イタリアワインの会 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、板橋仲宿の『MIKIYA GYOZA STAND』で開催された”イタリアワインの会”の楽しい午後の続き。

メンバーは、しづちゃん、mayuさん、ノムリエさん、Mr. Vinさん、そして私。

今日はMr. Vinさんに提供していただいた秘蔵のイタリアワインを、三木さんの創作餃子と共に味わう会。

 

ポルチーニ汁しゅうまいが届く。

 

ポルチーニの香りが素晴らしい、贅沢な一品。

 

三本目は、赤ワイン。

 

ピエモンテ州のサン・フェレオーロが造る、サン・フェレオーロ、ドリアーニ、スペリオーレ、2016年。

 

樹齢は50~70年の古木のドルチェットから造られている。

熟成はピエモンテの伝統的大樽で約二年間。

 

ぶどうはドルチェット100%。

ピエモンテの赤と言えばネッビオーロで、ドルチェットはその次だと思っていた。

しかしこのワインを飲むと、ドルチェットはこんなに素晴らしいのかと認識を新たにする。

 

続いて、再び焼き餃子。

鹿肉のラグー餃子、チーズ餃子、青唐辛子餃子。

鹿肉のラグー餃子は、福岡県豊前市の鹿肉を赤ワインで煮込み、餃子の餡にしている。

 

四本目は、アンティノリが造るスーパータスカン、テニャネロ、2007年。

ティニャネロを飲めることに興奮してしまい、写真撮影を失念。

しづちゃんにお願いして送ってもらった。

 

昔は飲んでいたが、今は価格が高くなり手が届かない。

久し振りに飲むティニャネロが限りなく美味い。

セパージュは、サンジョヴェーゼ79%、カベルネ・ソーヴィニヨン13%、カベルネ・フラン8%。

 

五本目はロゼワイン。

熟成が進み、ロゼと言うより琥珀色。

 

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の、ラディコン、ピニョーリ、2013年。

 

ぶどうはピニョーロ100%、樽熟成は5年間、アルコール度数は14.5%と高い。

 

ピニョーロを飲むのは初めて。

このワインも12年近い熟成を経て、最後の一杯には少量の澱。

 

ここでMr. Vinさんから嬉しい差し入れ。

トスカーナ州、シエナの銘菓パンフォルテ。

ナッツに果物の砂糖漬け、スパイスを効かせて焼き上げたお菓子で、その中でもマルゲリータはアーモンドとオレンジピールをメインとした伝統的なフレーバー。

これがワインに合って美味い。

 

六本目はデザートワイン。

右奥に見えているのは、三木さんが貸してくれたワインを濾す道具。

 

ファネッティ、サント、ヴィーノ・ビアンコ、1998年。

トスカーナを代表するデザートワイン。

 

古い樽をそのまま使い、常温(つまり夏は暑く冬は寒い)で10年以上の時間をかけて造られる特別なワイン。

ぶどうは、トレッビアーノ・トスカーノ、マルヴァージア・ビアンカ。

樹齢は30年前後。

 

ワインは全て、『MIKIYA』オーナーの三木さんにも味わってもらっている。

 

濾していても細かい澱が。

でも良いワインは澱まで美味い。

 

食後の餃子は、あんことチーズ。

デザート餃子は驚きの美味しさ。

 

ワインに詳しい皆さんと過ごす時間は最高に楽しい。

素晴らしいワインを提供していただいたMr. Vinさんに感謝。

 

ほろ酔い加減で板橋仲宿商店街を散策。

午後になり人出が増えている。

 

大きな八百屋さんが二軒り、どちらも品揃えが豊富でしかも安い。

皆さん、野菜を購入。

 

歴史を感じさせるお米屋さんもある。

 

ここまでは仲宿。

 

この先は板橋宿。

 

そして両者を結ぶ道は、旧中山道。

 

立ち寄ったのは、酒屋さん。

ここで羽根屋の酒粕を購入。

日本酒の品揃えも素晴らしく、蓬莱泉の入手困難な酒も良心的な価格で置かれている。

 

私の購入品。

 

ピーマンと茄子はよく見ると高知県産だった。

高知には毎年訪問し、今年ももうすぐ行くので何だか嬉しい。

友人達と板橋仲宿で過ごす、楽しい午後でした。