2025年7月のある休日、友人たちと板橋区役所前で待ち合わせ。
今日は友人たちと持ち寄りワイン会。
メンバーが揃い向かったのは、仲宿商店街。
商店街から脇道に入ると、昭和にワープしたようなレトロな建物。
今日のワイン会の場所に到着。
看板に描かれているのは、餃子。
ここは『MIKIYA GYOZA STAND』。
ここでワイン会を開催するのは三回目。
第一回目、”日本ワインの会”の記事はこちら。
第二回目、”イタリアワインの会”の記事はこちら。
各自が持参したワインを並べる。
第三回は、”シンデレラ・ワイン会”。
シンデレラワインと言っても、急に脚光を浴びて有名になったワインのことではない。
正しくは、”死んでれらワイン会”で、各自のワインセラーに眠っている、今更怖くて抜栓できないバックヴィンテージのワインを飲もうという無謀な企画。
早速5人で乾杯。
メンバーは、しづちゃん、mayuさん、ノムリエさん、Mr. Vinさん、そして私。
右端に見えるグラスは、店主の三木教一さん。
最初のワインは安全なワインで、私が持ち込んだもの。
ドメーヌ・ド・トリエンヌが造る、I.G.P.メディテラネ、トリエンヌ、ロゼ、2023年。
トリエンヌは、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏とドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌ氏のコラボワイナリー。
まさに夢のコラボワイン。
フランボワーズやレッドチェリーなどの赤系果実の香りに、シトラスのヒントが混じる。
フレッシュな果実味、柔らかな酸とミネラル、プロヴァンスの豊かな実りを感じさせる素晴らしいロゼ。
ぶどうはサンソーを中心に、グルナッシュ、シラー、メルローが加えられている。
ぶどう栽培はビオロジックで、バックラベルにはEUのオーガニック認証のユーロリーフが付いている。
テーブルには何時ものセッティング。
香の物が良い箸休めになっている。
餃子の薬味が出される。
酢、ラー油、ニンニク醤油、ニンニク酢、醤油。
花椒、胡椒、塩。
最初の餃子が届く。
肉餃子と野菜餃子を水餃子で。
今日は三木さんにお任せの餃子フルコースをお願いしている。
Mr. Vinさんがパクチーが苦手なので、彼が抜いてもらったパクチーを私の皿に盛り込んでもらった。
たっぷりのパクチーが嬉しい。
パクチーは香りが強いが、このロゼはパクチーにも負けず美味しく寄り添ってくれる。
二本目はMr. Vinさんから不思議なボトルが。
ジョージア(旧グルジア)のサペラヴィ、陶器ボトル、2021年。
ご自分で買われた記憶はないので、きっと誰かにいただいたワインだと思うとのこと。
ジョージアのワインは何本も飲んだことがあるが、土着品種のサペラヴィを飲むのは初めてだと思う。
黒果実の香り、柔らかなタンニンを持つ、バランスの良いミディアムボディ。
「このボトルは花瓶に使えるね」などと話しが盛り上がる。
三本目はいよいよ”死んでれらワイン”。
持ち込まれたノムリエさんが苦労して抜栓。
澱を濾す道具まで持って来られている。
コルクはばらばらになってしまったが、ノムリエさんの努力と技によりコルク片をボトル内に落とすことなく抜栓。
ボルド、グラーブ地区、ペサック・レオニャンのシャトー・マラルティック・ラグラヴィエール、1967年。
何と、58年前のワインだ。
このシャトーは1953年に行われたグラーヴの格付けで選ばれた、僅か六つのシャトーの中の一つ。
現オーナーがこのシャトーを購入したのは1996年。
このワインはその前のオーナーの時代に生産されたもの。
色合いは煉瓦色になりタンニンは既に弱くなっているが、古酒特有の旨味をしっかり持ち、状態は健全。
久し振りに味わう、半世紀を生き抜いた古酒に感激。
続いては焼き餃子。
大葉、肉、野菜。
四本目は『MIKIYA』オーナーの三木さんから。
ボジョレーのトランが造る、ボジョレー、2000年。
トニーワン(お店?)さんの十五周年記念ワインのようだが、出所不明でセラーに20年余り眠っていたとのこと。
クリュ・デュ・ボジョレーでもなく、普通のボジョレーで四半世紀は無理なのではと思ったが、保存状態が良かったようで、"シンデレラ"にはなっていない。
友人達と過ごす、”シンデレラ・ワイン会”の楽しい午後は続きます。



























