7月のこと、日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で開催された”夏の晩餐会”に彼女と共に出席した素敵な夜の続き。
今夜は、『リストランテASO』の高階総料理長と、『代官山ASO チェレステ日本橋』の菊池料理長の二人によるコラボディナー。
今夜の赤ワインは、トスカーナ州ボルゲリのテヌータ・デル・オルネライアが造る、レ・ヴォルテ・デル・オルネライア、2016年。
サッシカイアと人気を二分するスーパータスカン、オルネライアの血統を引き継ぐサードワイン。
紫がかった濃いガーネット。
カシス、プラム、ブラックベリーなどの黒系果実の豊かな香り。
フィネスに富んだ果実味、滑らかなベルベットのようなタンニン、ボディを引き締める酸、長い余韻。
セパージュは、メルロー67%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、サンジョヴェーゼ13%。
二種類目のフォカッチャは、黒オリーブ入り。
彼女はこれが大好き。
セコンド・ピアットは高階総料理長の担当。
ドライトマトとバジルのペーストをまとった骨付仔牛のロースト、シャンピニオンデュクセルと仔牛のスーゴ、ポルチーニバターで絡めた温野菜。
骨が二本付いた仔牛の背肉は厚みがある。
ペーストには、ドライトマト、バジル、パセリ、アンチョビが使われている。
そう言えば、『リストランテASO』で、高階総料理長が調理した牛のトマホークを食べたことを思い出した。
その時の記事はこちら。
仔牛肉はとても柔らかいので、このくらいの火入れが美味い。
フランスのステーキは成牛の肉を使うのでレアが主流で、アルゼンチンのステーキは仔牛の肉を使うので、しっかり火入れをする。
シャンピニオンデュクセルにポルチーニバターと、キノコの香りも素晴らしい。
仔牛肉とレ・ヴォルテとの相性も良い。
レ・ヴォルテが美味しいので、三杯目。
ドルチェは、『リストランテASO』の横田シェフパティシエの担当。
ラズベリーと薔薇のババ、宮崎県産ライチとハーブ香るグレープフルーツのソルベ。
ババのイメージが変わってしまう美しさ。
ドルチェにはイタリアンローストのコーヒー。
パスティッチーニは、徳之島産、貞山さんのフレッシュパッションフルーツ。
添えられているのは、パンフォルテとココアのサブレ。
パンフォルテはシエナの伝統菓子。
国産のパッションフルーツを食べるのは初めて。
プチプチの歯応えが良く美味い。
食後は、菊池料理長、そして高階総料理長が挨拶に来てくれた。
今は『リストランテASO』が改装中で訪問出来ないので、高階さんと記念撮影。
(『リストランテASO』は9月16日に営業再開済みです。高階さんはひらまつグループの統括料理長に昇進され、『ASO』の料理長には沖太一さんが就任されています。)
大友支配人に見送られ、満腹満足で店をあとにする。
お腹がいっぱいなので、今夜も大手町まで二人で散策。
常盤橋タワーの「トウキョウ・トーチ・テラス」に通じるアプローチの灯りが美しい。
彼女と過ごす、日本橋の夜は素敵に更けていきました。