先に、ベビーメタルの「かくれんぼ」に関する楽曲、
"Catch me if you can"
を紹介する記事をアップしました。
参考「日本語ロック確立のための日本人の格闘の歴史」
その歌詞、
ここ
に掲載されているので、良く読んでみてください。
鬼というのは、江戸時代中期以降、
海を渡ってきて、たびたび接触の機会を持つようになった白人に対して
日本人が持った印象から創作されたものです。
「目鼻立ちのはっきりした白い顔の人が、
感情の揺れによって、赤くなったり、青くなったりする。
その住むところは、海の向こうの鬼ヶ島。」
これが、従来の日本人の持つ、白人のイメージなのです。
つまり、この歌の中の鬼は、
白人の男性のことを指していると思います。
だからこの歌は、
日本人の可愛い女の子が、白人に対して、
「あなた達には、絶対につかまりませんよ。」
と言っているのです。
それが決定的に分かるのが、次の一節です。
「赤い靴(ハイ!) 履いちゃダメ(ノン!)
デンジャラスだもん」
これ、
赤い靴はいた女の子は、捕まって連れて行かれちゃうから
ですよね？
でも、ちょっと待って下さい。
この歌、
連れて行くのは、鬼さんではなくて、異人さんですよね？
つまり、この歌は、
鬼の形相で追いかけて来る彼ら白人を、
日本の若くて可愛い女の子が、
ひらひらと苦もなくかわし、
笑いながら、下記のように声かけしているイメージなのです。
「赤鬼さん(ヴォイ!) 青鬼さん(ヴォイ!)
ステップ!ステップ!(ワンツー!ワンツー!)」
「転んでも(ハイ!) 泣いちゃダメ(ノン!)
強い子さんだもん」
ね？
それが分かった上で、先の動画を見ると、面白いでしょ？
「赤鬼さん(ヴォイ!) 青鬼さん(ヴォイ!)
ステップ!ステップ!(ワンツー!ワンツー!)」
ね？ちゃんとこうなっているでしょ？
これ、英語に直訳したって、
このニュアンス、絶対伝わりませんよね(^_^);
一見当たり障りのないことを言っているようで、
よくよく読み込んでみると、深い意味が隠されている。
そういう意味で、これと似たような楽曲です。
参考「桜（独唱）の歌詞解釈 」
歌っている、当の女の子たちが,どこまで認識しているかは分かりませんが、
作り手は、絶対、
分かる日本人が見れば、そう分かるように、意図して作っていると思います。
彼らの創り上げたヘビーメタルという土俵の上で、
若くて可愛い日本の女の子たちが、楽しく歌い踊りながら、
屈強な白人男性をはぐらかして、楽しんでいる。
まさに、
”ベビーメタル”というプロジェクトの、コンセプト、
を端的に表した、楽曲です。
まだまだいくよー!
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