日本語ロックの歴史と、
その進歩について行くことが出来ずに、たたずむ初老の僕、
に関する記事を数回書きました。
参考「ゴールデンウィークにRCサクセションを聴き直してみました」
参考「jpopの完成者」
参考「演歌って、こんな感じでしょうか？」
ちょっと、年代をまとめてみますね。
1963年 The Beatles「Please Please me」 発売
1972年 RCサクセション 「僕の好きな先生」 発売
1973年 井上陽水 「心もよう、帰れない2人」 発売
1980年 RCサクセション 「雨あがりの夜空に」 発売
1993年 TRF 「EZ DO DANCE」 発売
1994年 Mr. Cildren 「Tomorrow never knows」 発売
1999年 宇多田ヒカル 「Automatic」 発売
前回までの話を、簡単にまとめると、
日本語をロックに載せ始めたのが、忌野清志郎さんで、1980年、
ここまでで、The Beatlesから、17年、
逆に、ロックに合わせて日本語を変え始めちゃったのが、Mr. Cildrenとして、1994 年
ここまでで、清志郎さんから14年、
合計31年かかっています。
まあ、正確ではありませんが、ざっくり30年くらいかかっているわけです。
でも、ここまで来れば、
日本人は、ロックを自家薬籠中に入れてしまったと言って良いと思います。
現在では、ロックのバリエーションの多様さと言う意味では、
本場欧米を完全に凌駕していると思います。
面白いインタビュー記事を見つけました。
マーティ・フリードマンさん
この人、アメリカ人で、世界的なヘビーメタルバンド、Megadethの元スーパーギタリスト、
そのサウンドは、こんな、
J-POPが大好きで、日本語を勉強して、活動の拠点を日本に移しちゃった人です。
参考「BABYMETAL世界を席巻—マーティ・フリードマンが語るその魅力」
こんなMV出してます。
ここであがっているベビーメタルってこんなんです。
それゃ、欧米人から見たら反則でしょう。
でもさ、
ピーナッツ、
キャンディーズ、
ピンクレディ、
perfume、
とくれば、
とうとう来たか！
が、日本人の率直な感想ですよね？
それと、少年ナイフ、
その曲はこんな、
あえて、カタカナ英語で歌っています。
こんな芸当、ネイティブに出来るわけないですよ。
若者にとっては、現在のJ-POPの状況ってのは、生まれた時からあるわけで、
それがあるのが、当たり前、だとは思うけど、
それなりの歴史的経緯があって、今があるわけです。
特に、当時の人々は、
「それをやったら、日本語の良さ（日本の良さ）が、なくなってしまうのではないか？」
そう言う悩みを感じながらも、
段階的に、より良き方向に改善してきたわけです。
だからこそ、現在の日本があるわけです。
世界って、
ずーっと昔からそうだったわけではなく、
先人の努力があったからこそ、今があります。
爺さんとしては、
ときどきは先人の努力に想いを馳せる必要があるんではないかと思います。。
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