真言宗僧侶のたまごになりました☆ | たまごちゃんの神様ブログ

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縁があって出会った神様のことを書いています。

お久しぶりですニコニコ
 
4月に、高野山の大師教会本部にて
得度式を受戒させて頂きましたお願い
 
  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~
 
ただただ…私は仕事の合間を
見つけては、神社仏閣にお参りして
それをブログの記事に残して、
神さま仏さまの御利益の有り難さを
1人にでもいいから伝える事ができて、
その人にいい事があったら嬉しいとハート
 
そして自分でもそのお参り記事鉛筆
老後の楽しみにでも爆笑しようかと爆笑
 
そんな気持ちで始めましたが。
 
 
まさか私の人生でこんな風な展開を
みることになるとは思いもせず…
 
 
 
たまごちゃんは……
お坊さんになりました真顔キリッ
 
 
いえ…言い直すと、お名前を頂き
正式に弘法大師の一番下の弟子になりキラキラ
仏門に入り、戒律をよく守り、
これから真の修行に入ります星
 
  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~
 
 
まず、本番の得度式を受ける前に
習礼といって本番に一発でちゃんと
間違わずに受戒できるよう、前日の
練習のような式に出席しました。
得度のために必要な基本的事項を
習得するための絶対参加の式です。
 
合掌の仕方から独特の歩き方など
普礼の仕方全般・素早く美しい所作・
白衣、黒衣の着方や如法衣の着け方等
イロハを教わります。
 
先生が静かに話される一度の事を、
理解しその通りに即行動する記憶力も
必要でした。
 

 
皆さん、得度を決心し、基本的には
お一人で受けに来られています。
(私を含め3分の1ほど師僧やご家族が
  ついてきて下さっていました。)
 
こちらでの得度は、高野山真言宗の
総トップキラキラである葛西管長から直接
受けさせて頂ける得度式ですので、
よほど御縁のある方の集まりのようで…
皆さんお寺の跡取りさんや奥さま等が
ほとんどのようです。
私だけ…間違って混ぜてもらってる感じ…滝汗
 
 
本当は、他のお寺での得度式(2月)に
お声がけして下さっていたのですが、
仕事が忙しすぎて体が当分あかなくて
せっかく言うて頂いたのに申し訳ない…
来年になってからでも結構ですので
また次の機会にお願いします~お願い
お返事していたのです。
 
しかし、不思議な流れで教会本部での
4月得度式のお話を頂戴しまして
受けさせて頂く運びとなった次第です。
(ぜんぜん急いでないんやけど…
 なんかグイグイと話が…(*´艸`*))
 
 
 
全員がもちろん初対面ですけれど、
無言の連帯感がそこにはありました真顔
 
 
次これ終わったら、何を持って
どこに集合するんでした?とか、
心で動揺してても誰にも聞けない。
衣の着方が分からなくなって
パニクる人も(どうやるか聞けない)。
30人ぐらいの得度者のうち、
1~2人がアタフタされてましたが…
あとの皆さん、実に素晴らしくキラキラ
一糸乱れぬ一列の行進や所作の美しさ、
さすがここに導かれる人たちって
なんか違う~目!と感動してました。
(ガチガチ緊張してたの私だけアセアセ)
 
 
 
習礼(しゅらい)が終わると、もう夕方。
さぁ明日は朝からいよいよ本番。
 
 
外に出て驚いたハッ4月というのに
横なぐりのボタン雪が~ガーン??
 
 
 
 
スタッドレス!
履いてない!!アセアセアセアセアセアセ
 
早く…早く大阪に帰らないと危ないえーん
 
これは積もるタイプの雪雪
役場に聞いたら、明日まで雪ですね~
今夜は-2℃まで下がるそうですと。
路面の凍結が怖い雪の結晶
 
っていうか、、、
高野山が凍結してたら、、、
明日どうしよう滝汗滝汗滝汗
子供らいてるし泊まるわけには…
てか、用意も持ってきてないし…
電車は始発でも得度式に間に合わんし…
 
 
完全に、私自身の凡ミスです…。
4月やし半袖でバレーボールしたり
桜を見に行ったりすっかり春気分で
いてましたから…桜
高野山が別格な土地というのを
忘れていましたよ滝汗ハッ
山内の方はだいたい4月までは
スタッドレス履いてるらしい。
 
 
 
奥の院のお大師さまにご挨拶したあと
善女龍王さまにお願いに行きましたお願い
 
『(自己紹介&得度に来たことを説明。)
  善女龍王さまのお力を借りに来ました。
  今夜どうか雪を積もらさないで下さい。
  ノーマルタイヤで明日の早朝から
  山に来させて下さい。
  心からのお願いで御座います…。』
 
般若心経を唱えるたった1分余りの間に
私の頭や作務衣の袖に、勢いよく
ボタン雪が積もり始めていました。。
もう不安しかない……チーン
 
 
あの手この手を念のため準備しましたが
結局、私の事を子供のように心配なさる
師僧がスタッドレスをはいた車を用意し
山の下にある花坂ドライブインの
駐車場で待ち合わせをする事となり
万が一の場合でも無事にいける様に
して下さいました流れ星
朝めっちゃ早いのにすみません…
ハンを捺した徒弟を式へ送り届ける
それは僕の責任と思ってる。
ぜったい受けさせてあげる。
師僧の言葉が心強く胸に刺さります。
 
 
その夜は不安と緊張でほとんど眠れず、
翌朝、すごく早めに家を出ました時計
 
善女龍王さまが願いを聞き届けて下さり
なんと爆笑天気予報!!
外れましたよ~ルンルン!
深夜、予報ほど気温も下がらず
雪も早めに降りやんでいたようで
お願い通りノーマルタイヤで
山に来れました爆笑!
師僧さま早起きさせてすみません…
 
 
 
大師教会に着いてから、まず各々が
丁子(クローブ)の湯に浸かりに行き
身体を浄めます。
 
得度式の前半は、白衣で行います。
密教の為内容は伏せますが色々させて頂き
剃髪の儀式のあとには黒衣を着て
如法衣とお数珠と法名を授かります。
 
 
この如法衣の、木蘭の色キラキラ
これ…お大師さまの色や…おねがい
憧れの衣を自分が着けられるなんて…。
 
※ちなみに、真言宗は女性は有髪可に
なっており剃髪されたのは2名でした。
剃髪されない女性は(私も)
右左前の3ヶ所を切って頂きました。
 
 
 
ここで、めちゃくちゃ感動した事は…
 
如法衣を葛西管長さまから頂く時、
ころもを頂いて~一度返して~
また頂いて~またもう一度返して~
また頂いて~3回目でやっと頂く!
みたいな動きがあるんですけど、
 
前でそれを頂いている若い男性の時
じぃー…っとその様子を見ていたら、
3回目のとき!
管長のお体にお大師さまが重なって
その若い男性、お大師さまから
直接
如法衣を頂いていたんですポーン!!
 
 
この衣…
お大師さまがくれたんやえーん!!
 
 
お大師さまは、1200年たった今でも
人助けのお仕事で忙しくされてるのに
新しい弟子ができる得度式には、
ちゃんと来てくれて自ら袈裟を授けに
来て下さってたのか!と衝撃でした。
 
それに気付いた瞬間に、ブルブル
震えてきまして…もう感激しすぎて。
涙がこぼれないように目ぱちぱち
させて、歯をくいしばってましたアセアセ
 
 
 
得度するって、壮大な真言密教の
入り口に立っただけの事ですが、
それでも今までの私と比べたら
大きな大きな川の向こう側
ぽん!と渡った感覚に陥りました。
 
 
なんじゃこの美しい世界は。
これを彼岸っていうの?
なんでこんなにさっきと違うの?
僧になるってすごいな。
やばいよ…自分もっと磨こう。
全然足りてない、汚れすぎている。
 
 
 
ガチガチに寒かったのですが、
凍るような風に吹かれながら雪の結晶
法名と、右髪・周羅髪・左髪を
胸にはさみ集合記念写真カメラキラキラ
 
 
得度を済ませたあとは、奥の院の
お大師さまにお参りさせて頂きます。
師僧と一緒に奥の院へ向かいましたランニング
僧になり初めて唱える般若心経は
奥の院のお大師さまの御前でしたお願い
 
口からポロポロ…と般若心経の漢字が
飛び出してくる感覚がありハッ
途中で目を開けても何も見えず。
ビックリして、唱え終わったあと師僧に
『あの…先生…?』と話しかけましたが
聞こえなかったみたいで、
『ほな行こかー』と燈籠堂の地下へと
スタスタ歩いていかれました。
ま、いっか…
 
 
お大師さまと最も近い場所である
地下の祭壇の前に着いたら、師僧が目ハッ
『ぅわ!!今日のお大師さん、
  えらいハッキリ見えてはる!!
 えぇ?? ぅわー…お大師さん…。
 ○○ちゃんに喜んではるんやで』と
興奮しながら拝んでおられました。
 
南無大師遍照金剛…
南無大師遍照金剛…
南無大師遍照金剛…
 
 
帰り道、奥の院の長い道を歩いてたら
すれ違いざまに1人のお坊さんが
『こんにちはニコニコ もしかして…? 』
と師僧に声をかけてきました。
 
『おぉぉびっくり こんな所で!
 
その方は、師僧と年賀状のやりとりを
長年されている関東の住職でした。 
一緒に写真を撮ったりしばし談笑ニコニコ
 
 
帰りみち歩きながら、時々ぷぷぷ!
思い出し笑いをする師僧爆笑
『こんなとこで会う?(笑)
  もー、お大師さんやなぁ~!(笑)』
 
私 『本当にねぇ!御縁ですね!
       この再会に意味があるのかも音符
 
 
 
その後お土産をちょっと買いに寄って、
師僧に深くお礼を言い別れましたバイバイ
 
師僧が帰られたあと…私は真っ先に
純米酒を持って、善女龍王さまの所へ
お礼を言いにお参りしました。
雪を降らせないで無事に来させて頂き
本当にありがとうございました照れお願い
 
現代の高精度な天気予報を外すなんて
善女龍王さまのお力は本当に凄いです!
 
 
帰路につき、無事に帰宅。
家の神棚と仏祭壇にお礼。
夫にもお礼を言いました。
『行かせてくれてありがとう』
 
夫 『うん。よかったな』
 
 
習礼の日についてきてくれたのですが…
私を大師教会に送ったあと、たまたま
あるお坊さんと話す機会があったようで
近畿三十六不動尊巡礼の話をしたら、
そのお坊さんとこの御本尊が不動明王で
夫は素人ながらお不動さんの話題で
盛り上がったらしい(笑)
 
そんな事あったんや~爆笑
また一回そこお参りいってみようか、
近いん?どこのお坊さん?と言うと
 
『いや、遠かった。
  でもまたおいで下さいよ言うて、
   名刺くれたわ~。 ほいこれ。』
 
 
名刺みてまぢでビックリ!!!!
 
奥の院で師僧にばったり遭遇した、
あの関東のお坊さんだったから目ハッ!
どんだけ世の中せまいんですか(笑)
 
こりゃ、そこのお不動さんにもいつか
手を合わせに行く事になりそう爆笑!
師僧にこの話をして名刺を写メったら
『鳥肌すぎてからあげになった!』と
言うておられました(笑)(笑)(笑)
 
 
 
不思議なこと続きの得度式でしたおねがい
そもそも、得度式のご案内が届いた
金剛峯寺のご担当僧の方のハンコが
たまたま私の旧姓で(笑)
『なんか、おじいちゃんから
   申込書が届いた感じしますわ~w』と
話していたのですが、おまけに
葛西管長の下のお名前が私の父親の
名前と同じ読み方。漢字も一文字違い。
なんか先祖からのメッセージみたい。
 
一応だしておこっかな~という感じで
後日に、度牒申請をだしたのですが、
師僧から『できあがって届いてるよ』
と受け取った度牒登録の日付が!
たまたま令和元年5月1日!!!
令和初のお大師さんの弟子に爆笑キラキラ
 
覚えやすいです(笑) 
※度牒というのは、いわば
僧侶の戸籍のようなものです。
真言宗の僧侶として正式に登録が
なされており、これを持っていれば
家庭裁判所に改名の申し立ても可能です。
 
 
次のステージに進んでいけるよう
ちょっとずつではありますが、
コツコツ修行に励みたいと思います。
 
御縁のあった皆さまのお役に立てる
そんな人になれますように照れお願い
みんなが穏やかな幸せに包まれて
いつも笑っていられますようにピンクハート
読んで下さってありがとうございますハート
 
 
 
 
※1年ほど前ですが、瀬戸内寂聴さんが
  修行なされた横川の庵で、是非とも
  尼僧さまになって頂けないかと
  お声がけして頂きました比叡山の方、
  宗派うんぬんではなく当時のあの時は
  まったく自分がこうなるとは夢にも
  思わずにいましてすみません。
  メッセージが消えていますので
  こちらからお伝えさせて頂きました。