昨年10月のこと、ちぃさんと「国立西洋美術館」で開催された「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞したあとは、予約しているディナーの店に向かう。
日が暮れるのが早くなり、外は既に夕闇に包まれている。
東京スカイツリーにも明かりが灯り始めている。
上野公園出口も目で見ると薄暗いのだが、スマホで撮影すると明るく写ってしまう。
アメ横側には渡らず、真っ直ぐ歩を進める。
向かったのは、広小路横丁。
今夜はなぜか明かりが点いていない。
右側には工事の覆い、この辺りにも再開発の波が押し寄せているようだ。
今夜のお店はお気に入りのイタリアン、『アルヴィーノ』。
”あるじゃないアルヴィーノ”は以前は立て看板だったが、今は真新しい垂れ幕に代わっている。
モネの鑑賞で喉が渇いていたので、まずはスパークリングワイン。
テッレ・チェヴィコがエミリア・ロマーニャ州で造る、ラルス、スプマンテ、ブリュット。
ぶどうは、トレッビアーノ100%。
撮影後、更に継ぎ足してくれる。
グラスはなみなみで動かせない。
そこで一口啜ってから、二人で乾杯。
ストゥッツィキーノは、イタリアの揚げパン、コッコリ。
クリームチーズを付けて食べる。
メニューブックもあるが、今日のオススメを黒板でチェック。
今日のグラスワイン。
一杯が180mlあるので、四杯飲むとボトルを一本飲んだことになる。
飴色玉ねぎのポテサラ。
玉ねぎの旨味が濃厚で好きな料理。
二人の皿に取り分け。
揚げパンにたっぷりのクリームチーズを付けて食べるとスプマンテが進む。
白ワインを二種類選ぶ。
オーストラリア、南オーストラリア州、ライムストーン・コーストのバートン・ヴィンヤーズが造る、メタル、ソーヴィニヨン・ブラン、2023年。
サクラ・アワード2024の金賞を始め、数多くの受賞歴を持つコスパ抜群のワイン。
ぶどうはソーヴィニヨン・ブラン100%で、熟成はステンレスタンクで3ヶ月。
山梨県甲州市勝沼町のシャトー勝沼が造る、イマムラ、甲州。
シャトー勝沼は日本のモンラッシェと呼ばれる銘醸地、鳥居平(とりいびら)に本拠地を構える老舗ワイナリーで、現当主は三代目。
これはシャトー勝沼のデイリーワイン。
サクラ・アワード2023の金賞、2024の銀賞を受賞している。
両方のワインをテイスティングし、ちぃさんに好きなワインを選んでもらう。
ちぃさんが選んだのは、イマムラ。
私も好きなワインなので、ちぃさんが気に入ってくれて嬉しい。
ちょっと以前のことだが、シャトー勝沼の四代目、今村英香さんに、「鳥居平今村ワイン・メーカーズ・ディナー」でお会いしたことがある。
その時の記事はこちら。
ちぃさんと過ごす、上野広小路の楽しい夜は続きます。