新年のディナーは素敵なフレンチで、Hills House Dining 33、麻布台ヒルズ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

またまた時系列を飛び越えて、新年記事をアップ。

1月初めのこと、外食始めに外出。

 

まず向かったのは、「池袋東武」。

 

目的の場所は、毎年新年に出店される高知の高木酒造のブース。

今回は高木酒造の五代目が来られているとのこと。

 

高木酒造を初めて訪問したのは、2019年のこと。

その時の杜氏は五代目だったが、今は六代目が杜氏を務められている。

色々な酒を試飲し、今年の酒の出来栄えなどに関し話が弾む。

五代目が最後に仕込んだ大吟醸の5年熟成酒も飲ませてもらい、そのまろやかな美味しさに驚く。

 

高木酒造訪問記はこちら。

 

 

今回買いたかったのは、深海酵母と高知県の新しい酒造好適米、土佐麗で仕込んだ土佐金蔵 特別純米 生。

この組み合わせで初めて醸された酒なので試飲すると、素晴らしい吟醸香と米の旨み。

フランスで開催されるKura Master 2023で最高位のプラチナ賞を受賞している。

この土佐金蔵と、大好きな定番酒の豊能梅 純米吟醸 おりがらみ 生を購入。

今年も高知に旅し高木酒造を訪問したいと思っているので、その相談にも乗ってもらう。

最後に、五代目を記念撮影。

 

次に向かったのは、神谷町。

ここで彼女と合流すると、「麻布台ヒルズ」に向かう。

 

彼女はここに来るのが初めてなので、カルティエのパンテールを撮影。

私も一緒にお付き合い。

 

パンテールの横には、東京タワー。

 

「これが日本で一番高いビルなの。どのくらいの高さなの」と彼女。

「森JPタワーは約330mで、300mのアベノハルカスを抜いて日本一になったけど、2028年に385mの常盤橋のトーチタワーが出来るまでの一位だね」と私。

「よく高さまで覚えているわね」と彼女。

そう、引退すると暇なのでいろんなことを覚えちゃうのです。

 

中央広場にはもうクリスマスツリーは無いけれど、小さな樹がイルミネーションで美しく輝いている。

 

中央広場から見る東京タワーも美しい。

 

開業したばかりの人気のスポットだが、新年明けたばかりの平日の夜には人がほとんど居ない。

 

森JPタワーに入ると、予約しているレストランに向かう。

 

33階の展望ラウンジから見る夜の東京タワーは一層美しい。

 

33階直行のエレベーターは二人で独占だったが、大階段にはそこそこ人が居る。

前回も思ったが、皆さんここで何をされているのだろう。

 

今夜予約しているのは、33階に一つだけあるレストラン、『Hills House Dining 33』。

フレンチの巨匠、三國清三シェフがプロデュースするフレンチだ。

 

ディナーの開始時間後すぐに入店したので、客はまだ少ない。

長いカウンターの前を歩き、奥のテーブルに案内される。

 

店内は広いが、ほとんど満席の予約なのだそうだ。

 

私たちのテーブルは、東京タワーが目の前に見える窓際。

開業後すぐに予約をしたので、良いテーブルを確保することができた。

 

普通は私が通路側に座るのだが、今夜は眺めの良い席を彼女に勧める。

 

まずは泡のボトルを抜栓。

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュット。

ドメーヌ・ルーは5世代続く家族経営の大規模ドメーヌで、サン・トーバン村に本拠地を構え、ブルゴーニュの24の村に合わせて70haもの畑を所有。

 

グレープフルーツやライチのフレッシュな香りに続き、熟した洋梨や炒ったナッツの香り。

口に含むとフレッシュな果実味に加え、リッチな熟成感。

綺麗な酸と活き活きとしたミネラル、そして後味にはブリオッシュのニュアンス。

このワインは、サン・トーバン村とシャサーニュ・モンラッシェ村の間にある標高の高い区画のシャルドネを100%用い、瓶内二次発酵方式で、法定期間の二倍の18ヶ月間熟成させてリリースされている。

彼女と「麻布台ヒルズ」で過ごす、素敵な新年の夜は続きます。