ある日、会社の上司が部下たちにストレス解消法を教える

セミナーを開くことになりました。

部下たちは「上司にストレスを解消させるなんて無理だろう」

と半ば諦め気味に参加しました。

上司はセミナーの冒頭でこう言いました。
「ストレス解消の最も効果的な方法は、気持ちを笑いに切り替えることです。

そこで皆さん、今日は『お互いを笑わせる』ゲームをやります!」

部下たちは興味を引かれ、ゲームに乗り気になりました。。
「まず私が見本を見せましょう。

これから言うことは、私が体験した実話です。」

みんなが集中して聞き始めると、上司は話し始めました。


「ある朝、私はコーヒーを飲みながら急いで出社しようとして、

家を出る前にスーツのジャケットを羽織ったんだ。

しかしエレベーターで気づいたんだよ。

なんと、ジャケットの代わりに妻のエプロンを着ていたんだ!」

 

部屋は笑いに包まれました。

さらに、部下たちが次々と自分の失敗談を披露し始めました。

「僕はこの前、靴を履き間違えて会社に来ちゃいました。

右足がスニーカー、左足が革靴だったんです!」
「私は会議中に、上司に『お母さん』って

間違えて呼んでしまったことがあります!」

最後には全員が笑いすぎて涙を流し、

普段の職場の緊張感が一気にほぐれました。

 

上司も部下も、お互いに不完全なことが分かって良かった!

カウンセラーも人間です。

自分自身の健康や心のバランスが乱れると、

相談者に最善のサポートを提供することが難しくなります。

今回は、カウンセラー自身のセルフケアの重要性と

その方法についてお話しします。

 

1. セルフケアが必要な理由

カウンセラーは「感情の共感」や「解決への伴走」を

行うため、相談者の話に深く耳を傾けます。

このプロセスで、多かれ少なかれ感情的な

負荷を受けることは避けられません。
また、相談者に良い影響を与えるためには、

カウンセラー自身がリラックスした状態で

いることが不可欠です。自分のケアを怠ると、

慢性的な疲労やストレスが蓄積し、

次のような状況を招く恐れがあります。

 

  • 感情的な疲れによる共感能力の低下
  • 判断力の鈍りや集中力の低下
  • 心身の不調(不眠、食欲不振など)

自分をケアすることは、相談者をより良く支えるための基盤なのです。

 

2. カウンセラーのための具体的なセルフケア方法

(1) 目覚めと安らぎのコースを活用

(2) 日記で感情を整理

自分を客観的に振り返りましょう。感情を書き出すことで、

心の中に溜まったストレスを解消しやすくなります。

(3) 定期的な脱力の時間を確保

仕事とプライベートを切り離す時間を作ることも重要です。

好きな音楽を聴いたり、自然の中で散歩をすることで、

頭をリフレッシュさせましょう。

 

(4) カウンセラー同士での情報共有

他のカウンセラーと定期的に意見交換を行うことで、

自分の悩みや不安を共有し、気づきや励ましを得ることができます。

また、ホメオストレッチを行なうと互いの素晴らしいケアになります。

 

(5) 短時間の目標を設定

長期間にわたる負荷を避けるため、

セルフケアの目標も短期間で達成可能な内容にしましょう。

例えば「次の休みまでに○○をする」といった

具体的な目標が効果的です。

 

忙しい日々の中でセルフケアを継続するコツ

  • 完璧を求めすぎない

セルフケアは「やらなければならないもの」ではありません。

できる範囲で続けることが大切です。

  • セルフケアの効果を記録する

ストレッチ後の気分や体の変化を記録することで、

モチベーションが保ちやすくなります。

 

セルフケアは相談者を助けるための土台を整える大切な行動です。

「自分のケアが後回しになっている」と感じたときは、

ぜひこの記事を思い出し、今日から少しずつ実践してみてください。

あなた自身が健やかであることが、相談者との信頼を築く最良の手段です。

セルフケアを通して、まずは自分をいたわりましょう。

それが最良のストレスケアへの第一歩です。

 

 

 

 

本書は、カウンセリングを学ぶ方々にとって、

実践的かつ信頼できる伴侶となることを目指して作成しました。

理論よりも現場での実践を重視し、

対象者に寄り添う具体的なスキルや対応方法を分かりやすく整理しています。

 

特徴

実践重視
現場ですぐに役立つ対応方法やフレーズを豊富に盛り込みました。

多様なニーズに応える内容
対象者への具体的なワークやフォローアップの方法を詳しく解説しています。

 

多角的アプローチ
生理学的アプローチとしてのホメオストレッチや、

認知行動学的アプローチとしての自己受容を取り入れ、

自己成長を促進する支援方法に力を入れています。

 

セルフケアの重視
カウンセラー自身が健康を維持し、充実した活動を行えるよう、

セルフケアの方法も詳しく示しています。

以下は本書の概要です。

 

1章     カウンセリングの基本姿勢

2章    ストレスケアカウンセリングの特徴

3章    ストレス反応

4章    カウンセリングの準備

5章   アセスメント

6章   カウンセリングの流れ

7章   リラクセーション技法

8章   自己受容

9章   信頼関係を築く

10章   質問技法

11章 プランニング

12章 相談者のワークとフォローアップ

13章 カウンセラーの自己ケア

14章 家族、友人、知人へのカウンセリング

15章 倫理とガイドライン

         ストレスケアカウンセリング用語集

 

発行は2月です。認定資格者は2025年の研修テキストとして配布いたします。

 

1. 抹消血流の促進
足の指や足底を刺激することで、末梢の血流が改善されることが示されています。

これにより、冷え性やむくみの改善に役立つ。

 

2. リンパ液の流れを促進
マニピュレーションによりリンパ液の流れが促され、老廃物の排出が促進される。

 

3. 副交感神経の活性化
足の指や足底を刺激すると、リラクゼーションが誘発され、副交感神経が優位になる。

 

4. 迷走神経反射
指には迷走神経と関連する反射区があり、全身の自律神経系に影響を与える。

 

5. 足底感覚の向上
足の指へのマニピュレーションは、足底の感覚受容器を活性化。

これにより、バランス能力や運動時のパフォーマンスが向上する。

 

6. 固有受容感覚の刺激
足の指は固有受容感覚に関与し、マニピュレーションによってその感覚が強化されると、

姿勢の安定性や動作の効率が向上する。。

 

7. ゲートコントロール理論

 痛みを伝える神経経路が抑制され、痛みが軽減される。

 

9. 末梢神経の活性化
足の指には多くの神経終末が集中しており、刺激により神経伝達が改善され、

末梢神経障害の症状緩和に寄与する。

 

10.足底の感覚刺激の研究
高齢者を対象とした研究では、足底や指の感覚刺激が転倒予防に寄与する。

 

アプローチ法

1. 入浴中にマニピュレーションを行なう。(温めの温度が大切)

2. 就寝時に行なう。

3. 座位で足を組んだ状態でマニピュレーションを行なう。

足を組むという姿勢は、リラックスした状態でアルファ波活動を

助けるという研究結果もあります。

目覚め・安らぎのコースの脳科学的効用に加えて、

ストレッチ時の専用音楽があります。

 

まずは、セルフケアストレッチの効果を紹介します。

 

脳の血流改善

ストレッチにより、血流が促進されます。特に脳への血流量が増えることで、

酸素や栄養が行き渡り、脳の機能が向上します。

 

セロトニンの分泌

ストレッチは副交感神経を優位にし、リラックスを促進します。

この際、セロトニンの分泌が増加し、心の安定や良質な睡眠をサポートします。

セロトニンの増加はストレス軽減やうつ症状の緩和にも寄与します。

 

ストレスホルモンの減少

ストレッチ中にコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が抑

えられることで、過剰なストレス反応が軽減されます。

 

脳波の変化

ストレッチを行うと、脳波がアルファ波にシフトします。

これにより、精神的なリラックスと集中力の両方を得られます。

 

ストレッチは専用音楽を聴きながら行うことで音楽との同調が起き、

リラクセーション効果がいっそう高まります。

 

NATURAL(ナチュラル)は「目覚めのコース」に

ふさわしい旋律を厳選し、監修しました。

その楽曲は光、海、森、空、大地といったありのままの

自然界のイメージを表現しています。

朝の時間に聴くことで、心と体を穏やかに目覚めさせるサポートになります。

 

AIR(エア)は「安らぎのコース」に最適なシンプルで美しい旋律が特徴です。

夢、愛、声、そしてエアのような繊細なイメージのこの音楽は、

夜のリラックスタイムに寄り添い、心の安らぎを導きます。

 

また、「ナチュラル」は日の光の中で、

「エア」は日が沈んだ後に聴くことで、自律神経系や脳に良い刺激を与え、

バランスのとれたリズムを作る助けとなります。

 

それぞれの音楽が持つ特徴と時間帯に合わせた聴き方で使い分けてください。

 

 

 

 

 

クラリンドウは、夏の終わりから秋にかけて咲く花と、

その後にできる鮮やかな果実のコントラストが魅力的です。

庭木や鉢植えとして人気があり、

和風や洋風のどちらにもよく合います。

また、その香りは淡いジャスミンに似ていて庭全体を豊かにします。

「クラリンドウ」という名前は、ギリシャ語の「kleros」(運命)と

dendron」(木)に由来しており、

「運命の木」という意味があります。

観賞価値の高い木として古くから愛されてきました。

シソ科に属する落葉低木または小高木で、

日本、中国、韓国を含む東アジアが原産です。

花が散った後、青い果実ができます。

果実の基部は赤いガクに囲まれ、鮮やかな対比が特徴です。

 

3年前から幼木を求めて、鉢植えで育てています。

3年で60~70センチほど成長して花房を20個ほど開花させています。

冬越しも簡単で誰にでも育てることができます。

9日の第4回「ふれあい広場」は、100名を超える参加者でした。

今後も、「楽しく、ためになる広場」を目指していきたいと思います。

「ふれあい広場」がストレスケアとの出会いになるように、

応援をよろしくお願い致します。

次回は1月開催予定です。日時が決まれば、お知らせします。

 

11月9日(土)15:00~16:00に予定している

「ふれあい広場」は、「自分を大切にすること」に

ついてお話しします。

「ふれあい広場」は、暖かい交流が目的なので、

特にテーマを作って進めるわけではありませんが、

参加者に役立つ情報として、

今回は「自分」というワードに注目しました。

 

「自分を大切にする」とは、自分の基盤(身体・知情意)をつくっている

「脳幹」や「島」の働きを理解し、いかにリラックスして日々を

過ごせるかがポイントになります。

日常の中で、少し力を抜いて、心地よく生きるための方法について、

簡単にできるリラックス法から、

もう少し深いアプローチまでをお伝えしていきます。

また、自分とは何か、自分を知るための方法について触れていきます。

良導を受けている人にもお勧めです。

ぜひお気軽にご参加ください。

オンラインでお会いできるのを楽しみにしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

こんにちは! 

日々の忙しさやストレスで心と体が疲れていませんか?

そんなときこそ、リラックスできる場所が欲しくなりますよね。

そこで今回は、心と体をリフレッシュするための素敵な

イベント「ふれあい広場」をご紹介します。

 

「ふれあい広場」って何?

「ふれあい広場」は、ストレスケアをテーマにした

オンライン交流イベントです。忙しい日常の中で、

心と体を少しでもリフレッシュしてもらいたい、

そんな思いから始まりました。

このイベントでは、リラックスできる実践ワーク、

ためになるストレスケアの情報が満載!気軽に参加して、

日頃のストレスを少しでも解消するための

ヒントを見つけてみませんか?

 

こんな方におすすめ!

日々の仕事や家事で、気づかないうちに疲れをためている

ストレス解消法を探しているけど、何が合うかわからない

リラックスした雰囲気の中で、他の参加者と交流してみたい

自分の心と体のケアをもっと意識的に行いたい

「ふれあい広場」は、どんな方でも気軽に参加できる

オンラインイベントです。特別な知識やスキルは必要ありませんので、

ぜひお気軽にご参加ください!

 

「ふれあい広場」の魅力

簡単にできるストレスケアを学べる!

気軽に続けられるヒントがたくさん

忙しい毎日でも、簡単に続けられるストレスケアのヒントが満載。

日常生活に取り入れやすいアドバイスをお伝えします。

 

 

参加方法と開催のお知らせ「ふれあい広場」はオンラインで定期的に開催されています

初めての方でも、安心してご参加いただけるようサポートいたします。

 

 

最後に…

日々のストレスを放っておくと、

心も体もどんどん疲れてしまいます。

でも、少しでもリラックスする時間を作ることで、

気分が軽くなり、心が落ち着くこともあります。

「ふれあい広場」は、

そんな小さなケアのきっかけを作る場所です。

皆さんと一緒に、心地よい時間を過ごせるのを楽しみにしています。

 

2024年のストレスに関する最新情報(Psychiatric Times)では、

いくつかの重要な傾向が明らかになっています。

慢性的なストレスがもたらす心理社会的な影響には、

個人の精神的健康や対人関係、社会的機能において深刻な結果が現れています。。

 

1. 精神的健康への影響

慢性的なストレスは、抑うつや不安障害のリスクを

高めることがよく知られています。

長期間にわたるストレスは、感情の調整が難しくなり、

過剰なイライラや絶望感が続きます。

このため、うつ病の発症や悪化につながりやすく、

日常の生活満足度や幸福感が大幅に低下していきます。

 

 

2. 対人関係への影響

慢性的なストレスは、他者とのコミュニケーションや

対人関係にネガティブな影響を与えます。

ストレスが原因で、孤立感や社会的なサポートの

喪失を感じることがあり、家族や友人との関係が

悪化するリスクがあります。

また、過剰なストレスが引き金となって、

他者に対して攻撃的な態度を取ったり、感情的に不安定になったりしていきます。

 

3. 職業や社会的機能への影響

仕事や社会的役割においても、ストレスはパフォーマンスの

低下や集中力の喪失を引き起こします。長期間のストレスは、

倦怠感や燃え尽き症候群(バーンアウト)を引き起こし、

職場での生産性が低下する原因となります。

また、社会的な活動に参加する意欲が減少し、

日常生活での機能が著しく低下することもよく見られます​。

 

4. 意思決定や問題解決能力の低下

ストレスが慢性化すると、思考が柔軟でなくなり、

意思決定や問題解決能力が著しく損なわれます。

これにより、個人の仕事や生活上の問題をうまく解決できなくなり、

さらなるストレスを生む悪循環に陥ることが多くなります。

特に、高い責任を伴う職業や役割を持つ人々にとっては、

これが大きなプレッシャーとなり、職業上の困難を招くことがあります​。

 

5. 社会的サポートの低下

ストレスを抱える人は、社会的なサポートを受ける機会が減少していきます。

これは、ストレスによって他者との交流を避けるようになることや、

周囲の人々との摩擦が増えることによって、

支援を求めることが難しくなるためです。孤立感が強まり、

ストレスを解消するための社会的ネットワークが弱まることで、

さらに心理的負担が増加します。​

 

これらの心理社会的影響を軽減するためには、

早期のストレスケアや対策が重要です。適切なサポートを受けること、

ストレスケアを学ぶこと、そして社会的な繋がりを維持することが、

慢性的なストレスからの回復を促進します。