ルーシャズ特別ワイン会、俺のフレンチ グラン・メゾン、大手町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

大手町のフレンチ、『俺のフレンチ グラン・メゾン』で開催された”ルーシャズ特別ワイン会”に、ちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。

 

シェフによるメニューの説明に続き、料理が運ばれる。

 

料理と共に出されたのが、ブラインドテイスティングの第一の出題ワイン。

10種類ほどのぶどう品種がかかれた紙に〇を付けると共に、テイスティングコメントを書く方式。

華やかな果実味で後味にはグレープフルーツの軽い苦み。

ソーヴィニヨン・ブランかと思ったが、白い花の香が感じられない。

こんな出題でシャルドネとソーヴィニヨン・ブランは当たり前すぎると考え、香りには疑問符が付きながらも、ヴィオニエに丸を付けた。

でも正解は、ニュージーランド、マールボロのフォリウム、ソーヴィニヨン・ブラン、2018年。

岡田岳樹さんが造るワイン。

岡田さんには二度お会いしているし、フォリウムは何度も飲んでいるのに外してしまい申し訳ない。

 

フォリウム・ワイン会の記事はこちら。

 

雲丹とオマールエビのコンソメカクテル、”至福のひとトキ”。

これは『俺のグラン・メゾン』の定番メニュー。

 

一番上には、北海道産生うに。

 

オマール海老のコンソメジュレの下には、トマトのムース。

濃厚なオマール海老の旨みとトマトのムースの酸味の組み合わせが素晴らしい。

 

「俺のベーカリー」のパンが届く。

このパンは見た目ほど固くなく、とても美味い。

 

白ワインは、ブルガリアのサンタ・サラ・ワイナリーが造る、シャルドネ、2015年。

 

サンタ・サラはブルガリア東部、黒海に近い位置にあるワイナリー。

1999年創業で、40haの自社畑を保有。

 

ちぃさんと乾杯。

 

テイスティング・ノートを書こうと思ったが、全く記憶に残っていない。

司会を務めるソムリエの岡田さんとお話をしたり、白のブラインドテイスティングの結果についてちぃさんと話したり、他のことに夢中のまま飲み干してしまった。

 

秋のキノコとフォアグラのロワイヤル。

 

キノコは、セップ、ジロール、モリーユが使われている。

フランスを代表する三種のキノコが使われるとは贅沢な一品。

 

フォアグラのロワイヤルが濃厚で美味い。

 

味の記憶はないが、白ワインと合わせた写真記録は残っている。

 

ブラインドテイスティングの第二題目は赤ワイン。

カシス、プラムの果実味。

酸、タンニンは控えめ。

あと味にストロベリーのコンフィチュールの甘味。

とてもバランスの良いボディで美味い。

カベルネやメルローやサンジョヴェーゼやテンプラニーリョではない。

南仏やカリフォルニアのピノ・ノワールに通じる甘みだと思い、ピノに丸を付ける。

でも正解は、シャトー・メルシャン、穂坂、マスカット・ベーリーA、2017年。

マスカット・ベーリーAは苦手なぶどうなのでほとんど飲まないし、数少ない経験ではこんなに美味しいマスカット・ベーリーAは飲んだことが無い。

白も赤も見事に外してしまった。

 

天然スズキのパピヨット、”ブイヤベース・ソース”。

 

包みを開けると、素晴らしい香りが広がる。

 

ここで特別ゲストの千代田唯さんが登場。

 

 

千代田さんはアカデミー・デュ・ヴァンの講師も務められていて、その教え子たちも今夜は参加しているようだ。

 

赤ワインの品種を見事当てられ、ほっと胸をなでおろしたところ。

テイスティングのコメントが勉強になる。

『俺のフレンチ グラン・メゾン』で開催された”ルーシャズ特別ワイン会”に、ちぃさんと共に参加した楽しい夜は続きます。