今年も恒例の高知旅行、桂月の土佐酒造訪問、土佐郡土佐町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年7月の高知旅行の続き。

メンバーは、高知のかずみさん、そしてしづちゃん、私。

土佐郡土佐町の土佐酒造を訪問している。

蔵を案内してくれているのは、杜氏の佐竹さん。

 

蔵見学のあとは、お楽しみの試飲の時間。

数種類の酒を試飲させてくれるそうだ。

 

最初の酒は、桂月 超辛口 特別純米酒 60。

使用米は、麹米が吟の夢、掛米が銘柄非開示の国産米、精米歩合は60%。

日本酒度+11の辛口。

 

2種類目の酒は、桂月 超辛口 特別純米酒 60 生。

同じ造りの酒を、火入れと生で飲み較べ。

それぞれの特徴を感じることができる楽しい試飲だ。

 

3種類目の酒は、桂月 相川誉 山廃純米酒 58。

使用米は土佐町相川地区の棚田で契約栽培された吟の夢、精米歩合は58%。

土佐酒造は輸出に力を入れており、海外での権威ある日本酒コンペティション、IWC(The International Wine Challenge)のSAKE部門、フランスのKura Masterで多くの受賞歴を保有。

この酒も、2022年Kura Master金賞を受賞している。

 

4種類目の酒は、桂月 吟の夢 純米吟醸酒 55。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は55%。

 

5種類目の酒は、桂月 吟の夢 純米大吟醸 50。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は50%。

同じ米を使った純米吟醸と純米大吟醸の飲み較べ。

 

6種類目の酒は、桂月 吟の夢 純米大吟醸 45。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は45%。

更に磨きをかけた45%精米の純米大吟醸。

澄み切った美味さ。

 

7種類目の酒は、桂月 Sake Nature(サケ・ナチュール)。

使用米は嶺北地方の棚田で有機栽培した吟の夢または山田錦、精米歩合は45%、生酛造りの純米大吟醸。

 

この酒は『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の16周年記念パーティーで出された。

その時の記事は、こちら。

 

 

8種類目の酒は、桂月 吟の夢 純米大吟醸 40。

使用米は嶺北地方の棚田で契約栽培された吟の夢、精米歩合は40%。

米の恵みを感じる、つくづく美味い酒だ。

 

数種類と聞いていたが8種類も試飲することができ、佐竹杜氏に感謝。

 

試飲が終わったと思ったら、佐竹さんが「これも飲んでみませんか」と新しいボトルを抜栓してくれる。

9種類目の酒は、スパークリング 匠 John。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は50%の純米大吟醸スパークリング。

輸出を狙った酒で、ボトルはハーフとマグナムまで揃えている。

面白いのはボトルの容量で、日本酒は1800ml・720ml・300mlだが、このスパークリングはワインと同量で、1500ml・750ml・375ml。

 

10種類目の酒は、スパークリング 好 Hao。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は45%の純米大吟醸スパークリング。

 

これは欧州、特にフランスで好評のようだ。

 

更に新しい酒が出された。

11種類目の酒は、桂月 CEL24 純米大吟醸 50。

使用米は吟の夢または山田錦、精米歩合は50%。

高知県工業技術センターが開発した、カプロン酸エチル系のフルーティーな酒を生み出す酵母、CEL24で醸された純米大吟醸。

日本酒度は-4と、同じくCEL24で醸された亀泉や豊能梅に較べると甘さは控えめ。

 

この酒は、6月に訪問した『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で飲んでいる。

その時の記事はこちら。

 

 

12種類目の酒は、桂月 にごり 純米大吟醸 50。

使用米は吟の夢または山田錦、精米歩合は50%。

 

この酒は冷えたワイングラスでいただく。

フルーティーな米の旨みが堪らない、実に贅沢なにごり酒だ。

 

説明を受けながら飲み、感想を話し合うのが楽しい。

 

〆は13種類目の、桂月 吟の夢 特別本醸造 60。

使用米は嶺北地方産の吟の夢、精米歩合は60%

淡麗辛口の飲み飽きしない酒で試飲を締めくくる。

 

試飲した13種類のボトルと共に、佐竹杜氏を記念撮影。

 

更に、私と二人でも撮影に応じてもらう。

佐竹杜氏に感謝の、桂月の土佐酒造訪問でした。

(佐竹さんは、現在は土佐酒造を退職されています。)

友人たちと過ごす、楽しい高知の旅は続きます。