6月のこと、彼女と六本木の「国立新美術館」のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で過ごす楽しい夜の続き。
イヴ・ジャック、ラ・キュヴェ・セレクション、ブラン・ド・ブラン。
好きな銘柄のシャンパーニュでディナーの始まり。
今夜はシェフの特別コースをお願いしている。
高知県の食材を使ったコースなのだそうだ。
フランス産鴨フォアグラのポワレ、四万十産香り米のリゾットとグリーンアスパラガス、ソース・ポルト。
『ポール・ボキューズ』の料理にはフォアグラは欠かせない。
日本に輸入されるフォアグラのほとんどはハンガリー産だが、『ポール・ボキューズ』は何時も高価なフランス産。
フォアグラのポワレの下には、四万十産の香り米のリゾット。
丸く整形して焼かれている。
ソースは、ソース・ポルトとグリーンアスパラガスのソースの二種。
これが四万十産の香り米なのだそうだ。
松尾支配人がわざわざ持ってきてくれた。
”香り米(ヒエリ)は、四万十町で古来より大切に守り育てられてきた風味豊かな素晴らしい香りのお米”なのだそうだ。
一種類目の白ワインは、大好きな造り手のソーヴィニヨン・ブラン。
アルフォンス・メロ、サンセール、ラ・ムシエール、2013年。
ソーヴィニヨン・ブランを熟成させるとここまで美味しくなるのかと嬉しくなる。
アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門。
フランスのワイン評価誌で、ドメーヌ・ド・ロマネ・コンティやシャトー・ディケムと並んで最高評価を獲得している。
アルフォンス・メロのワインは大好きで、私のセラーには何時も何本か入っている。
ラ・ムシエールはメロ家の家宝と言える、サンセールの丘の最上部にある南東向きの畑。
この畑からは区画ごとに素晴らしいサンセール・ブランが造られている。
二種類目の白ワインは素晴らしい造り手のシャルドネ。
ドメーヌ・アレクサンドル・パリゴ、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ、クロ・ド・ラ・ペリエール、2019年。
人気の造り手、アレクサンドル・パリゴが、クロ・ド・ラ・ペリエールの単一畑のシャルドネを用いて造るワイン。
クロ・ド・ラ・ペリエールは、パリゴーとムルソーのセバスチャン・マニャンとの共同所有の希少な単一畑だ。
ソーヴィニヨン・ブラン(右)とシャルドネ(左)の飲み較べが楽しい。
ポワソンは、高知県産生姜真鯛のロースト、谷農園の茗荷のベーニェ、ハマヤさんの土佐酢で漬けた茗荷のベアルネーズソース。
生姜真鯛は高知県産の生姜を飼料に加えることにより、魚の臭みを消した高知県特産の真鯛。
高知市の谷農園の茗荷は刺身で食べると美味いと言われる、ブランド茗荷。
それをベーニェ=衣揚げにしている。
真鯛の上には九条ネギ。
真鯛も茗荷もベアルネーズソースを付けて食べると美味い。
ここで、松尾支配人から土佐酒のプレゼントが届く。
土佐郡土佐町の土佐酒造が醸す、桂月 純米大吟醸 CEL-24。
CEL-24は甘みの強い酒を醸す高知県の吟醸酵母。
亀泉や豊能梅のCEL-24は日本酒度が-10~-15と甘口だが、この酒は-4と控えめ。
使用米は吟の夢または山田錦、精米歩合は50%。
フルーティーな甘い香りを持つが、酸があるので食事にも合わせやすい美味い酒だ。
彼女と過ごす、六本木の「国立新美術館」での楽しい夜は続きます。

















