重増加、糖尿病などのリスクを増加させていきます。

 

神経伝達物質のバランスの変化

不安によって、セロトニンやドーパミンと

いった脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、

気分の変動やうつ症状が現れてきます。

 

3.   心理学的影響

 

不安障害

地震に対する不安が持続すると、

不安障害の一種である「恐怖症」や

「パニック障害」に発展することがあります。

 

過敏性

日常生活での音や振動に対して過敏になり、

常に警戒(抵抗期)している状態が続く可能性があります。

 

逃避行動

地震に対する恐怖が強まると、外出を避ける、

特定の場所を避けるなどの行動をとるようになり、

社会的な孤立が進むことがあります。

 

4.   生活への影響

 

職場や学校でのパフォーマンス低下

不安や恐怖が続くと、集中力が低下し、

仕事や学業におけるパフォーマンスが低下していきます。

 

人間関係への影響

過度の不安や恐怖は、家族や友人との関係に緊張をもたらし、

良好なコミュニケーションが困難になることがあります。

 

健康への長期的影響

慢性的なストレスや不安は、心身の健康に深刻な影響を与えて、

心臓病、高血圧、消化器疾患などの生活習慣病リスクが高まります。

 

対策

 

これらの影響を軽減するためには、

ホメオストレッチ、バランスセラピー理論の実践を行い、

不安や恐怖の原因となるネガティブな思考パターンを修正、

地震に対する非現実的な恐怖や不安を現実的に捉え直します。

また、適切な情報収集、そして日常生活でのストレス管理も重要です

。地震への不安を抱えている場合には、信頼できる情報を基にした準備や、

自分自身の不安を軽減するための具体的な計画を立てることも大切です。

 

備えあれば憂いなし!

ストレスがかかると、ノルアドレナリンやドーパミンなどの

神経伝達物質が放出される。これらの濃度が前頭前野で高まると、

神経細胞間の活動が弱まり、やがて止まってしまう。

ネットワークの活動が弱まると、行動を調節する能力も低下する。

さらに、視床下部から下垂体に指令が届き、

副腎がストレスホルモンであるコルチゾールを血液中に放出して、

これが脳に届くと事態はさらに悪化してく。

こうして、自制心や身体はバランスを崩していく。