果たして真珠湾攻撃は、陸軍が海軍に要請した作戦だったのだろうか? | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

この話題に関し、いろいろ調べていたため、

ブログ記事更新が滞っていました。

きっかけは、真珠湾攻撃に関する、こんなホームページ記事を見つけたことです。

参考 「日米戦争最大の謎・真珠湾攻撃 山本長官はなぜ真珠湾を攻撃したのか? 札幌学派が歴史を解明」


現在の視点から歴史を見るに、


大東亜戦争戦争遂行に当たって、

日本が、それを唐突に真珠湾攻撃で始めてしまったのは、

海軍を統括していた山本五十六が愚将だったから?

では、なかろうか?


って感想は、普通に考えれば、誰でも持つものではないかと、僕は思います。

参考「いきなり真珠湾攻撃って、どうなのよ?」

 


ところが、

戦争開戦当時、その攻撃を、陸軍も熱烈に支持していた!

とする証拠がある。

って、記事です。


でも、

ここで提示されてる証拠が、このタイミングで出された、この文書記録しかない!

ってことであるのであれば、

僕は、むしろ、

それは、やっぱり、海軍(山本五十六)の暴走であって、

陸軍には知らされていなかった証拠ではないのかな?

と、思えてしまうのですが、

みなさんの感想は、どうでしょうか?


現在分かっている知識からすれば、

 1.日本の暗号は全部米国に解読されていて、真珠湾攻撃が敢行されることを、アメリカは事前に知っていた。

 2.にも、かかわらず、米国世論を総力戦に向け結束させるべく、当時の米国政府(ルーズベルト大統領)は、その一発目の攻撃をあえて受けた。

 3.知っていて受けた攻撃ですから、致命傷にならないよう、真珠湾に残してあったのは、旧式の軍艦ばかりで、最新式の空母は、丸々温存された。

 4.そのため、ミッドウェーで行われた、本格的な空母対空母の海戦で壊滅的な敗北を喫したことが、日本の致命傷となった。

 5.結果、先の戦争は、日本の大敗北に終わった。

は、ほとんど明確な史実ではないでしょうか?

参考「「永遠の0」から学んだこと」


それに対し、

「海軍も、その攻撃を支持した。」

と証言する、文書記録がある。

って、ことです。


でも、これ、

真珠湾攻撃 日本時間1941年(昭和16年)12月8日未明

この証言 第78回帝国議会(臨時)・貴族院議事録(昭和16,12,16~昭和16,12,17)

です。

わずか、一週間後です。


このタイミング、この状況で、

果たして、この人たちは本当のことを言えたのでしょうか?


当時の日本は、

鬼畜米英の不当な圧迫に対する、燃え盛る怒りの世論(圧倒的な開戦支持)のなか、

真珠湾攻撃を成功させた山本五十六大将に、

賞賛と絶賛が渦巻き、ほとんどヒーロー扱いだったわけです。

参考「「昭和16年夏の敗戦」を読みました」


そうゆう時に、陸軍のこのレベルの人が、

本当のこと、例えば、

「私は、海軍がこんな突拍子もない攻撃をするとは、想像もしていませんでした。

これでは、アメリカ世論を総力戦に向け、結束させてしまいます。

大変なことになりました!」

とか、果たして言えたでしょうか?


それに対する当然の質問、

「日本の命運のかかったこの戦争の遂行に当たって、

陸軍と海軍の連携が、出来ていなかった。

お前は、そう言うのか?」

とか聞かれたら、何と答えるのでしょうか?


かつ、それを言ったところで、

真珠湾攻撃が無かったことになるわけでは、ありません。

かくなる上は、必死の覚悟で総力戦をやるしかない。

そう思えば、こう答えるのでは、無いでしょうか?


それに、僕はこの議事録の原文にあたったわけではありませんので、

どうゆう文脈で行われたのかは、分かっていませんが、

このような答弁を引き出す質問が、

作戦遂行前ではなく、遂行後のこのタイミングで、国会でなされていることも、

何だか訝しいです。。。


文書が残っているから、それが事実である証拠である。


これ、井沢元彦氏が指摘するところの、

典型的な、「滑稽とも言うべき史料至上主義」だと、

僕には思えます。


井沢元彦氏は、歴史の専門家ではないですが、

自身の研究から、そのライフワークとも言える著作「逆説の日本史シリーズ」で、

文書記録はないですが、

歴史的経緯を、人間心理の常識に従って考察すれば、

歴史の真実は、こうだったと推測するのが、妥当ではないですか?

を長年述べて来ている作家です。


そして、僕は、通り一遍の教科書的な説明より、

氏の説明の方に圧倒的説得力を感じており、

恐らく、そちらの方が、歴史の真実に近いのだろう。

と、判断しています。

参考「逆説の日本史23を読みました 」


「滑稽とも言うべき史料至上主義」

がどう言うものであるかを理解するために、

氏の著作、

 





第2章 天智天皇編-暗殺説を裏付ける朝鮮半島への軍事介入

の「日本書紀」に対する考察、

天智天皇から天武天皇にいたる壬申の乱に関する記事

を、ぜひ読んで下さい。


圧倒的説得力があるのは、氏の説明です。


学会の定説

「日本書紀に書かれていることが真実」

ではなく、

氏の見解の方が歴史の真実に近いのだろう。

そう感じると思います。


つまり、僕は、本件に関しても、

歴史的経緯から見て、氏の考察同様、文書記録の方が怪しい。

そう感じているのですが、皆さんはどう思いますか?

 

 



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