昨年10月のこと、「国立西洋美術館」で開催された「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞したあと、上野広小路のお気に入りのイタリアン、『アルヴィーノ』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
続く料理は、和牛ロースの炙りカルパッチョ。
この和牛は口の中でとろける美味しさ。
アスパラガスのゆであげ、トリュフ香る温玉。
温玉をパカ~ンと割り、アスパラガスに絡める。
トリュフ、チーズ、温玉が一体となり、アスパラの旨味を引き立てる。
スパークリング、白を飲んだあとは、赤ワイン。
シチリアのカンティーナ・ラヴォラータが造る、ネロ・ダーヴォラ、2023年。
シチリアの地ぶどう、ネロ・ダーヴォラは濃厚な味わいのワインを生み出す。
このワインも果実味豊かでアルコール度数も13%としっかりしている。
プーリア州の老舗ワイナリー、コンティ・ゼッカが造る、トレ・グラッポリ、2021年。
トレ・グラッポリはぶどうの三つの房の意味。
三種類のぶどうで造られており、セパージュは、ネグロ・アマーロ45%、プリミティーヴォ45%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。
プーリアの地ぶどうを主体に、国際品種が少量ブレンドされている。
プーリアのワインらしく、濃厚なフル・ボディ。
赤ワインでも、ちぃさんと乾杯。
試飲の結果、ちぃさんはシチリアのネロ・ダーヴォラを選択。
トレ・グラッポリは濃厚過ぎたようだ。
メニューを検討する前にまず頼んでおいたのは、にんにく増し増し男前ペペロンチーノ。
限定3食なので、早めに注文しておかなければならない。
かなり前からにんにくの素晴らしい香りが厨房から漂っていた。
たっぷりのにんにくは時間をかけてコンフィされている。
まさに増し増しのにんにく。
明日の朝の自分の息は気になるが、このホクホクの美味しさは堪らない。
二人に取り分けてもこの量がある。
麺もモチモチで美味い。
今夜のセコンドピアットは、鴨胸肉のコンフィ。
添えられている野菜は、ズッキーニと茄子。
私が肉を骨から外し二人に取り分けたが、その写真が無い。
肉用に出されたナイフは、フランスのラギオール。
赤ワインを飲み干すと、再びスパークリングワインを飲むことに。
これでワインは四杯目。
ここのグラスワインは一杯180mlあるので、四杯飲むとボトル一本を飲んだことになる。
今回もなみなみワイン。
テッレ・チェヴィコがエミリア・ロマーニャ州で造る、ラルス、スプマンテ、ブリュット。
ぶどうは、トレッビアーノ100%。
私たちは一番乗りしたが、あっという間にカウンター席は予約客で満席となった。
二階はテーブル席で、二階にも予約客がどんどん上がっていくが、ここで食事をするなら店長とワイン談義をしながら食事ができる一階のカウンター席が良い。
眼を上に向けると、ゴーストが。
ハロウィンの飾りつけのようだ。
今日の料理もワインも美味しく満足。
店長に見送られ、店を後にする。
来るときは上野の「国立西洋美術館」から来たが、帰りは仲御徒町に出ることにする。
ちぃさんと過ごす、「モネ 睡蓮のとき」鑑賞と、お気に入りのイタリアンでのディナーを楽しんだ夜でした。