3月の上旬、雨上がりの気持ち良い翌日
奈良の月ヶ瀬梅林へ行きました
梅の名所として知られていますが、
今回はじめての月ヶ瀬です
赤い橋を渡り、川沿いを走って
山の下の大きな駐車場に停める事が
多いみたいですが、北側から回って
山の上の駐車場を目指しましたよ
これから咲きそうなツボミが
たくさんついていました。
(3月上旬)
てっぺん駐車場からほんのすぐ
イコール、月ヶ瀬のお山の頂上には
地蔵菩薩が御本尊の真福寺
まず真っ先にお参りしてから、
梅林の散策をすることにします
月ヶ瀬梅林発祥の地だよ
しだれ梅がいい感じに満開
ひっそりと古い雰囲気で
庚申さんがお鎮まり
私と吉野山の善福寺を繋いでくれた
御縁のある大切な仏様です
青面金剛夜叉明王
本堂の前にある姫若の梅
後醍醐天皇が笠置山へ遷幸の折…
難を避けるべく逃げる途中、
後醍醐天皇の側女姫若が精根尽き果て
園生の森で倒れてしまいました。
そこを村人に助けられ、姫は感謝して
貴重な『烏梅(うばい)』の製法を
村人に伝えたそうです。
染料(ベニバナ染め)の色止めや
胃腸漢方薬としても使える烏梅
京の都で高値で取引されたため
村人はこぞって梅の木を植え、
月ヶ瀬の主産業となり大繁栄しました
※現在は1軒だけとなっています
本堂の真ん中に
ツルピカに光る
キレイなお地蔵さんがおられます
優しくてありがたいオーラに、
心経1巻あげさせて頂きたくなり
月ヶ瀬に来させてもらった事や
色んな話を心の中でしました
とても美しい本堂でした。
お寺の奥様が手作りしている
マクラメ編みのプラントハンガーが
納経所にたくさん吊るされていましたが
とっても素敵でしたよ
マルシェとかもされてるみたい
姫若の梅の木の方から坂道を降りると
お店のある細い通りに出ました。
こちらの一目八景ポイントから
雄大な景色が一望できます。
そして、この隣りにある
店名・The『一目八景』で
なべ焼きうどんを頂きました。
美味しかったよ〜
どんなやつやろうと思ってたら
実物を見ることができました。
珍しいものなので、せっかくやから
買って帰ります
だいぶ前、たまたまネットで知った
本物の(昔の)口紅。
憧れて欲しくて探しましたが、
高価で手が出ませんでした。
こちらに使われていた烏梅なんですね
漢方薬としての効能も気になります。
中国で作られる烏梅は、青梅のうちに
作るらしいですが、月ヶ瀬のは
熟して自然に落下した梅から作るので
より高品質なものになるようです。
主な効能は、健胃整腸・食あたりですが
たいていの病気は治ると昔は
言われていたとの事。
薬草博士・村上光太郎先生によると、
「モルヒネの効かなくなった
末期ガンの人の痛みがとれるくらいの
鎮痛作用が烏梅にはあるんですよ。」
だそうなほんまかいな
さっそく煎じて飲んでみたい
健康やけど
一発で作ったろうと、
水700ccぐらいに烏梅1粒
グツグツ煎じながら菜箸でつんつん
いらん事しながら
コーヒーフィルターで漉して、
濃い薬膳湯500ccの出来上がり
お味は、、
ちょっと梅のいい匂いの…
少し酸っぱい…
キャンプの炭って感じ
嫌いではないです。
薬と思えば美味しい方かも。
てか、飲んだことない味
せっかくやから続けてみようかな
帰り、月ヶ瀬温泉に寄りましたが
駐車場がずっと満車で
何周かぐるぐるしてたらやっと
タイミングよく1台あきました。
平日でこれだと、土日はこの温泉に
入れないのではという人気ぶりでした。
梅林公園の満開の素敵な梅の写真が
1枚もなく…
何しとんねん…アホな私で御座います。
咲きほこる写真1枚だけ
月ヶ瀬の梅は、毎年3月アタマ頃が
見頃のようです。
梅が終わったあと、今度は桜が
入れ替わりで咲くのも楽しみですね
久しぶりの更新になりました。
いつもたまごちゃんの神様ブログを
読んでくれて本当にありがとう
仏縁で繋がってくださっている
心清らかで優しいお友達のあなたが、
元気に過ごせるように祈っているよ
真福寺
〒630-2302
奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2248
(旧:月ヶ瀬村)
0743-92-0434