6月のある休日のこと、ちぃさんと丸の内で過ごす楽しい午後の続き。
『バルバッコア・クラシコ』でガッツリ肉とワインを楽しんだあとは、「新丸ビル」の中を少し散策。
ここは大好きなフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』。
ここには三ヶ月に一度は訪問したいと思っている。
好きだったフレンチ、『メゾン・バルサック』のあとにできた『ブルディガラ』にも来なければだ。
(今日現在で3回訪問済です。)
少し歩いていると、いっぱいだったお腹にも余裕が出来てきた。
「新丸ビル」を出ると、もう一ヶ所寄って帰ることにする。
向かったのは、門前仲町。
成田山東京別院深川不動堂に通じる、人情深川ご利益通りに入る。
目的の場所は、『折原商店』。
ここは多くの銘酒をバイザグラスで楽しむことができるお店。
酒の肴も結構揃っている。
店内には日本酒が詰まった冷蔵庫がずらりと並ぶ。
ちぃさんが選んだ酒は、愛知県岡崎市の丸石醸造が醸す、二兎 純米吟醸。
私が選んだ酒は、高知県香美市のアリサワが醸す、文佳人 純米吟醸。
アリサワには、かずみさんに案内していただき、一度訪問したことがある。
実はここに来たのは、かずみさんから「アリサワの女将がここで販売会を開催していた」と聞いたので、文佳人を飲むため。
かずみさんがここを訪問した時の記事は、こちら。
二兎の使用米は備前雄町、精米歩合は55%。
文佳人の使用米は吟の夢、精米歩合は50%。
ちぃさんと乾杯。
アリサワの酒は美味い。
焼失した、茨城県結城市の結城酒造が、応援してくれる蔵、茨城県の来福酒造と北海道の三千櫻酒造で醸した酒の飲み較べ。
少しでも蔵の再建の助けになればと思い、選んだ。
左は、結ゆい 純米吟醸 雄町 生原酒 来福酒造ヴァージョン。
右は、結ゆい 純米吟醸 雄町 生原酒 三千櫻酒造ヴァージョン。
仕様はどちらも同一で、使用米は岡山県産雄町、精米歩合は50%、使用酵母は茨城県酵母SYS。
鬼太郎とネズミ男のボトルを見付けた。
これを造るのは、鳥取県境港市の千代むすび酒造。
まさに水木しげる氏の故郷の酒だ。
このシリーズには目玉おやじのボトルもあるようだ。
サクッと飲むと、成田山東京別院深川不動堂にお参り。
実は、ここは旧本殿。
現在の本殿は、この右側の建物。
壁には、不動明王のご真言がぎっしり梵語で書かれている。
”のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん”と書かれていて、 サンスクリット語で”激しい怒りの姿をされ、暴虐なるほどのお力を持っておられる守護尊、不動明王よ、私の迷いや障害を打ち砕いてください。そして私の願いを成就せしたまえ”の意味とのこと。
人情深川ご利益通りには、他にも魅力的なお店がある。
ここの甘酒は獺祭の酒粕で作っていると書かれている。
ここはカフェなのだろうか。
皆さん寛いでいらっしゃる。
『折原商店』の前を通って帰途に就く。
私たちが居たときよりも更に客の数が増えている。
ちぃさんと過ごす、丸の内と門前仲町での楽しい午後でした。